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まさかのテント常設リビング!?キャンプ愛が強すぎる愛好家の自宅が凄すぎた…!

  • 2024.5.31

アウトドアが大好きな人たちがどんな部屋で生活しているのか紹介しよう。

今回は、イラストレーターのタカセマサヒロさんのお宅を拝見。
キャンプギアを取り入れた生活スタイルには、部屋作りのヒントがあるはず!

タカセマサヒロ さん
ビジネス雑誌や書籍、広告など、さまざまな媒体で活躍するイラストレーター。
トラウト釣りやキャンプを中心に、ロードバイクやMTBなど、ジャンルを問わず自転車も楽しんでいる。

試し張りから生まれた、驚きのテント部屋

東京の郊外、閑静な住宅街にあるイラストレーターのタカセマサヒロさんのご自宅。
アンティーク調の家具と、自身の趣味であるトラウト釣りのギアが並ぶ、まさに「大人のホビールーム」がある。

もちろん、キャンプ関連のアイテムも多い。
最初は見せる収納としてアイアン系のギアやストーブをディスプレイしていた。
しかし気がつけば、リビングルームにザ・ノース・フェイスのテントが常設(!?)されていた。

「2年前にテントを購入したときに、仕事がちょっと忙しくて、キャンプに行けるタイミングがなかったんですよ。
その時に、部屋の中で試し張りをしてみたんです。
そしたら、これが意外にしっくりきちゃったんですよね(笑)」

まさかのテント常設リビング!?キャンプ愛が強すぎる愛好家の自宅が凄すぎた…!
遊びのつもりで試し張りしたザ・ノース・フェイスのホームステッドルーミー。気がつけばすっかり仕事場に。トレース台を置いているテーブルは、タカセさんの手作りのアイテムだ。

テント内には、2枚のマットとテーブルがひとつ。そして何より気になるのがトレース台だ。
イラスト制作を行う際に使用するもので、光っている。この存在感がタカセさんの仕事を物語る。

「当初は、2階にある仕事部屋で作業をしていました。
でも熱中していると、ほとんど部屋から出なくなってしまうんです。
キャンプにも出かけられず、あまりにも引きこもりすぎたので、気分転換にテントを張って、その中で作業してみたら……。
密閉感があるというか、この小さいスペースの中で作業すると、集中力が持続して作業が進むんですよ」

まさかの室内テントサイトが、そのまま仕事部屋になった瞬間であった。しかも効率が上がったというから驚きだ。

シーズンを通して役立つ室内アウトドアギア

まさかのテント常設リビング!?キャンプ愛が強すぎる愛好家の自宅が凄すぎた…!
お気に入りが並ぶ棚と壁。トルソーや自転車のパーツ、ウッド製ルアーは、ビンテージ品を集めたもの。

もともと、食事をするときもソファのあるリビングスペースより、キッチンのガスコンロの前で済ませてしまうというタカセさん。
リビングのテントは、いまでは収まりのいい、常設の小さな仕事部屋になってしまった。
「冬は、中に小さな電熱ヒーターを入れるとすごく暖かいんです。省エネ効果もあると思いますよ(笑)」

これから訪れるキャンプシーズンのことを聞いてみる。
「夏になると、よく友人たちが遊びに来るので、ジャグにキンキンに冷やした水割りを入れて、楽しむこともあります。
コッヘルで飲むと、ガラスのコップよりも温度をキープしてくれるんですよ。
そんなに凝った料理は作れませんが、スキレットやダッチオーブンを、そのままテーブルに持ってくる「男の料理」は、みんな喜んでくれますね」

まさかのテント常設リビング!?キャンプ愛が強すぎる愛好家の自宅が凄すぎた…!
バーナーとフィギュアがしっくりと収まる。木製のフィギュアは、自身が製作した非売品。

実際にキャンプへ出かけるときも、部屋で使用しているものと同じアイテムを持っていく。
アイアンシェルフには、キャンプに持っていくプリムスのオンジャや、ワインの空き箱をカスタムしたツールボックスが並べられている。

まさかのテント常設リビング!?キャンプ愛が強すぎる愛好家の自宅が凄すぎた…!
ホームセンターで売っている素材だけで作ったテーブル。キャンプを感じるイラストが天板に直接描き込まれている。オンリーワンなカスタムをすることで、愛着がわいてくるそうだ。このワンオフのテーブル、ほしい!

「テントを持ってキャンプに行けるのは、月に一〜二度くらい。
多いのは、近くの河川敷に自転車で出かけて、朝食を作って食べるくらいです。
本当なら、もっとたくさん、トラウト釣りをしながら泊まりたいんですけどね」

もちろん本来は、「本当のアウトドア」をもっと楽しみたい。
そんな野外の空気感を少しでも再現しているのが、このキャンプ部屋だ。
そこはタカセさんにとって、心が安らぐ場所なのだ。

PHOTO/逢坂 聡
TEXT/高梨達徳
出典/ガルヴィ2022年8月号

キャンプ好きはどんな部屋に住んでる?こだわりのインテリアがカッコよすぎた!


続いては、部屋の中の様子を紹介!

「見せる収納」とナチュラルな素材の使用

キャンプ用品を暮らしに取り入れること自体は、あまり難しいことではない。
例えば、いつも使っている食器に、クッカーを取り入れるだけで、食卓の景色は大きく変わる。
リビングに、アウトドア用のチェアやテーブルを組み合わせると、外遊びの雰囲気が演出できる。

今回タカセさんは、さらにキャンプ感を演出するうえで、ふたつのキーポイントを話してくれた。
「まずは〝見せる収納〟です。キャンプ用のシュラフや収納ボックスを、インテリアに組み合わせると、より強調することができます」

次に、プラスしたいのは、ナチュラル素材を多く取り入れること。

「とくにウッド調の製品は、キャンプギアとの相性抜群です。ホームセンターで購入できる壁紙パネルを組み合わせるだけで、ガラリと内装の雰囲気を変えることができます」
アウトドアの雰囲気が味わえて、仕事の効率も上がるなんて、まさに理想の部屋といえるだろう。

調理器具にキャンプギアをプラス

キッチンにある木製ラックに並べられているのは、ユニフレームを中心に集められたキャンプ用のキッチン器具。
タカセさんは日頃から、スキレットやダッチオーブンを利用して調理をしているそうだ。
野外用のガスストーブを一緒に並べると、さらにアウトドアな雰囲気がアップ。
間接照明にアンティーク調のランプを組み合わせている。

空いたスペースは見せる収納を

冷蔵庫の上にある空いたスペースには、ジャグやクーラーボックスなど、ドリンク系のギアをセットで置いている。
クーラーボックスは、長年使っている釣り用を、ペイントとステッカーでカスタムしたもの。

晩酌にも遊び心を

いつもの晩酌に、ジャグやコッヘルを使って遊び心をプラス。
ジャグはインドネシアでチャイの販売に使用されていたもの。
コッヘルはコップよりも氷が長持ちするらしい。

あえて使用感を出した自作シェルフ

イベントで知り合った“溶接女子”に、メタル部分を製作してもらい、天板は自分で手がけたシェルフ。
プリムスのツーバーナーなどをディスプレイ。
木工を手掛ける場合、タカセさんは、まずはカンナを使って角を落とし、使用感を出す。

キャンプギアとアンティークは相性抜群

キャンプギアは、ウッドや真鍮製アンティークの什器と相性がいい。
ライト類の傘も、ホーローが使われているものが多い。
こちらもキャンプギアとうまく組み合わせると、より部屋のコンセプトに合った統一感が生み出される。

間接照明で雰囲気を演出

間接照明として使っているのは、IKEAのキャンドルライト。
ご自身の描いたイラストを貼り付けてカスタム。
カウンターだけではなく、シェルフやテント内など、さまざまな場所に置かれている。

PHOTO/逢坂 聡
TEXT/高梨達徳
出典/ガルヴィ2022年8月号

ソロキャンに最適!都心からアクセス抜群の山中湖に行ってみた!

自分の思い通りにアクティビティを楽しめるのがソロキャンプの良いところ。
そこで今回は、本誌編集者の風間が山中湖でのソロキャンプを満喫してみた!

風間貴允
40歳を目前に控え、日に日に体力の衰えを感じざるを得ない本誌編集者。
最近はUL系ギアをよくチェックしているが、少しでも体への負担を軽くして体力低下をカバーしたいのが理由。
「達成感があるけどあまり疲れない山歩き」が好き。

湖からの風が気持ちいいキャンプ場

今回訪れたのは山梨県にある「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」。
湖に飛び出した出島のような場所にあり、湖からの風が気持ちいいロケーション。

■sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき
小田原にあるアウトドアショップ「sotosotodays」が運営するキャンプ場。
もともとあったキャンプ場を改築し、2021年12月にリニューアルオープン。
オートキャンプサイト以外にも、オートバイ・自転車・徒歩で利用できるソロサイトもある。

山梨県南都留郡山中湖村平野2431-2
℡. 0555-65-7981
https://camp.sotosotodays.com/yamanakako-misaki/

管理棟内には、「sotosotodays」オリジナルアイテムや各種キャンプギア、ガス缶などの消耗品を販売。

管理人の槌屋幸保さんは「オリジナルアイテムをお土産のように買っていかれる方が多いです」と話す。

ソロキャンプ向けのフリーサイトは、木々に囲まれたロケーション。
サイトにクルマの乗り入れはできないが、オートバイ、自転車は乗り入れ可能となっている。

水場もきれいに整備されていて、トレイはウォシュレット付きの水洗洋式トイレ。
宿泊者が利用できるシャワーも完備(利用料は宿泊費に込み)。

ひとりだけの焚き火時間を堪能

湖が目の前にある湖畔のロケーションなので、開放感は抜群!

キャンプ場からはサイクリングロードが延びていて、朝や夕方の散歩コースにぴったり。
晴れていれば正面に富士山が見えます。

設営したら、あとはひたすら焚き火を堪能。
この日はほかに宿泊客がいなかったので、朝まで贅沢なソロ時間を過ごすことができました。

道の駅で購入した行者ニンニク入りのウインナーは、串に刺して焚き火で炙ってビールと一緒にいただきました。

山中湖でウォーターアクティビティを満喫

2日目の朝は、キャンプ場近くの「Water Crab」でカヤックをレンタル。
気軽にウォーターアクティビティが楽しめるのも山中湖の魅力のひとつ。

天気は曇りでしたが、正面に富士山を眺める景色は圧巻.。
あまり風がない静かなロケーションで、気持ちよく水上散歩を楽しみました。

「山中湖といえば白鳥!」ということで、カヤックで近づいて撮影してみました。

■Water Crab
カヤックやカヌー、SUPの体験ツアーやレンタルもできる「Water Crab」。
バスロッドや自転車のレンタルもOK。

山梨県南都留郡山中湖村平野1910
℡. 0555-65-9988
http://www.watercrab.com/

出典/ガルヴィ2022年8月号

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