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「妊娠した」友人の報告を喜べず…夫のがんで子どもを諦めた女性の本音

  • 2024.5.31
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この物語は、著者・海原こうめさんの読者さんの体験談。主人公・シカさんは不妊治療中でしたが、夫ががんになってしまい状況が一変します。夫の命が何より大事だと思いながらも、子どもを望む気持ちを捨てられないシカさんが自分なりの答えを見つけるお話です。夫のガン治療のため子どもを諦めた矢先、友人から「報告したいことがあるから会いたい」と連絡が...。『不妊治療中にがん告知されました』8話をごらんください。

友人からの久しぶりの連絡は、妊娠や結婚と年代ごとに大体予想ができますよね。自身の状況によっては素直に喜ぶことができない場合もあります。シカさんは友人からの妊娠報告を祝えるように、何度もシミュレーションして会いに行きました。

しかし、自分と同じく不妊治療をしていた友人の話を聞いているうちに、少しずつ心がくもっていきます。

夫婦で導き出した幸せのかたち

このお話は、不妊治療中に夫ががん告知を受けた夫婦のエピソードを漫画にしたものです。30歳を目前に不妊治療を始めたシカさん。そんな矢先に、夫に大腸がんが見つかります。

「子どもがいる」「結婚をしている」「お金がある」…「幸せ」に対する指標は人それぞれ異なります。何かを諦めることで、失う悲しみがあるかもしれません。ですが、選択肢を「諦める」のではなく、自分で「選んだ」と思えるのであれば、気持ちの向き方や歩み方も違ってくるのかもしれません。

様々な葛藤を抱きながらも、2人で生きる道を選んだシカさん夫婦。『不妊治療中にがん告知されました』は、一瞬一瞬を大切に思いあいながら支え合う夫婦の姿から、「幸せ」のかたちについて考えさせられるお話です。

著者:ママリ編集部

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