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【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」

  • 2024.5.28
【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」
【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」

Text by 奥崎覚(編集部)

イギリス・マンチェスター発祥のスポーツブランド『UMBRO(アンブロ)』は今年、記念すべき100周年を迎えた。

日本では、デサントが1998年にUMBROの商標使用権を取得し、商品の企画開発・販売などを行っている。

今回はそんなデサントのUMBRO担当者2名が、日本におけるUMBROの立ち位置や、日本企画のアイテム、4月に発表された100周年限定コレクションなどについて語ったインタビューをお届け。

■デサント マーケティング部門カテゴリーマーケティング2部部長代行兼UMBROマーケティング課課長 松井徹氏

――日本のサッカー市場におけるUMBROの立ち位置について。

現在のグローバルのサッカー市場には、大小多くのフットボールブランドが存在し、マーケット自体は非常に厳しい環境にあります。

その中で日本におけるUMBROは、“100年の歴史あるオンリーフットボールブランド”として伝統と革新を併せ持っていることが強みであり、特性だと考えています。

【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」
【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」

――日本企画のアイテムについて。

日本企画に関しては、デザイン・企画・製造・生産・販売を全てデサントが担当しており、年2回のペースでプレーヤーに寄り添った新作を展開しているほか、オールシーズンで各サッカークラブや大学チームのサポートを行なっています。

また、近年はジュニア世代にフォーカスし、子どもの成長に安心・安全なモノ作りと情報発信を強化している段階です。

――Z世代をはじめとする新規顧客の獲得について。

他パートナーと共に、ファッション領域におけるコラボレーション等で若い世代へのアプローチを行なっています。

――100周年を迎えて。

100周年を迎えることができるスポーツブランドは、世界的に見ても数が少なく、個人的にも携われたことに非常に嬉しい気持ちです。

――日本での100周年イベントについて。

小学生から高校生年代までを対象とした100周年記念のサッカー大会『アンプロカップ(UMBROCUP)』を開催し、顧客接点を作ることができる取り組みを行なっています。

――今後の展望について。

フットボールブランドとしてジュニア世代に寄り添った商品開発を行うことで、未来の担い手である子どもたちと一緒に成長し、グローバルブランドではありますが、日本から世界へと翔けるブランドを目指したいと思います。

■デサント マーケティング部門カテゴリーマーケティング2部UMBROマーケティング課 島村隆宏氏

――創業100周年記念を祝す限定コレクション“100周年限定コレクション”の誕生について。

1年半ほど前から構想を練り始め、“100年の歴史があるイギリス発祥のオーセンティックなフットボールブランド”をメインコンセプトに制作しました。

【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」
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――具体的な商品詳細について。

ユニフォームの上下とドリルトップの3型のウェアをメインに、全6型をご用意しました。ゲームシャツとドリルトップは、イギリス国旗のユニオンジャックをモチーフにブランドの伝統と歴史を表現し、独自開発した光沢感のある素材を採用したほか、今回のためだけにデザインした100周年記念のエンブレムや特別織ネームをあしらっています。

【インタビュー】100周年を迎えた『UMBRO』、国内展開するデサントの担当者が語る「日本での立ち位置」
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一方、ゲームシャツは腿上げがしやすいスリップパネルと呼ばれるパターンを施すなど、どのウェアもデサントの強みである独自の素材開発やパターンにこだわりながら、デザイン性も高いパフォーマンスウェアという立ち位置です。

――店頭販売について。

日本では、オフィシャルECサイトとサッカー専門店を中心とした、全国の30店舗ほどで展開いたします。また、サッカー・ヴィンテージのセレクトショップBENE(ベネ)とコラボレーションしたポップアップストアでも取り扱い、5~6月に東京・原宿などで開催予定です。

――今後の商品展開について。

大人から子どもまで、全世代が現場で抱えている課題を解決できるようなパフォーマンスウェアやフットウェアと同時に、我々が持つテクノロジーを落とし込み、スポーツを軸にしながらよりファッションとの融合にもチャレンジしたコレクションも考えています。

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