1. トップ
  2. 恋愛
  3. 夏至を迎えて太陽の旅は一年の折り返し点

夏至を迎えて太陽の旅は一年の折り返し点

  • 2024.6.1

いつ梅雨入りの報道を耳にしてもおかしくない気候になってきました。 カマキリが誕生するのも、蛍が飛び交うのもこの季節ですから気をつけて見ていると赤ちゃんが見つかるかもしれません。

エミールは昨年末にカマキリのタマゴがついた椿を貰いました。 お正月には椿の花が開き、やがて落花。 それから・・・ずっとそのままにしておくこと半年。 先週、ベランダで5ミリくらいのカマキリのあかちゃんを見つけました。

「わぁ、小っちゃい~! でも、ちゃんとファイティグポーズなんかしてる~」

そうなんです! わずか5ミリくらいの赤ちゃんカマキリが・・・、カマキリといえばあの決まりもののポーズをしているではありませんか。 (かまきりは別名 拝み虫といいます。鎌で獲物を狙う姿が拝んでいるように見えるからだそう)

それにしても、いったいどんなにたくさん生まれてくるのでしょう? もしかしたら、ある日ベランダいっぱいのカマキリさんたちが・・・? でも、ヨーロッパでは「預言者」と言われているので、たくさん現われると縁起がよさそうですね。

こんにちは、エミールです。

牡牛座から双子座へと木星が移動して、初夏がやってきました。 紫陽花が街を彩り、フルーツパーラーには宝石のようなサクランボが並び、今にも雨の落ちてきそうな6月の風景。 今月は夏至を迎え、太陽の旅は一年の折り返し点まできました。

月並みな表現ですが早いものですね。

みなさんの毎日はどんな感じなのでしょうか? 五月病でやる気が出なかった人はここで巻き返したいところですが、頭の中では分かっていてもなかなかそうはいきませんよね。 いつかこのお便りで「あきらめないでいれば、いつか道はひらけてくる」と書いたことがありましたが、心の日照時間が少ない時には、このモードが永遠に続くのではないか・・・? と疑心暗鬼になるのは仕方がないことですよね。

先週、友人と会って色々話していた時に「どうすれば負のスパイラルから抜け出すことができるか」ということが話題の中心になりました。 その時の統一見解は「あれこれ考えないようにするのが一番だよね」ということになりましたが考えないようにするのは、これまた至難の業。

負のスパイラルというくらいですから、頭の中をクルクルと、まるで回転寿司が如く・同じ考えがまわり続け、一周・二週・三週~と、いったい何回転すればゴールにたどりつくのか (?_?)

この回りつづける現象は「反すう」と呼ばれ、止めたいと思ってもやめられない。 止めようとすればするほど、その考えに支配されていってしまうガラスの迷路のようなものなのです。

そこで処方箋。

「ほかのことに関心をむける」、これはヒントのひとつで禅僧のお話です。

その禅僧の一押しは「庭掃除のススメ」 庭に出る、ほうきを持つ、落ち葉やごみが落ちているところに行く。 あとはただただひたすら庭を掃き清める。

一心不乱に庭を掃き清めたあとで庭を見渡してみると、いつの間にか綺麗になっている。

身体を動かしているうちにスッカリ気分が変わり、はっと気がつけば何もできないと落ち込んでいた自分が庭を綺麗に掃き清めることができたという実感を得られる。

そして、もしかしたらこれを機にもう少し何かできることがあるかもしれないと思考回路の軌道修正ができるといった、極めてシンプルなことなのです。

庭掃除の応用問題で写経・ランニング・家族や友人の手伝いなどなど、なんでもよいと思います。

一年の半分が過ぎてしまうというのに、まだ空回りばかりで全然先に進まない。 それどころか、逆行しているかもしれない・・・。

そんな焦りと悩みがあるあなたは、何故?どうして?と、結論が出ないまま、反すう状態に入ってしまう前に、問題には目を向けず身体を動かしてみましょう。

ところで、もうひとつの気分転換法。 新聞記事の中から、こんなものを見つけました。

その名も「涙活(るいかつ)」。

涙を流して爽快な気分を取り戻そう!というものです。 泣いたりして感情を表に出すことをカタルシスといいますが、これは排泄や浄化を表すギリシャ語を語源としています。

思い切り号泣して心の電池交換をしようという試みですが、なんとイベントもあるのだそうです。

感動するお話しや、泣いてしまうような動画。 人によって涙のツボはそれぞれ違うので、様々な「泣きメニュー」が用意されているもようです。

では! スタート! で、号泣したあとは雨あがりに広がる青空のように心も晴れ晴れというところでしょうか。

エミールも試してみました。 私の泣きツボは動物モノや人情モノ。 早速撮りためていたビデオの中から某動物モノを選び出しテッシュをひと箱用意して涙活開始。

観ること2時間、イヤ~~大泣きしました~ (T_T) (T_T)

泣いたあとは何かこう? 心の中のごみ屋敷が一掃されて綺麗な空間がドカン!とできたような清々しさがありました。 たまには、こんな時間も大切ですね。

ただただ・・・困ったことには翌日になっても“泣き跡”が目のまわりにくっきりと残り、どこぞのゾンビ状態。 みなさんも、このあたりに気をつけてね。

ちなみにこの「涙活」、企業向けにはイケメンさんが出張訪問してくれる「イケメソ宅急便」があるそうです。 なんだかすごいことになっているなぁ・・・と思いながら今回はこれにて。

エミール

追記

誕生したばかりのカマキリさん。写真載せておきますね。

先月のお便りで紹介したベランダのバラ、こんな花が咲きました

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

元記事で読む
の記事をもっとみる