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【びわの保存】冷蔵NGで冷凍なら1か月保存可♡さらに皮が剥きやすくなる特典付き♪解凍のコツも指南

  • 2024.6.1
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管理栄養士のともゆみです。1年のうちでも短期間しか出回らない、まさにフルーツ界のシンデレラ、びわ。しかし、このびわは保存がちょっと難しいんです。実は冷蔵庫で保存すると味と香りが失われやすいので、不向きなんだそう。ニチレイフーズの食サイト「ほほえみごはん」によると、常温保存か冷凍保存がベストなんですって。さっそくこの2つの方法を学んでみたいと思います。


ニチレイフーズのホームページには食材の保存や簡単レシピなどを掲載している「ほほえみごはん」というサイトがあります。特に食材を長持ちさせるための冷蔵方法や冷凍方法、そして解凍時の注意点なども教えてくれているので、とても勉強になります。

びわの常温保存

びわは繊細な果物で、実同士があたってわずかな傷がつくと、すぐに悪くなってしまいます。そのため常温保存する際は、実同士がこすれたり何かにあたったりしないようにキッチンペーパーで実を保護してから、箱や容器などに入れることが重要です。

【常温保存方法】
1. びわ全体を保護するように1個ずつキッチンペーパーで包みます。びわのサイズが小ぶりの場合は、キッチンペーパーを半分の大きさに切ってから包んでも。今回も小さめだったので半分に切って包みました。



2. 包んだびわが重ならないように箱に並べます。購入時にびわが入っていた箱を使ってOKです。フタはしてもしなくても。直射日光と冷暖房の風が当たらない室内で保存します。保存期間は約3日間です。



びわの冷凍保存

びわの食感は変化しますが、冷凍すると風味が落ちるのを防ぎながら約1か月保存できます。

【冷凍方法】
1. 常温保存と同じように、びわ全体を保護するように1個ずつキッチンペーパーで包みます。

2. びわが重ならないように冷凍用保存容器に並べ、フタをして保存します。びわは横にせずに立てるようにして入れてもOKです。立てると小さめの容器を使えるので、冷凍庫内のスペースの無駄を省けます。


【解凍方法/食べ方】
1. 容器から取り出し、キッチンペーパーに包んだまま常温で自然解凍します。15分ほどで半解凍、30分ほどで全解凍できます。ボウルに水を張り、びわをさっとくぐらせます。水で軽く湿らせることで、つるんと皮が剥けます。



2. 
15分の半解凍で食べるとシャリっとした食感で、シャーベットのように楽しめます。この画像は15分後のびわです。食べてみると確かにしゃりっとしていてシャーベットみたいです。さっぱりと食べられます。



3. 30分の全解凍で濃厚でとろりとジャムのような食感になります。実際は30分では解凍ならず、1時間強ほど自然解凍しました。今の気温は24℃なので、ちょっと気温が低かったのかもしれませんね。食べてみると、確かに生のびわとは食感が全然違い、ねっとりとしています。さっぱりしていた半解凍に比べて甘みが強く味も濃く感じます。



冷凍したびわをこれ以上常温で放置するとどんどん色がくすんでしまうので、解凍したらすぐに食べた方がよさそうです。

びわの成分

びわの果肉のオレンジ色には強い抗酸化作用を持つβ‐カロテンやβ‐クリプトキサンチンが豊富に含まれており、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病やがん予防に働きます。また、高血圧予防に働くカリウムも含みます。

びわの保存方法として、冷蔵では味と香りが損なわれてしまうため冷蔵はしない方がいいということ、フレッシュのまま食べるなら常温で、変化した食感を楽しむなら冷凍で保存するということを今日は学びました。滅多に食べることのないびわだからこそ、失敗せずに食べたいですね。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版

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