イ・ジュン“ドヒョク”、あり得ない濡れ衣で逮捕…クライマックスへ加速するマシューの暴走にあぜん＜7人の脱出 season2＞

【写真】マシュー・リーの暴走を止めようとしたヤン・ジンモも“最悪の結末”を迎える

ある少女の死に関わった7人の悪人たちと彼らの罪を裁く謎の男マシュー・リー(オム・ギジュン)による壮絶なサバイバルを描いたドラマ「7人の脱出」(2023年)。同シリーズの続編となる「7人の脱出 season2―リベンジ―」の第27、28話が5月25日に配信された。人質に取られていたコ・ミョンジ(チョ・ユニ)の子どもたちを救出に向かったミン・ドヒョク(イ・ジュン)、ヤン・ジンモ(ユン・ジョンフン)らが、またもマシューの手によって最悪の事態に巻き込まれてしまう。クライマックスへ向けて、マシューの暴走が止まらない展開に、思わずあぜんとした。(以下、ネタバレを含みます)

マシューへ立ち向かったジンモに悲劇が

大人たちの復讐(ふくしゅう)劇に巻き込まれてしまった、ミョンジの娘・エリカ(チョン・ソヨン)、息子・フィリップ(サンア)、そしてハン・モネ(イ・ユビ)の娘・ハンナ(シム・ジユ)。そんな子どもたちを利用するべくマシューは、子どもたちを乗せて車で逃げるドヒョクらを煽り運転で追い掛ける。ジンモはドヒョクをサポートするため、マシューの後ろから追い回す。いよいよドヒョクらの車にマシューが追いつく…というところで、ジンモは体を張って足止めをするべくマシューの乗った車に接触。だが、不運にも突っ込んだジンモの車が勢い余って横転してしまう。

第27話では、マシューによる接触事故で緊急手術を受けるが脳死の判断をされてしまうジンモの最期が描かれた。そしてジンモの心臓は、子どもたちを守るためにマシューに撃たれて瀕死状態だった妻のミョンジへ移植されることに。

当然のごとくマシューはジンモを事故で殺してしまった事実を隠し、ドヒョクをジンモ殺害事件の犯人として仕立てようと総理大臣を脅し、法曹界のトップに君臨する人たちを巻き込む手段に出た。彼らが集められた会議には、セイブの代表でモネの夫ファン・チャンソン(イ・ジョンシン)の姿も。そんなマシューの動きを見据えたドヒョク、カン・ギテク(ユン・テヨン)らは、マシューを逮捕するための新たな計画を立て始める。

一方で世間にはドヒョクが緊急逮捕されるニュースが流れ、警察は彼を逮捕するためにやって来る。メディアの前では、マシューがドヒョクに濡れ衣を着せ、虚偽の陳述で告発する腹立たしい姿が映し出された。自分に都合の悪い映像や証拠は自由に削除し、権力者も買収、マシューのやりたい放題が止まらない。

手に汗握るストーリーが展開

第28話では、ジンモを殺した容疑で逮捕されていたドヒョクが、取調べを担当する刑事、機転を利かせたモネの協力もあり1時間の猶予で警察署を抜け出し、逆襲の鍵を握るチャンソンの家に侵入。しかし、モネが何かを企んでいることを不審に思ったチャンソンは、モネとの外食をキャンセルし、ドヒョクが潜む自宅へと向かう…といった姿が描かれ、手に汗握るストーリーが展開した。

クム・ラヒ(ファン・ジョンウム)に続き、ジンモまでもが命を落とす悲劇。ここまで来ると復讐というより、意地の張り合いにさえ見えてきてしまうようなどんでん返し続きの展開には驚かされるばかり。生き残った5人とマシューの闘いはどうやって終幕を迎えるか、最後まで続くであろう予想外な“ハプニング”も期待したい。

「7人の脱出 season2―リベンジ―」は、毎週月・木曜にLeminoで独占配信中。次回は5月30日(木)に第29話、30話が配信される。

◆文＝suzuki