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小田井涼平「売上下がったらごめん!」北海道・函館の屋台街での出会いで見えてくる、小田井が持つ“距離感”のセンス

  • 2024.5.30
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小田井涼平「売上下がったらごめん!」北海道・函館の屋台街での出会い ※提供画像
小田井涼平「売上下がったらごめん!」北海道・函館の屋台街での出会い ※提供画像

【写真】ほろ酔いのとろんとした顔も色っぽい小田井

無料のBS放送局「BSJapanext<263ch>」が放送する「小田井涼平のあい旅」(毎週木曜夜8:00-9:00)。5月23日の放送では、小田井涼平が北海道・函館へ足を運ぶ。北海道ならではの活きイカ釣りを楽しみ、地元の常連さんと一緒に鉄板焼きや“最強の組み合わせ”おでんで盛り上がった。

透けるほど新鮮なヤリイカに感動

北海道に降り立った小田井がまず向かったのは、函館の朝市。ウニ、たらこ、ホッケの干物などさまざまな新鮮な海の幸がところ狭しと並ぶ、旅行者も多い人気スポットだ。そこで小田井が見つけたのは、「活きイカ釣り体験」と書かれた大きな看板。興味を引かれたのか「行ってみましょう、せっかくですから!」とワクワクしたようすで、「駅二市場」へ入っていく。

立ち寄った松前漬けのお店で“ホタテ”をお土産にもらうなど、さっそく歓迎を受ける小田井。活気ありつつも温かい市場の雰囲気に、「1日ここでバイトしよかな!」と冗談めかして笑う。そうこうしながら市場を巡ると、やがてお目当ての「活きイカ釣り」用の生けすが見えてきた。

函館は全国有数の水揚げ量を誇るイカの名産地。その特性を活かし、市場のなかに生きたイカをお客さんが直に釣り上げるアクティビティを開発したようだ。

「釣るというより“引っかける”」「狙うのはイカの耳」といったポイントをお店の人から伝授してもらいつつ、小田井も釣り竿を持っていざイカ釣りにチャレンジ。折よく一匹のイカが小田井の近くまで泳いできたことで、「この子、もう釣りやすいところに来てくれてるもんな」と狙いを定める。

小田井が釣り竿をクイッと操ったところ、見事にヒット。思いのほか簡単にイカを釣ることができた。「もう見て…釣たてやから半分透けてるよ」と満面の笑みを見せる小田井は、イカを顔の横に持ってきて「釣れたよ」と自慢気にコメント。しかも釣り上げたイカは、その場でさばいて刺身にしてくれるというから驚きだ。

手早くさばかれたイカが運ばれてくると、あまりのスピードに驚く小田井。「はやっ!これホント、リアルに僕が釣ったやつ?」と店員さんに確認しつつ、美しいイカの刺身をいただくことに。

透けるほど新鮮なイカの身を口にした小田井は、「もっとコリコリすんのかと思いきや、めちゃくちゃやわらかいですね!」「噛んだら噛んだだけどんどん甘みが出てくる」と上機嫌にレポート。小田井が釣ったヤリイカは身がやわらかく、旨味もたっぷりつまった旬まっさかりなのだという。

さらに、ショウガしょうゆへつけた途端に動き出すゲソ。新鮮だからこその現象に小田井も「動いてる!」と震えつつ、筋肉質で弾力あるゲソの食感を楽しんだ。やわらかい身とコリコリのゲソ。イカ釣りにイカ刺しと、早くも北海道の魅力を堪能したお題であった。

素敵な出会いのなかでいただく極上おでん

続いて小田井がやってきたのは、函館駅前にある屋台村「大門横丁」。さまざまなお店が立ち並ぶなか、興味を引かれたのは「わいどのおでん」というお店だった。“わいどの”とは青森弁で「ぼくたちの」を意味するため、「ぼくたちのおでん」とかわいらしいネーミングのお店だ。

お店に入ると、L字型のカウンターにはすでに3人のお客さんが。駆けつけ一杯とばかりにビールをいただいた小田井は、「泡が絹ごし!すごいわ、口のなかでシルクロード歩いてるみたい」と一発かましてお客さんからも笑いをとる。

お店の雰囲気が温まったところで、常連だという3人のお客さんについて聞いてみることに。店長・木下さんが1人は地元が同じ、1人はマジックショー…と紹介する途中で小田井がたまらずストップ。「ようわからんワード…」と小田井が戸惑いつつ深掘りすると、1人はマジシャンなのだという。

さらにもう1人はお店に野菜を卸している八百屋さん。もともとはただのお客さんだったのだが、ふとしたきっかけで野菜を卸すような仲になったそうだ。そこで八百屋さんの大根を使った、お店の看板おでんをいただくことに。

北海道の函館真昆布を使って出汁をとったおでん。皿に盛られる大根を見た八百屋さんからは、ぜひとも「厳しく」と味の感想を求められる。そこで小田井は「ダメなものはダメって言っちゃうからね!」「今後、売上下がったらごめん!」としっかり念を押しつつも、近くで大根を見た瞬間「ちょっと!大根これ、エグイやん!」と早くも喜色満面。しっかりと味が沁みて出汁色に染まった大根は、たしかに食欲をそそる見た目だ。

そして味の方も、ひと口で「ヤバいな」と小さくこぼすほどのクオリティ。大根の繊維を感じさせないホクっとした食感と、甘みを強く感じさせる大根の味わいが出汁とベストマッチしていると絶賛が止まらない。さらに昆布出汁を少し整えただけという出汁の話を聞き、「じゃあこれはホンマにすごいわ」「このお出汁にめっちゃあってる」と大根の素晴らしさを褒めちぎった。

「2人の共同作業の結果やわ」「これは最強タッグやね」と結んだ小田井の横で、店長と八百屋さんが突然握手。「普段ほめられねぇから…」と嬉しそうな顔の2人に、小田井もホッコリ笑顔で返す。

お店のもう1つの看板、本格的な鉄板焼きもいただけて大満足。自然とお客さんとの会話も弾み、楽しい時間を過ごすのだった。

心地よい距離感、心地よい言葉選び

小田井の旅ではたびたび目にする一般のお客さんとの絡み。“あい旅”という番組タイトルの由来でもある「触れあい」を、小田井は旅のだいご味として味わっている。しかし触れあいというのは決して一方通行ではいけない。グイグイと入り込むのではなく、自然な距離感でコミュニケーションを取ることが大事なのだ。

その点、小田井の手腕はさすが慣れたもの。今回立ち寄ったおでんのお店でも最初からお客さんに切り込むのではなく、お酒の場ではお酒をいただいてから。ジョークで場がほぐれたところを見計らって、店長経由で話しかけても嫌がらない人を探すという気遣いを徹底している。

ときには踏み込み、ときには距離を保ちつつ会話をするのが上手い小田井。旅を彩る人・物・景色の良いところをグッと引き出すことができるのは、根っからの旅好き・根っからの人好きならではなのだろう。今後も旅の道中で、素晴らしい出会いと良きコミュニケーションを期待したい。

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