1. トップ
  2. 岡田准一の隠しきれない“武術オタク”な一面をケンドーコバヤシが暴露「一番変態なんですよ」

岡田准一の隠しきれない“武術オタク”な一面をケンドーコバヤシが暴露「一番変態なんですよ」

  • 2024.5.30
  • 27 views
取材会に登場した岡田准一、ケンドーコバヤシ(写真左から) 撮影:原田健
取材会に登場した岡田准一、ケンドーコバヤシ(写真左から) 撮影:原田健

【写真】番組の見どころを語る岡田准一、ケンドーコバヤシ(写真左から)

岡田准一とケンドーコバヤシがMCを務めるバラエティー「明鏡止水 武の五輪」(毎週水曜夜11:00、NHK総合ほか)が放送中。2021年にスタートしたものの新シリーズとなる同番組は、武術の心得がある岡田と格闘技通のケンドーコバヤシが、「運動」を原点から最先端まで幅広くとらえ直すと共に、競技の数々を武術ならではの身体操作の視点でひもといていく武術トークバラエティー。ゲストとして武術の達人やトップアスリートたちが登場し、熱いトークと神業を披露していく。このほど、収録後に合同取材会が行われ、岡田とケンドーコバヤシが番組の魅力や見どころなどについて明かした。

岡田准一「どんどんコアな番組を作っていけたら」

――5月22日から始まった新シリーズですが、現在の心境は?

岡田:“僕が好きなことをやっている”と思われている番組になっていますが、そういうわけでもなく、たくさんの人たちに武術や格闘技とか、体を動かすことの魅力とか再発見のお手伝いができればいいなと思いながら臨んでいます。

自分が培ってきて、あまり見せてこなかった真剣にやってきたことなので、いろいろ話せることや伝えられることがあるなと思って、最初にオファーをいただいた時には『喜んでやります』ということでやらせていただいている番組です。すごくコアなファンの方がついてくださっている番組で、どんどんコアな番組を作っていけたらと思っております。

ケンコバ:これは教養番組なんですよ。いろんな角度からためになる番組になっていると思うので、皆さんメモを用意していただいたら非常にいい番組かなと思います。

――新シリーズは武術ではなくパリ五輪を見据えたスポーツにまつわる内容となっていますが見どころは?

ケンコバ:(初回では)すでに「歩き方」というのをやっていますからね。

岡田:“身体操作”ということで全括りしているので、その中で“武術としての身体操作”と“スポーツとしての身体操作”の親和性だったり、全然違うところだったり、体の使い方・動かし方を掘り下げていきながら、オリンピックイヤーでもありますので、取り上げる競技を盛り上げていけたらという感じになっています。

――岡田さんが「武術翻訳家」として意識していることは?

岡田:「へぇ~」って思いやすい状況というのを意識しています。分からなかったことを分かるように、できるだけ意識して伝えるようにしています。昔は武術って秘匿して教えなかったんですけど、今の武術家の方って分かってもできないことを体現できることがすごいので、皆さんにちゃんと伝えることを許してくださる方が多いので、(視聴者に)「分かった」という気持ちになってもらうことが僕の役割かなと思って言葉を選んでいます。

――ケンドーコバヤシさんが進行する上で気を付けているポイントは?

ケンコバ:(岡田の)翻訳のタイミングです。「ここはひと言ほしい!」というね。岡田さんを筆頭に(出演者は)分かっている人たちなので、話をどんどん進めていっちゃう時があるんです。そこをなんとか引き止めなければなというところは頑張っています。

岡田准一がスーツ姿で出演するのはケンドーコバヤシへの愛情

――番組収録での個人的な楽しみや面白さは?

岡田:ゲストの皆さんが、(他の出演者が)それぞれやってきた武術やスポーツをリスペクトしているんですよ。「それもすごいね。うちはこうやっているんだ」と。そういったことも含めて、皆さんが本当に楽しそうに話してくれるし、好きなことを話しているからこそ、好き過ぎて脱線するところをケンコバさんが止めてくれたりとか(笑)。そういう“好きなものをどんどんしゃべっていってもらう”っていう時間がとても面白いです。

ケンコバ:「達人」と呼ばれる方がたくさんいらっしゃるので、そういう達人たちのカメラが止まった時に見せる「人ができてるな」と思わせられる瞬間が見られるところですね。礼儀・礼節みたいなものがすごくしっかりしてらっしゃるし、話しかけたらすごく柔らかく教えてくださいますし。ただ、その人たちがセットの中の競技場に上がった時に出す殺気がすごいです。「ちょっとまずいかな」っていうくらいの殺気を出す人もいますし。

岡田:たまにいますよね。異常な殺気を出している方…(苦笑)。

ケンコバ:「放送コード引っ掛かってるんちゃうかな?」っていうくらいのね(笑)。そこも見どころだと思います。

――岡田さんが毎回、実演しながら解説するシーンがとても分かりやすいのですが、もっと動きやすい衣装の方がいいのでは?

岡田:僕もずっと思っています(笑)。僕は(番組上は)「武術翻訳家」なので、本当はやらなくてもいいんですけどね。ただ、「もう、道着で出たらどうですか」という視聴者の声がたくさん来ているというのは知っています。僕も動きやすい方がいいですけど、僕がそうしちゃうとケンコバさんが寂しい思いをしちゃうかもしれないですから。今日も始めから靴下を脱いでおこうかと思っていたんですけど、僕が脱ぐとケンコバさんも脱がなきゃいけなくなるかもしれないから。ケンコバさんへの愛情です。

ケンコバ:なんで?(笑) 言葉を選ばずに言えば、“世捨て人”というくらい日常を犠牲にしている人も出てくるんですけど、そういう人が来た時に岡田くんが嬉しそうに「この人、変態なんだよ!」って言うんです。でも、その叫んでいる姿が一番変態なんですよ。怖いですよ本当。

――オリンピックに向けた番組内容ですが、パリ五輪で注目する競技は?

ケンコバ:やっぱり柔道は毎回すごく楽しみに見ています。あと、今回この番組で馬術を取り扱わせていただいて、今までちゃんと見たことがなかったので、馬術をちゃんと見てみたいなと思っています。

岡田:全部気になりますけど、やはり柔道とかレスリングは“知っているぶん楽しめる”というのがあるので、注目していつも見ています。好き過ぎて、この間、井上康生さんに会って「今年(の柔道勢)はどうですか?」ってインタビューしました。プライベートで(笑)。

◆取材・文=原田健

元記事で読む
の記事をもっとみる