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大河ドラマ『光る君へ』第22回あらすじ・越前の出会い

  • 2024.5.29
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女優・吉高由里子が主演を務め、平安時代に長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。「越前の出会い」と題する第22回(6月2日放送)では、越前国守に任官した父・為時に同行するまひろが、宋の人々や越前の役人たちと出会う。

■ ついに枕草子が…前回のあらすじ

一条天皇(塩野瑛久)の最愛の后である定子(高畑充希)は、兄弟の不祥事で追い詰められた末に自ら髪をおろし、それを知った一条天皇は大きな衝撃を受ける。一部始終を目撃したまひろ(吉高由里子)は父の友人・藤原宣孝(佐々木蔵之介)に事の顛末を話すが、宣孝から「一連の騒動は右大臣の道長(柄本佑)と女院・詮子(吉田羊)の陰謀ではないか」と告げられる。

そして、太宰府への左遷が決まった定子の兄・伊周(三浦翔平)は、任地に赴くことを拒んで逃亡を続けていた。藤原実資(秋山竜次)らが捜索を続け、やがて発見。母・高階貴子(板谷由夏)を伴って太宰府へ向かうが、一条天皇は母の同行を許さず、実資と道長(柄本佑)に2人を引き裂くよう命じる。この一件で、右大臣だった道長は左大臣に昇進する。

そんな折、定子が帝の子を懐妊していることを知るききょう(ファーストサマーウイカ)は、心から敬愛する定子が生きる気力を失っている姿に心を痛めていた。ききょうから定子を慰する方法はないかと相談されたまひろは、以前ききょうが定子から高価な紙を賜ったことを思いだし、その紙を使って何か書いてみることを提案する。

定子のために筆をとったききょうは、「春はあけぼの」の一文から始まる四季折々の美しい情景を描写した随筆をしたためては定子の枕元に届け続ける。こうして、日本三大随筆のひとつ『枕草子』は書き始められたのだった。

一方でまひろは、国守に任じられた父・為時(岸谷五朗)と越前に赴く日が近づいており、自身が旅立つ前に意を決して道長へと文を出す。出立の前夜、かつて逢瀬を重ねていた廃邸で道長と再会したまひろは、道長が宣孝が示唆したような黒幕ではないことを感じ取る。

そして、この10年、道長を愛していながらもともに生きる道を諦めたことを後悔し続けてきたことを伝えると、道長も同じ思いを抱えて生きてきたことを知る。互いの本心を語りあい、「今度こそ越前の地で生まれ変わりたい」と話すまひろは、最後に道長に口付けるのだった。

■ 第22回「越前の出会い」あらすじ

越前国守に任官した父・為時に同行するまひろは、琵琶湖を渡って越前国(現在の福井県嶺北地方(岐阜県北西部含む)と敦賀市に相当する地域)へと向かう。越前国府への道中、敦賀にある宋人のための迎賓館「松原客館」に立ち寄ったまひろと為時は、宋の商人・朱仁聡(ヂュレンツォン・浩歌)や、松原客館の通詞を務める三国若麻呂(安井順平)らに迎えられる。そんな折、浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む青年・周明(ヂョウミン・松下洸平)と出会う。

その夜、国守を歓迎する宴がおこなわれ、まひろはみんなと楽しいひと時を過ごす。翌日、為時一行は越前国府に到着し、越前国の役人である大野国勝(徳井優)、源光雅(玉置孝匡)に出迎えられるが、為時は早々に激務で体調を崩してしまう。そこに医師としてある人物が現れて・・・。

本作は、日本最古の女性文学『源氏物語』の作者である紫式部が、秘めた情熱と想像力、そして生涯心を寄せる相手となる藤原道長への想いを原動力に、変わりゆく世を懸命に生き抜いていく愛の物語。放送は、NHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。

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