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原作以上にハマる…ヤンキー漫画史上、最高の実写化日本映画(4)満点の大成功!歴代最高峰の破壊力を持つのは?

  • 2024.5.31
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北村匠海【Getty Images】

近年、ヤンキー漫画原作が数々実写化され、空前のヤンキーブーム真っ只中である。不良というイメージから、お茶目なギャップにハマる人が続出している。そんな様々なヤンキーの中、今回は、ヤンキーブームの火付け役になったものから、意外な人物が出演している隠れた名作まで、ヤンキー漫画原作の実写映画を紹介する。第4回。(文・ZAKKY)

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『東京リベンジャーズ』(2021年〜)
監督:英勉
原作:和久井健
脚本:高橋泉
出演:北村匠海、山田裕貴、杉野亮平、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、鈴木伸之、磯村勇斗、吉沢亮、間宮祥太朗、篠原ゆき子

【作品内容】

かつては中途半端ヤンキーで現在はフリーターの、タケミチ(北村匠海)の元恋人であるヒナタ(今田美桜)が殺された。その翌日、タケミチは駅のホームから転落、目覚めた先はヒナタと出会った10年前の高校時代であった。タイムリープしたタケミチはヒナタが死亡した原因となった、かつては男気溢れる不良たちのチームであったが後に半グレ組織と化した「東京卍會」に入り、ヒナタを救える未来を作ることを決意する。

【注目ポイント】

この映画ほど、漫画を原作としつつ、実写映画として色んな意味で成功した作品はないのではなかろうか。

キャラクターの再現度であるが、主人公・タケミチを演じる北村拓海の元々ヘタレ男であったが、タイムリープを繰り返す度に根性が座ってくる表情の変化は、満点。

そして、マイキー役の吉沢亮が放つカリスマ性、マイキーの相棒・ドラケンを演じる山田裕貴の威圧的な迫力。特に吉沢と山田は、その後の出演作では当然、一般人の役が多いので、本作を観た後では、まるで別人のようである。

喧嘩シーンも不良たちが何も考えずに、ただドツキ合っているような圧倒的な迫力があり、原作とはまた別次元の破壊力を見せつけた。

『デスノート』(2006)にも匹敵する漫画原作実写映画化の最高峰と言っても過言ではない。

映画公開時に劇場で配布されたステッカーには、表面には主要出演者たち、裏面には彼らが演じるキャラクターが同じ構図で描かれ、ヴィジュアル面での再現度も高いことを裏付けるアイテムであった。

また、映画版のために設定を節々で変化されている部分もあるが、そのようなポイントも効果的に活きている。原作をしっかりと理解している制作陣が、丁寧に作っているということが、スクリーン越しに伺える好作である。

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