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「好きだけど無理…!」22歳女性がドン引きした彼氏の「NG習慣」

  • 2024.5.30

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、一目惚れしたかわいい系男子とお付き合いをはじめた22歳女性。ところが彼、ちょっと不衛生なところがあるようで…。彼と関係を深めることに不安を感じている彼女へ、三松先生のアドバイスは?

美里(22)好みドンピシャ! でも爪切りレスで…。

【レスなひとびと】vol. 243

ルイくんとの出会いは、友達に誘われて顔を出したフットサル。美里はフットサル未経験だけど、仕事終わりにワイワイやれる気楽な感じだからって聞いて参加することに。

コートに先に来ていたルイくんを見つけて一目惚れ。ルイくんは、美里好みのキュンかわ系メンズ。身長はたぶん、156センチの美里より5、6センチ高いくらい。歳は美里と同じで22歳くらいに見える。オーバーサイズのシャツに、髪はふわふわ、少年のようなピュア肌。くりくりの目で「初心者さんですか? よろしくおねがいしますっ」って顔を覗き込まれて瞬殺。

運よく経験者のルイくんと同じチームになって、試合スタート。

「シュートだ、美里さん!」

ルイくんのパスをもらって見事シュート! 満面の笑みでハイタッチして、この日から考えるのはルイくんのことばかり。恋しちゃったモード突入だ。

3か月後、美里のアタックの甲斐あって、交際スタート。でも、気がついた。ルイくんの爪、いつもちょっと長くて汚い。

8度目のデートの夜、ルイくんの部屋。爪のことは気になったけど、やっぱ掃除とか苦手なんだ。床もソファも薄汚れてるぞ。そういえば、スマホも拭いてないのか、油っぽい色してる。もしかして不衛生系男子か。
そんなことを考えながらも軽いチューしたりして次第にいいムードに。

「ねえ、みーちゃん」

ルイくんが手を伸ばし、美里の首筋に触れてきた。でも、美里はキュっと体をこわばらせてしまう。

「…っ。ごめんね、ルイくん」
「どうしたのなんか嫌なこと、したかな?」と、ルイくんはしょんぼり顔。
(ルイくん、長い爪を気にしないってことは、しばらく女の子とはご無沙汰なのかな)

言えない。爪の長さを気にする、めんどくさい女だって思われたくない。でも、視線の先が指だって気づかれてる。苦し紛れに尋ねた。

「ね、ねぇルイくんってネイルとかするの?」
「ん?」
「えと、爪の形綺麗だなって」
「そう? あ、そうだよね、爪長いや…ごめん」
ルイくんは気づいてくれたようだ。
「ごめん、僕はじめてで」
「えっ、は、はじめて?」
「うん、かわいいかわいい言われて、今まであんまり男として見てもらえなくってさ」
そう言ってシュンとするルイくんは、たしかにキュンのかわいさ。
「だから、今日はいろいろ予習してきたつもりだったんだけど、爪まで気づかなかったよ」
「そんなことない、一生懸命考えてきてくれたのがうれしい」
そう伝えて、その日はそのまま眠り、翌日、一緒に部屋掃除と爪切りをした。

ルイは美里の言葉を真剣に受け止めて、次のデートはしっかり爪を短くして、やすりもかけて、清潔にしてきてくれた。素直な彼に掃除もふくめ、いろいろ教えてあげたいと思った。

【三松さんからのコメント】

爪のことを伝えてもめんどくさがる不衛生系男は、相手の体を大事にできないダメンズ。切り捨ててOK。

初夏はぐんと湿度が上がって、カンジダにもなりやすい時期。カンジダ、一度なると、かゆくてお仕事にも集中できないし。最大限気をつけて損はないです。ほかにも雑菌がはいって膀胱炎になったりもしますしね。ベッドの上では常に雑菌注意報発令ですよ。

やっぱり一番大事にしたいのは相手の体のこと。痛くないか。汚くしてないか。嫌な思いをさせていないか。 相手のリアクションを見ながらできるメンズは花丸です。いくら本や動画で勉強しても、その知識が目の前の相手にも通用するのかは別問題。男性も女性も体の作りやメンタルは個性がありますもん! まず自分の目と指で確かめないと。

「爪切りレス男、不衛生系男に分類されますが、指摘してすぐ直るなら、素直系男なのでよし」

三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。

©Nataliia/Adobe Stock

文・三松真由美

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