1. トップ
  2. 恋愛
  3. 意外と知らない!焚き火のコツは?薪の選び方や火おこしの方法を徹底解説!

意外と知らない!焚き火のコツは?薪の選び方や火おこしの方法を徹底解説!

  • 2024.5.31

知っているようで、意外と知らない焚き火のこと。

今一度、焚き火の仕方やルール&マナーを把握しておこう。

■焚き火のコツ|事前準備

焚き火を成功させるには、事前準備が何よりも大切。

一歩まちがえると大ごとになる「火」のことだからこそ、丁寧な準備を心がけよう。

①焚き火台の設置

まず、焚き火台の設置場所は慎重に選ぼう。

ルールとマナーを守らなければ、余計なトラブルを招きかねない。

➁風向きを予測して設置する

隣のサイトに火の粉や煙が直撃しないよう、風向きに配慮。

焚き火をする前にひと声かけておくと、気持ちがいいキャンプができるはず。

③テントやタープから距離をとる

焚き火スペースは、テントやタープから十分に離して設置すること。

素材によっては、火の粉で穴が空く可能性もある。

また、ファミリーキャンプの場合は、子どもが走りまわることもあるので、とくに距離感に注意しよう。

④薪の用意・下準備

薪の用意・下準備も焚き火に欠かせない工程のひとつ。

正しい知識があれば、ワンランク上の焚き火を楽しめるだろう。

⑤針葉樹と広葉樹を使い分ける

薪の種類は大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」の2種類がある。

針葉樹はスギやヒノキなどで、火つきがいいが燃え尽きるのも早い。

いっぽう、ミズナラやシラカバなどに代表される広葉樹は、長い時間燃えてくれるのが特徴。

ただし、針葉樹のような火つきの素早さは望めない。

着火に針葉樹、その後は広葉樹と使い分けるのがオススメだ。

⑥乾いた素材を使用する

薪の水分量が多いと火がつきにくく、煙が大量に発生する。

そして、火がつくと水分が膨張し、小さな爆発を起こすことも。

もし、湿った薪があったら、すぐに焚き火台のそばに置き、火の力で乾燥させよう。

⑦細かくカットした薪を作り、皮を毛羽立たせる

太い薪をそのまま燃やすことはできないが、細くすれば燃えやすい。

乾燥した小枝や薪の樹皮部分を削いだものなど、細めの薪や枝を用意。

その次に火を移す薪は、鉈などで中〜細めに割っておく。

太さ別に3種類を用意しておくとよいだろう。

森に落ちている松ぼっくりやナラの樹皮なども、焚き付けにも使える。

■焚き火のコツ|火起こし

準備が整ったら、火起こしに取り掛かる。

ここでつまずく人も多いので、しっかりとポイントを抑えておこう。

①空気の通り道ができるように薪の組み方を工夫する

薪を組むときは、空気の通り道ができるようにする。

メジャーな組み方は、並列型・井桁型・合掌型の3種類。

並列型は、枕木を横に2本渡し、その上に薪を並列に置く組み方。

薪の安定感がよく、燃焼効率もいいので、強火になる。

井桁型は、「井」の字型になるように交互に薪を組み上げる。

井桁全体が燃えていくので、大きな炎になりやすい。

ただし、薪の消費量が高い点には注意。

合掌型は、薪を円錐状に組み上げる。

下から空気を取り込みやすく、炎が上昇するので焚き火の姿も美しい。

➁焚きつけで小さな火をつくる

太い薪には直接火がつかない。

薪を組んだら、その中心に焚き付けをこんもりと置き、ライターやマッチで火をつける。

③着火後すぐに火吹きはおこなわない

火が上がったらまずは様子を見る。

小さい炎が安定したら、火吹き棒などで焚き火の中心にそっと空気を送り込む。

■焚き火のコツ|火を育てる

火起こしができたら、火を育てていこう。

焚き火の醍醐味といえる工程なので、楽しみながら取り掛かってほしい。

①ゆっくり長く空気を送る

火がくすぶっている場合は、酸素が足りていないことが多い。

そんなときは、うちわや火吹き棒などで風を送り込もう。

赤く熱した部分にゆっくり長く空気を送ると、火がつきやすくなる。

➁細い薪から太い薪へと火を移していく

細い薪から火をつけて、徐々に太い薪へと移し、火を育てていく。

焚き付けから細い枝、中太の薪、太い薪へと火がまわって安定したら、太い薪をくべて、さらに炎を大きく安定させる。

徐々に熱が上がり、太い薪の表面が白っぽくなってきたらもう安心。

あとは随時、薪を投入すればOKだ。

■焚き火のコツ|後片付け

焚き火は後片付けも慎重に。

最後の最後まで丁寧な処理を心がけよう。

①薪は完全燃焼させる

薪は灰になるまで燃やし尽くすのが、ベストな終わり方。

あとは灰捨て場などで灰の処理をすればいい。

途中で焚き火をやめる場合は、薪同士を離すようにすれば立ち消えしやすい。

とはいえ熱をもっていると再び燃え立つので、密閉できる缶に入れれば確実に消火できる。

薪が燃え尽きないまま残ってしまったら、管理棟で捨てられないか聞いてみよう。

➁焚き火台は時間をかけて冷ます

焚き火台は、自然に冷えるまで待つことが大切。

冷ますために水をかけると、焚き火台が変形したり、破損したりすることがある。

■焚き火を楽しむために知っておくべき注意点

最後に、焚き火を楽しむために知っておくべき注意点を解説する。

①着火剤の追加は絶対にNG

なかなか薪に火が付かないからと、チューブタイプの着火剤を直接焚き火に追加すると、着火剤を伝って手元に火が来てヤケドをする恐れがある。

それが衣服に引火したら大惨事だ。

絶対に行わないこと。

➁紙類は周囲に飛んでいくおそれがある

火をおこすときや火力を上げたいときに、新聞紙や落ち葉を使う人がいるが、これはNG。

紙や枯れ葉は燃えると灰を巻き上げてしまうので、周囲のキャンパーに迷惑をかけることになりかねない。

火をおこす際の火種には着火剤、消えそうな焚き火の火力を上げたいときは細く割った薪や乾燥した小枝を入れるようにする。

もちろんゴミを燃やすのは論外の行為だ。

③自治体やキャンプ場ごとにルールが異なる

焚き火のルールは、キャンプ場によってさまざま。

多くのキャンプ場は「焚き火台を使用すればOK」としているが、なかには「場内の限られた場所のみで焚き火OK」など制限を設けているキャンプ場も。

なお、直焚き火可能なキャンプ場はかなり少ない。

近年、焚き火の後始末をしないケースが増加しており、それを理由に直火禁止にしたキャンプ場もある。

利用するなら、ルールとマナーは厳守だ。

元記事で読む
の記事をもっとみる