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空き家の2階でニャルソックしているのは…うちの猫!まるで自宅のようなくつろぎっぷりに漂う大物感

  • 2024.5.30

空き家には好奇心をくすぐる魅力があります。

誰も住んでいない静まり返った家屋の中には、隠れた秘密や物語があるのではないか?という想像をかき立てる一方で、実際に忍び込む行為は法律で禁止されているため、人間にとってはまさに禁断の空間。しかし、猫は自由気ままな生き物。自分が入れると思った場所は果敢に入り込んで行きます。

広島県の北部で元野良猫2匹と夫婦で暮らしているlino(@linotree_)さんは、先日、隣の空き家の2階に愛猫が座っている姿を目撃してしまったと言います。

空き家の2階から外を眺める三毛猫のおこめちゃん
実際の写真(提供:飼い主さん)

壁のないぽっかりと空いた場所で、ちょこんとエジプト座りをしているのは、三毛猫の「おこめ」ちゃん。

普通、空き家に忍び込んだのであれば周りをキョロキョロと警戒しながら探索しそうなものですが、おこめちゃんの表情は落ち着き払っていて自然体な佇まい。のんびりと観察するように外を眺める姿は、まるで以前からこの家に住んでいて、侵入者がいないかニャルソックでもしているかのようです。

この少し前、飼い主さんは掃除や洗濯をしてる最中で、ふと猫の声が聞こえてきたため外へ出てみることに。すると、隣の空き家から自分を呼んでいるおこめちゃんの姿を発見。冒頭の写真はその時の様子を捉えたもので、実は普段からよく見られる光景なのだとか。

「うちの猫は毎年暖かくなると、この空き家で寝起きするのがもう習慣になっていて、『今年もこの時期がやって来たな』と思いました。」
(飼い主さん)

この後、おこめちゃんは夕方まで空き家で過ごすと、一旦お家に帰ってきてご飯を食べ、少し甘えてからまた外へ出かけて行ったそうです。

お家に帰ってきた三毛猫のおこめちゃん
ただいま帰りましたニャ

飼い主さんがこの土地に引っ越してきたのは今から5年ほど前のこと。

その時、すでに隣は今のような空き家になっていたのだそうで、「とにかく風通しがよさそうなので、夏場はうちで寝るより涼しかろうと思いますし、ネズミなどの狩場でもあると思われます。」と、おこめちゃんが空き家に入り込んでいた理由について語ってくれました。

家から外を見つめる三毛猫のおこめちゃん
田んぼに囲まれたのどかな環境

また、飼い主さんのお家の両サイドは空き家になっていて、愛猫たちの遊び場になっているだけでなく、近所にいる野良猫たちのねぐらにもなっているのだそう。過去には愛猫が野良猫を追い出しているところを見かけたことがあることから、縄張り争いみたいな状況が発生している様子。

おこめちゃんが空き家の2階から外を見ていたのは、もしかすると他の猫が入ってこないように見張っていたのかもしれませんね。

取材協力:lino(@linotree_)さん

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