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【犬旅:蔵王観光&宿泊編】 ワンコと一緒にエメラルドグリーンの火口湖「御釜」と美食のオーベルジュを満喫!:豆柴・まもるくんの旅日記

  • 2024.5.30
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豆柴・まもるとの旅、那須のあとは東北道を北に進み、宮城県の蔵王へ。目的は大きく二つ。まずは山頂から見えるエメラルドグリーンの火口湖「御釜」を見に行くこと。そして、美食の宿、オーベルジュで三陸の海の幸や仙台牛を味わうこと。今回も引き続きまもると一緒に、その二つのスポットを詳しくご紹介します!

旅をするのは… 豆柴・まもるくん

豆柴・まもるくん

2歳の雄、赤豆柴の「まもる」。とにかくビビリで警戒心が強く、ガンコなザ・柴犬。上手く甘えられないツンデレな性格ですが、飼い主家族にだけはたまにスキスキサインを見せてくれるのが可愛すぎる! 今回の旅はそんなまもると一緒に、美容ライター森本が横浜の自宅から那須→蔵王(宮城)→津軽→函館→小樽→トマム→札幌→トマム→白老町→函館→奥入瀬→松島(宮城)→磐梯山(福島)と、3週間かけて車で移動。まもると一緒の初めての長期旅行を、ブログ形式で赤裸々にレポートします!

山頂から覗くエメラルドグリーンの湖。神秘的な「御釜」は必見!

今回、旅の計画をたてているときに初めて知った「御釜」。「御釜……、ん? オカマ?」という疑問とともにエメラルドグリーンに輝く湖の写真を見て、行ってみたい!と強く思うようになりました。

実際見られたときは、「おおー!」と感動しきり。蔵王のシンボル「御釜」は、熊野岳・刈田岳・五色岳の三峰に囲まれた、直径約325m・最大深度約27mの火口湖で、湖水は強酸性のため、魚類は生息していないようです。

山頂は想像以上に歩きにくくて一苦労……

御釜には山形県側からと宮城県側から行くことができ、我が家は宮城県側から目指しました。Googleで蔵王、御釜と検索すると「蔵王の御釜展望台」というのが出てきたのでそれをセット。迷うことなくスムーズに到着することができました。山頂にはレストハウスがあり、その駐車場に車をとめて向かいます。ただここまでがかなりのクネクネ道。まもるの車酔いが心配でしたが、なんとか大丈夫そうでした。酔いやすいワンコには難しいかもしれません……。

駐車場からは数分で御釜が見えたのですが、足場がかなり悪く、ふだん登山をしない私にとってはかなり大変でした。ところがさすがワンコ。まもるは岩を飛び越えひょいひょいと進んでいきます。山頂は道がかなり遠くまで広がっているので、御釜を見るべスポジを見つけるべくだいぶ歩きました。靴ははきなれたスニーカーなどがおすすめです。

山頂からの景色は圧巻! 天気に恵まれ、絶好の御釜日和でした♪

刈田岳の標高は1758m。山頂にはまだ雪が残っていましたが、この日は5月でもかなり暑くて半袖でも汗をかくほどでした。日陰がないのでまもるもバテ気味。犬用のお水は必ず持っていってください。ただ山頂は、山麓の気温から10℃ほど低いときもあるそう。風も強いことが多いようなので、防寒対策はマストです。冬は山頂までの道が通行止めになってしまうので、ぜひ寒くなる前に行ってみてくださいね。

今回訪れた宿は…

別邸 山風木

蔵王の滋味を楽しむオーベルジュ。

住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字小妻坂21-70
電話番号:0224-34-2711
客室数:13 室(部屋タイプ:A~Etypeの6種類)
チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00
料金:Atype 27,500円~(平日)、Etype(ペット棟)38,500円~(平日)
アクセス:(東京より車の場合)東北道浦和ICより約4時間

愛犬ルームは二部屋あり、離れタイプの別棟に

愛犬ルームは二部屋あり、本館から少し離れた別棟になっています。家族以外の人やほかの犬が苦手なワンコも、安心して過ごせるのが嬉しいですね。
専用の駐車場もあり、とても便利! ワンコ用の荷物だけでもたくさんあるので、すぐに部屋の中に運べるのはありがたかったです。
2023年にオープンしたばかりだそうで、まるで新築の戸建てみたいに、外から見ても中に入ってもキレイで新しい建物でした。

60㎡の広々とした部屋は、犬も人も快適に過ごせます

60㎡の別棟にはリビングルームとベッドルームがあり、荷物を広げても余裕の広さ。大きなソファがあり、戸建てのように寛げます。宿泊した日は暖かかったので必要ありませんでしたが、床暖房付き。寒くても快適に過ごせそうです。

ウッドチップが敷き詰められた、プライベートドッグラン付き!

リビングの前には専用のドッグランがあり、ワンコも自由に走り回ることができます。下にはウッドチップが敷き詰められていて、足への負担が少ない、消臭効果が期待できるなどのメリットが。見た目もなんだかオシャレですよね。専用の洗い場もついているので、お散歩から帰ってきて足をサッと洗えるのも助かりました。

宿のまわりも自然がいっぱいで、お散歩に最適

蔵王の大自然のなかにある「別邸 山風木」。緑が多く、まわりはちょうどいいお散歩コースになっています。近くに川が流れていたのでまもるも少し水で遊ばせてみましたが、初めての川にやはり怖がってしまいました……。ただ緑豊かといっても最近では野生の熊や猪が出てくることがあるそうなので、注意が必要です。

旬の食材をたっぷり使った食事は格別の美味しさ!

三陸産 鮑のソテー 黄金の雲丹ソース

最高級A5ランク 仙台牛ステーキ

地場の新鮮な野菜、仙台牛A5ランクのステーキ、三陸の海の幸など地産地消にこだわった料理はさすがオーベルジュ。見た目にも美しく上品な味わいで、感動しました。今回はメインが2つ選べる「スタンダードプラン」でしたが、さらにその時季だけの旬食材を使った絶品料理が楽しめる「美食探求プラン」も。夏は雲丹、秋は松茸と、贅沢な食材をたっぷりと堪能できます。

さらにお酒好きには嬉しいことに、基本的に飲み物はすべて「オール インクルーシブ」。夕食時に飲むビールやスパークリングワイン、赤・白ワイン、日本酒などのアルコール類を含む飲み物は、すべて追加料金なしでいただくことができます。どのお酒も美味しくて、料理との相性も抜群でした。

最後にいただく「ごはん」も2種類から選べます

メインのあとにいただくごはんも、2種類から選べます。この日は「季節の炊き込みご飯(鶏ごぼう)」か「秘伝のだし茶漬け(鯛)」で、お茶漬けを選びました。新鮮な鯛にアツアツの出汁をかけて食べるお茶漬けは絶品で、すでにお腹いっぱいでしたが、ペロリと食べてしまいました。

手作りの「おばんざい」も並びます

コース料理のほかに、名物の玉こんにゃくや肉じゃが、蔵王野菜のサラダなど手作りの「おばんざい」も並び、取り放題。どれもとても美味しかったですが、大好きな玉こんにゃくは味がしみしみで何度もおかわりしてしまうほど。

「おばんざい」は朝食時にも並びます。調理人自ら地場の農家を訪れ、「安心・安全・健康」にこだわった蔵王源流米の白米、蔵王産の濃厚な温泉たまごやとろろ、出来立ての寄せ豆腐など、夕食とはまた違うメニューが楽しめます。手作りのお漬物も絶品でした!

自家源泉かけ流しのお風呂は大浴場のほか、貸し切り風呂も

お風呂はすべて、自家源泉掛け流し! 時間制で男女入れ替わるサウナ付き大浴場のほか、貸切露天風呂も二つあります。貸切露天風呂は2022年にできたばかりで新しく、愛犬ルームと近いので何度も楽しみました。空いていれば何度でも行くことができ、電気を切って美しい星空を眺めることもできます。

お風呂上がりは庭園を眺めながらラウンジで乾杯!

「別邸 山風木」では滞在中ずっと飲み物が「オール インクルーシブ」。食事のときだけでなく、チェックイン後のお茶や食後のコーヒーなど、いつでも好きな飲み物をラウンジや客室で楽しむことができます。ラウンジからは美しい日本庭園を眺めることができ、お風呂上がりにいただくビールは最高でした!

仙台牛のすき焼きも! 蔵王の食材でつくった元気がでる「朝ごはん」

仙台牛のすき焼きに温泉卵を添えて

こだわりの朝ごはん

オーベルジュというだけあり、朝ごはんもとても贅沢で美味しかったです! ごはんは蔵王源流米の「ひとめぼれ」、仙台味噌で仕上げた味噌汁、無農薬栽培の肥料のみで育った黄身の濃い卵など、蔵王の厳選された食材でつくられたものばかり。なかでも温泉卵を絡めていただく仙台牛のすき焼きは絶品! 朝からとても元気になれました。

犬旅後記

実はスキーのイメージしかなかった蔵王。初めて行ってみて、豊かな自然と食事の美味しさに感動し、またすぐに行きたくなるほどでした。御釜は想像以上に歩きにくくてまもるも私たちもかなり疲れましたが、達成感はひとしお。今回頑張って行って本当によかったです。オーベルジュ「別邸 山風木」は食事はもちろん温泉も素晴らしく、広々としたドッグラン付きの愛犬ルームは本当におすすめ! スタッフの方々の接客もとても温かく、まもるも私も幸せなひとときを過ごせました。たくさんのパワーをチャージして、このあと約4時間かけて、青森・津軽に向かいます!

text:Nahoko Morimoto
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