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白髪を上手く活かして!【美容師が解説】後悔しない「ヘアカラーとハイライトのポイント」とは

  • 2024.5.28
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最近、“白髪を活かす”ヘアスタイルについて耳にすることはありませんか? しかし「それって実際どうなの?」と疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。今回は白髪染めで伸びた部分が気になる方や、白髪を自然に活かしたい方に向けて、美容室に行った際のオーダーの仕方、効果・見え方、色持ちなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

最新の白髪染めは“ハイライトで白髪を活かす”!?

白髪染めと言うと伸びてきた白髪を綺麗に染めるのが主流ですが、最近はハイライトを入れることで白髪を活かすという方も増えてきました。

ハイライトを入れる前は、白髪・地毛、または白髪・染められた毛の2色の状態になっているはず。そこにハイライトを入れると白髪・地毛・ハイライト、または白髪・染められた毛・ハイライトの3色になります。

ハイライトを入れることで白髪のみに目がいきづらくなり、目がいくところを分散してくれる効果が期待できるのです。

さらに、明度差を作ることによって立体感を演出することができます。暗い色の方が奥に見えて明るい色は手前に見えるという目の錯覚を利用して、ハイライトをトップに入れてあげると、ボリューム感も出すことができますよ。

そして、気になるハイライトの持ち具合は、おおよそ2~8か月です。基本的にハイライトは白髪染めと違い、根本からは入れません。根本から少し離した位置から入れるので、1~2か月だと伸びた感があまり出ないでしょう。髪の長さが短いとやや早めに気になるかもしれませんが、普通に白髪染めするのと比べるとかなり持ちが良くおすすめです。

美容室でのオーダーの仕方・注意点

ハイライトは美容師によって入れ方が違うため、美容室に行って”ハイライト入れてください”と伝えるだけでは、希望通りの仕上がりにならないことも。また、ハイライトの入れ方には美容師のセンスが出ますし、お店によってはハイライトを入れる枚数によって金額が異なります。

”思っていた仕上がりと違う!”なんて事態を避けるためにも、今回はなるべく少ない枚数で白髪を活かせるハイライトの入れ方をご紹介します。

©永嶋恵美子

左の図の赤い線のところは、どなたも必須なラインになります。そして、黄色の線はショートの方がレイヤーを入れている場合に必須となるライン。ロングで多毛の方、白髪の量が多くてとにかく馴染ませたい方も、黄色い線のハイライトがあった方が良いでしょう。

そして”ハイライトを馴染ませたいか目立たせたいか”によって変わってくるのが、ハイライトの太さです! 馴染ませたい方は”細めに”、目立たせたい方は”ぱっと見で分かる程度に”と伝えてみましょう!

また、ハイライトを入れる際、明度差がないと入っているかどうか分かりづらいため、毛先の色とハイライトの明度差は少なくても3レベルはあったが方が良いと思います。

あまりコントラストをつけず馴染ませたい方は明度差を3レベルに。コントラストをつけてパッと見でハイライトを入れたと分かるようにしたい、立体感を出したい方は明度差を7レベル前後にするのがおすすめです。

「白髪を馴染ませることができる」「立体感がつく」「毛先に見えるハイライトがオシャレ」といった具合に、白髪を活かすハイライトは一石三鳥くらいになるのでおすすめです。ぜひ美容室に行かれる際の参考にしてみてくださいね。
©koumaru/Adobe Stock

筆者情報

永嶋 えみこ(Instagram@nagashiii_arrange)
Droog 美容師。サロンワークからヘアメイク・ファッションに興味があり、誰でもできる簡単なスタイリング・ヘアアレンジを提案していきます。

文/永嶋恵美子

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