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100均のアートパネルと花びらで、私だけのインテリア プチプラ花コーデVol.136

  • 2024.5.30
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プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。

100均で注目していた、アートパネルの活用方法

先日、100均へ行って思わず買ったものの中に、「アートパネル」があります。

アートパネルは、ファブリックや壁紙などを木製などの板に貼り付けたインテリアアイテム。フレームがないため、どんな部屋にもなじみやすく、人気があります。

最近は、100均でも、さまざまな柄のアートパネルを見かけるようになりました。かわいいものばかりで、先日も何枚か購入してきました。

アートパネル

アートパネルは、季節ごとにリースやスワッグで雰囲気を変えている壁に一緒に飾ったり、別の場所に飾ったり…。インテリアとして重宝します。

そのパネルに花をアレンジしたらどんなふうになるかな? と考えていたら、飾っていた生花の花びらがハラハラと落ちました。その花びらがとてもきれいだったので、アートパネルにアレンジしてみることにしました!

ひと目惚れ! かわいいが詰まったアートパネル

思わず購入してきたアートパネルが、こちらです。

アートパネル

花束を持った女の子のイラストが描かれた、ピンクのアートパネルはセリアで購入しました。

アートパネル

このイラストが可愛くて、ひと目惚れ。ほかにもいろいろな種類があったので、どれを買うか店頭でとても迷い、もう1枚はイチゴ柄のものにしました。

淡いブルーに白い花柄のアートパネルは、ダイソーで購入。

アートパネル

品がよくて清楚な雰囲気。こちらは同じものを2枚購入しました。どれも比較的小さめで、飾り場所にも置き場所にも困らないサイズです。

ポイントは端の処理! 花びらでドレス作り

飾っていた花は、ラナンキュラスとカーネーション。

ラナンキュラスとカーネーション

ラナンキュラスは触ると花びらがどんどんはずれ、カーネーションも少しくたびれています。この花を処分する前に、花びらをアートパネルのアレンジに使うことにしました。

ラナンキュラスとカーネーションの花びらは、どちらも反り返っています。

花のアートパネル

反り返っている部分はハサミでカットして、花びらをなるべく平らな状態にしておきます。

花のアートパネル

平らな状態にすることで、花びらがアレンジしやすくなります。

最初に、花束を持ったイラストの女の子のパネルをアレンジしていきます。

花のアートパネル

平らにした花びらは、アートパネルにグルーで固定していきます。

花のアートパネル

花びらの根元のほうにグルーガンでグルーをつけ、しっかりと糸を切ります。

花のアートパネル

グルーは花びら全体につけずに、根元のほうだけにつけるようにしました。

グルーが熱いうちに、アートパネルに固定していきます。

花のアートパネル

女の子のイラストの足元のほうから、花びらをつけていきます。

花びらをドレスのスカートに見立てて、上のほうへとどんどん重ねていきます。

花のアートパネル

ウエスト部分にはあえて、花びらの根元のカーブをカットしていないものを使うようにしました。

花びらの根元はウエストの細い部分を表現するのにちょうどよく、また、ふんわりとウエストからドレスが広がるようにできました。

ウエスト部分まで花びらを重ねたら完成です。

花びらのドレス

グルーを花びらの一部分にだけつけることで、ドレスがふんわりとなりました。

雨の日も楽しい! 花びらで作る傘アレンジ

ブルーに白い花柄のパネルにもアレンジしていきます。

こちらは以前ご紹介した端午の節句のアレンジで残った、タッセルの紐を使うことに。

もうすぐ、梅雨の時季になるので、アートパネルで2種類の傘を作ってみました。

花のアートパネル

タッセルの紐を短くカットします。

花のアートパネル

紐状のものをカットするときは、カットしたい箇所にセロハンテープを巻きつけ、その上をカットすることで紐のホツレを防ぐことができます。

カットした紐を使い、グルーをつけてアートパネルに貼っていきます。

花のアートパネル

紐の1/3の部分を曲げて、U字形に貼りつけました。ひとつはパネルの下のほうに、もうひとつはパネルの上のほうに。

まずは下のほうに紐をつけたアートパネルをアレンジしていきます。

花のアートパネル

平らにした花びらを扇の形を作るようにして、グルーで固定していきます。そのまま紐のほうまで花びらを固定。

花のアートパネル

花びらが、開いた傘になりました。

もうひとつのアートパネルは、紐の下部分に花びらを3枚つけました。

花のアートパネル

そのまま少しずつ下に。下にいくにつれて花びらを少なく細くしていきます。

花のアートパネル

先端部分はカーネーションの細い花びらを使って、こちらは閉じた傘の完成です。

花のアートパネル

閉じた傘と開いた傘を飾って。

雨の日も明るい気持ちで楽しく過ごせそうです。

アートパネルと花遊び。束の間の時間がとても楽しかったです。終わりかけの花を最後まで楽しむことができるだけでなく、柔らかい花びらと、ほんのり漂う花の香りにも癒やされました。

花のアートパネル

今回の材料をご紹介

  • アートパネル(水色)… 100円×2枚*ダイソー
  • アートパネル(女の子、いちごのリース)… 100円×2枚*セリア
  • 紐(カーテンタッセル)…100円*セリア
  • 飾っていた花…ラナンキュラス、カーネーション

合計500円(税抜)。

ほかに、ハサミ、グルーガンとグルーを用意。

グルーを使えば、アートパネルは再利用が可能

今回花びらをアレンジしたアートパネルは、4、5日後にはこんな感じになりました。

花のアートパネル

花びらが縮んで隙間が見えています。そこで、花びらを外すことに。接着がグルーだったので、意外とキレイに取れました。

花のアートパネル

アートパネルは再利用できそうなので、また、生花や造花、ドライフラワーなどでアレンジを楽しんでみようと思います。

Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

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