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台湾最新トピック「リノベ図書館」編。日本統治下時代の大浴場が大変身!

  • 2024.5.31
不只是圖書館 Not Just Library 館内

インディペンデント書店が数を増やすなど、とにかく本とカルチャーが好きな台湾の人々。図書館だって進化を続けている。中でも個性が際立っているのが台北のアート&カルチャー発信地・松山文創園區にある〈不只是圖書館 Not Just Library〉。

その名の通り、ただの図書館ではないんです。実はここは昔の大浴場。日本統治下時代、この一帯はたばこ工場で、そこで働く人々のための共同浴場があったのだとか。入場チケットを買って靴を下駄箱に入れると、のれんをくぐって中へ。書棚が並ぶスペースから一段低くなった場所で、みんな思い思いの姿勢で本を読んでいる。

隣の部屋にはタイル張りの浴槽がそのまま残され、カウンターとして使われていたり、つっかけを履いて夕涼みできる庭もあったりと、面白い!入浴しながら読書するリラックス感を味わえる、癒やし系図書館だ。

台北〈不只是圖書館 Not Just Library〉館内
昔の浴槽はカウンターとして再利用されている。デスクスペースで勉強する人の姿も。
台北〈不只是圖書館 Not Just Library〉館内
館内からは中庭に出ることも可能。
台北〈不只是圖書館 Not Just Library〉中庭
季節ごとの花が咲く中庭にはベンチがあり、ここで読書をしてもOK。松山文創園區全体が日本統治下時代のたばこ工場をリノベーションしたもので、ここから見える建物の外観も美しい。
台北〈不只是圖書館 Not Just Library〉入口
のれんをくぐって館内へ。蔵書はデザイン関係を中心に約15,000冊。2020年のオープン以来、平日でも多くの人が訪れる。

Information

不只是圖書館 Not Just Library

本の貸し出しはなく閲覧のみ。入館料50元を払えば誰でも利用可。イベントも開催。

ブーヂーシートゥシュグァン
住所:台北市信義區光復南路133號(松山文創園區内)
TEL:02-2745-8199(内線#322)
営:10時~18時
休:月曜・祝日
HP:https://www.tdri.org.tw/service-and-space/not-just-library/

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