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<虎に翼>伊藤沙莉“寅子”、仲野太賀“優三”との別れに向き合って新章へ “美味しいものは一緒に”がトレンド入り

  • 2024.5.30
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猪爪寅子(伊藤沙莉) 「虎に翼」第44回より (C)NHK
猪爪寅子(伊藤沙莉) 「虎に翼」第44回より (C)NHK

【写真】仲野太賀“優三”が出征前に見せた笑顔…

伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第44回が5月30日に放送された。気を張り詰め、強がり続けてきた寅子(伊藤)が夫・優三(仲野太賀)の死を受け入れ“これから”に目を向けるまでがじっくり描かれ、見守る視聴者から感動の声が上がった。(以下、ストーリーのネタバレがあります)

「お願いだから立ち止まって」母の思い

「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人・三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。第9週「男は度胸、女は愛嬌?」では、終戦後の寅子たちの暮らしが描かれている。

寅子は優三の死に向き合うことのないまま、心にふたをして過ごしていた。そんな時、母はる(石田ゆり子)から、「これ以上心が折れて粉々になる前に、お願いだから立ち止まって、優三さんの死とゆっくり向き合いなさい」と、お金を渡された。はるも、花江(森田望智)も、どうしようもなくなった時に通った道だという。

「虎に翼」第44回より (C)NHK
「虎に翼」第44回より (C)NHK

「美味しいものは一緒に」ひとりでは食べられない…

闇市の屋台で焼き鳥を頼んだものの、優三と「美味しいものは、一緒に」と分け合って食べた記憶がよみがえり、手をつけることができない。食べずに店を出ると、女将が「もったいないから」と新聞紙に包んだ焼き鳥を持たせてくれた。

かつて優三とおいしいものを分け合って食べた河原で、孤独に苦しみながらひとり焼き鳥を頬張る寅子。ふと手元を見ると、焼き鳥を包んであった新聞紙に、生まれたばかりの「日本国憲法」の文面があった。

「トラちゃんができるのは、トラちゃんの好きに生きることです」。優三が出征前に言い置いていった言葉がよみがえり、とうとう寅子は大声をあげて号泣した。

「虎に翼」第44回より (C)NHK
「虎に翼」第44回より (C)NHK

「しっかり悲しんでくれてよかった」

優三の死を知って以来“スンッ”とした顔で過ごしてきた寅子が感情を爆発させたこの号泣シーンに、視聴者からも「トラちゃん、やっと泣けたね」「よかった。死んだように生きてる寅子を見てるのはつらかった」「朝ドラ史に残る名シーンだった」と、共感の声が多く上がった。

そしてこの日、寅子が優三の死と向き合うきっかけになった「美味しいものは一緒に」というフレーズにも注目が集まった。「『美味しいものは一緒に』でトラちゃんが優三さんを思い出して、しっかり悲しんでくれてよかった」「屋台で『美味しいものは一緒に』があったからこそ河原で泣けたし、日本国憲法を知ることができたんだ」といった声が上がり、Yahoo!リアルタイム検索ランキングでは「美味しいものは一緒に」が放送後、一時トレンド入りする反響を呼んだ。

河原で「日本国憲法」の書かれた新聞を手に泣く寅子の場面は、第1話冒頭で登場したシーン。第1話ではその後、寅子が再び弁護士として歩き始める様子、桂場等一郎(松山ケンイチ)との再会も描かれていた。優三との別れをしっかり悲しんで、再び自分の人生の“これから”に思いをめぐらすことができるようになった寅子の新章がスタートする。

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