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川島明、「ところどころ記憶がないです」『川島明の辞書で呑む』収録レポート

  • 2024.5.30
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「川島明の辞書で呑む」収録の様子を取材 ※ザテレビジョン撮影
「川島明の辞書で呑む」収録の様子を取材 ※ザテレビジョン撮影

【写真】未知の日本語で盛り上がる川島と“辞書呑人”たち

辞書で見慣れない言葉を探し合い、その意味をみんなで共有。その場で出会った言葉をツマミに語り合う辞書バラエティー番組「川島明の辞書で呑む」(毎週木曜深夜1:00-1:30、テレ東系)。

二度の特番を経て、5月16日より7週連続シリーズが開始。5月30日(木)と6月6日(木)放送回では「え」をテーマに、MCの川島明と参加する“辞書呑人(じしょのみんちゅ)”が未知の日本語について自由に語り合う。今回、WEBザテレビジョンではその収録の様子を取材。また、収録前にMCを務める川島にインタビューを実施した。

荒川、マキシマムザ亮君、平子祐希が初登場

「え」の回の辞書呑人は、岡崎体育、荒川(エルフ)、サーヤ(ラランド)、マキシマムザ亮君(マキシマム ザ ホルモン)、平子祐希(アルコ&ピース)。さらに、辞書好き店員としてニシダ(ラランド)、日本語解説として山本康一氏、小野正弘氏が登場する。

初登場の荒川は「あげ〜! この番組、最高!」と出演を喜び、「辞書をめくれるように、右手の人差し指のネイルを取ってきた」という気合いの入りぶりを見せる。

さらに、前回VTRに出演した平子も今回はスタジオに登場。「(VTRのオファーが)役者業としての演技力が認められてのオファーかなと思ったら、現場行ったら聞いたことないせりふを言わされて、三役やらされて、オンエアが終わったらXのDMに『お前の関西弁、変なんだよ』と来て(笑)。今回は本編に呼んでいただいた」と裏話を明かし、笑いを誘っていた。

“笑壺”の種類を即座に習得するエルフ・荒川

各々が辞書を開き言葉を探し始めると、川島は最初に「笑壺(えつぼ)に入る」という言葉を紹介。岡崎は「ツボに入って笑うこと」と、荒川は「思い出し笑い」、平子は「笑いの引き出しが多いこと」とそれぞれ言葉の意味を推測し、川島が「上手くいったという顔つきをして笑うこと。現代語で言うドヤ顔」と正解を発表する。

そして、荒川の「M1とかでもいません? 袖で」という言葉を皮切りに、芸人たちの“笑壺に入る”トークが大盛り上がり。さらに、山本氏より平安系・鎌倉系と“笑壺”の種類が解説されると、荒川は「まじで今平安〜!」と笑壺の使い方を即座に習得していた。

「えんしょう系芸人は誰か?」で盛り上がる

続いて「エゴ」が取り上げられ、エゴサーチの話題に発展。エゴサーチをするかしないかのテーマで、マキシマムザ亮君の爆笑エピソードが飛び出す。また、平子はエゴサーチにおける“コンビ名”の付け方について持論を展開する。

さらに「えんしょう」という見慣れないワードを荒川がピックアップ。「えんしょう系芸人だと思う」とスタジオ内の一人を指し示すも、「自分はエセえんしょう。本物はこの人」と答え、“本物”のえんしょう系芸人は誰かというテーマで議論を行う場面も。

また、岡崎は「えびたい(海老で鯛を釣る)」を紹介し、略語繋がりで「音楽業界略語クイズ」を出題。ほか、イラスト付きの言葉や、平子の“愛妻家?”エピソード、「えんてい」で一曲など、初めて出会うワードを深掘り&乾杯を繰り返し、盛り上がりを見せた。

「みちょぱを引きずり出すまではギャル枠を守っていただきたい(笑)」

――収録で楽しみにしていることはありますか?

今回で言うと、エルフの荒川ちゃんというギャルが入ってどんな風が吹くのかなと。荒川ちゃんが上手くいけば、ここはギャル枠になると思っていますので。みちょぱを引きずり出すまではこの枠を守っていただきたい(笑)。

意外とぼんやりと枠が決まっているのかなと思っていて。アーティスト枠、作家枠、俳優枠、芸人枠と各界の代表が来ていて、中でも一番辞書から遠いのがギャルだと思うので、頑張ってほしいですね。

――「あ」から「う」の回が終わってみていかがですか?

実際の居酒屋で収録しているのですが、入ってきた途端に酔いそうになるんです。本当にお料理が美味しいし、酒は濃い(笑)! なので、ところどころ記憶がないです。「川島ええこと言ってるな」とか「この人こんなこと言ってたな」とか、オンエアを倍楽しめますね。分身が勝手に仕事をしているくらい新発見があります。

あとは、もっと使えばいいのにという言葉がいっぱいあります。過去回の中では「あえか」が一番印象的でした。ほんの10〜20年前には“推し”も言っていなかったですし、数年で急に変わるので、この番組から何かスターダムにのし上がる言葉があれば面白いですよね。

――今後、五十音順で続くことを見据え、どんな方に出てもらいたいですか?

アスリートの方にぜひ出てもらいたいです!

金メダルを取るような方は、どこかしらでゾーンに入るらしいんです。例えば、松本薫さんは自分の周りに竜巻が出来たり、丸山桂里奈さんはボールがスローに見えたりと、それぞれゾーンの入り方が違うと。そういう独特の感覚を持っている天才枠・感覚枠の方には出ていただきたいですね。

そして、ミュージシャン枠は番組の華になっていますよね。ここは、ゆくゆくはさだまさしさんとかに来てもらいたい。あれだけの歌詞を描かれる方の言葉を聞いてみたいです。

――川島さんが「これは載せたい!」という言葉はありますか?

芸人用語はどこまで載っているんですかね。“いじる”のような、普段我々が使っている言葉は載って欲しいなと思います。

――この番組を視聴者にどのように楽しんでもらいたいですか?

同時ではなくてもいいので、録画や配信でも、お酒片手に同じ情景で見ていただきたいですね。そして、一度辞書を見てもらいたい。会社によって載っている意味が違ったり、作り手の思想が練り込まれたりするので、ネットだけではなくぜひ辞書を久々に開いていただけたらうれしいなと思います。

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