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5歳の子どもが引っ越しで抱えるストレスとは。新しい環境で不安にさせないコ

  • 2024.5.30
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引っ越しは、大人も子どもも程度の差はあってもストレスを感じやすいものです。

小さな子どもはあまりストレスを感じないようなイメージがありますが、気持ちをうまく言葉にできないだけのケースもあります。

子どもによっては、ストレスで体調を崩すこともあるでしょう。

今回は、幼稚園や保育園に通っている5歳の子どもが引っ越しで感じがちなストレスを、対策方法とともに解説します。

5歳で引っ越しをするメリットや良い点

はじめに、5歳で引っ越しするメリットや良い点を解説します。

5歳というと幼稚園や保育園に通っている年齢ですが、この年齢の子どもが引っ越す際にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

新しい生活環境に慣れる時間がある

5歳で引っ越しをすると、満6~7歳で小学校に入学するまで1年から1年半の猶予があります。

その間に、新しい環境に慣れることができます。

新しい幼稚園や保育園で、友達を作る時間もあるでしょう。

また、親も小学校に関する情報はもちろんのこと、習い事や塾などの情報も集められます。

そうすれば、親子ともども余裕を持って小学校入学に望めます。

同じ小学校に行く友達を作れる

小学校は幼稚園や保育園とはまったく異なる場所であり、子どもが大きなストレスを抱えがちです。

しかし、同じ幼稚園や保育園から一緒の小学校に通う子どもが多ければ、子どもも安心するでしょう。

小学校入学にあわせて引っ越せば、子どもは知らない環境で一人頑張らなければならないので、大変なストレスになる可能性もあります。

また、登下校が一緒にできる友達がいれば、親も安心です。

じっくり良い環境や学校選びができる

複数の学校を選べる場合、時間があれば子どもにとって最適な環境を調べられます。

小学校も多くの情報をオープンにしていますが、上に兄や姉がいる方の口コミ情報も重要です。

また、その地域にいるからこそ、リアルタイムで回ってくる情報もあるでしょう。

このほか、親も親同士のネットワークを構築できるので、何かあったときに頼れます。

このような信頼関係は時間をかけてでしか築けないので、5歳で引っ越しするメリットは大きいでしょう。

5歳で引っ越しをするデメリットやストレス、問題点

しかし、5歳で引っ越しするのはデメリットもあります。

ここでは、子どもが5歳の時点で引っ越しする問題点や子どもがストレスを感じがちなことなどを紹介します。

保育園や幼稚園は転園?

保育園や幼稚園では、5歳児は年中さんにあたります。

3年保育の場合は4歳から仲の良い友達と別れることになるでしょう。

また、赤ちゃんの頃から保育園に通っていた場合は、兄弟のように育ってきた友達とも別れることになります。

転園先がこじんまりとした幼稚園だった場合、すでに人間関係ができあがっていて仲間の輪に入れないこともあるでしょう。

1年間親しい友達ができないと、子どもは大きなストレスを抱えることになってそれが体調に現われる可能性もあります。

別れの辛さが2度続く可能性も

幼稚園や保育園の場所によっては、学区が違うので一緒の小学校に進めない場合もあります。

特に、人口の多い都市部では道一本隔てただけで別の小学校になる場合もあるでしょう。

年中さんで親しい友人と別れ、やっと新しい幼稚園や保育園に慣れたと思ったら小学校でまた別れ別れになるといった2重の別れを経験するかもしれません。

小さな子どもにとっては大きなストレスになるでしょう。

そうならないためには、幼稚園や保育園選びを慎重にしなければなりません。

友達や周囲の人、家と離れがたいことも

5歳になると社会性も発達して、親しい友人や好きな先生もはっきりしてきます。

また、良くあいさつをする近所の方など、「親密ではないけれど、顔見知りの相手」も出てきます。

そのような人々とある日一斉にお別れしなくてはならないのは、子どもにとって大きなストレスになるでしょう。

特に、人見知りで仲良くなるまで時間がかかる子どもなら、別れのつらさもひとしおです。

子どもによっては長い間別れのショックを引きずるケースもあるでしょう。

新しい環境で不安にさせないコツや注意点

最後に、5歳の子どもが新しい環境で不安にならないためのコツや親の接し方などを紹介します。

これから引っ越し予定の方は、参考にしてください。

引っ越しの理由や状況をしっかり説明する

5歳になったら、ある程度状況の変化が把握できます。

何も説明されないまま、ある日突然住む家から通う園まで変わったら、パニックになるかもしれません。

ですから、できるだけわかりやすい言葉で、引っ越しのことを伝えましょう。

できれば、時間をかけて子どもに別の場所に行くことやお友達と遠く離れてしまうことを伝えてください。

そうすれば、子どもなりに引っ越しの心構えができてきます。

子どもだから、言ってもわからないと決めつけないよう、それぞれの性格や理解に合うように工夫して伝えるようにしましょう。

お別れの挨拶や準備を丁寧にする

幼稚園や保育園では、お別れ会を開いてくれる場合もあるでしょう。

それに備えてお別れのあいさつやプレゼントの準備を子どもと一緒にするのもおすすめです。

また、子どもには別れてしまっても友達はずっと友達であること、希望すれば親を通してメールや電話で近況を聞くことなどができることを伝えましょう。

そうすれば、自分の子どもも周りの子どもも、子どもなりに気持ちの区切りがつけられます。

手紙を書くために住所を交換するのも良いでしょう。

引っ越し先に楽しみを作る

現在はGoogleMapなどで、日本中どの地域でも写真を確認できます。

新しいお家や、周辺の施設、新しく通う幼稚園や保育園などを一緒に探検感覚で調べてみましょう。

また、家を建てて引っ越す場合は、新しい家に住める、部屋が増えるなど子どもにとってプラスになることを教えてあげると、子どもは不安が和らぎ、楽しみができます。

見ず知らずの土地に行くのは、大人でもなんとなく心細く感じるものです。

子どもにもできるだけ情報を与え、引っ越しを楽しみに感じさせるように心がけましょう。

まとめ:変化を見逃さず、注意深くケアを

5歳の頃は、子どもの性格によって新しい環境になじむまで時間差があります。

けろっとして新しい環境になじむ子どももいれば、お別れしたお友達を長い間恋しがる場合もあるでしょう。

親も引っ越した直後は何かと忙しいものですが、子どもの様子にできるだけ注意を払い、心のケアをしてあげてくださいね。

そうすれば、いざというときに早めにフォローできますし、子どもも安心できますよ!

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