毎日のように新しい服を手にするスタイリストという職業。そんなファッションのプロは服のどこを見てどう選ぶ? 今回は「とにかくスタイル重視」の服・小物選びに定評のあるスタイリスト・岩田槙子さんに、そのコツを伺いました。
【スタイリスト・岩田槙子さん】
本誌でもモノトーン企画や着まわし企画を担当することが多く、シンプルな配色をしゃれて見せるテクニックに定評あり。身長150cm弱ということもあり私服も、スタイリングもスタイルバランスを最重視。
「とくに身長が低い人に」バッグと靴の選び方
スタイリスト・岩田さんがスタイリングでも、プライベートでも小物を選ぶ際に重視するポイントを深掘り。
実用的かつどんな服にも似合うサイズ感
「目線を上に上げるため、そして身長が低いということもありあまり大きなバッグはバランスが悪く、かつ小さくても実用性がない。なのでバッグは大きすぎず小さすぎないサイズ感の、肩掛けできるショルダーがベスト」(岩田さん) ベージュ巾着バッグ /VASIC(ヴァジックジャパン)
ヒールがないぶんアクセントになるものを
「ヒールレスパンプスは甲が浅く肌が出るものを。シンプルな形で、アクセントになる色を選ぶ方がボトムとのメリハリもついて、脚を短く見せない要素のひとつに」(岩田さん) ゴールドパンプス /フランチェスコ ルッソ(ロンハーマン)
ボトムの選び方「基準はトップスINでキレイかどうか」
「スタイルをよく見せることが大前提。ボトムは体型に大きくかかわるから、理想の1つに出会うのに時間も労力もかかる。そのぶんトップスは難しく考えず、「かわいい!」の直感を頼りにバリエを重視。ボトムでスタイルを保ちながら、トップスはシンプル以上、というイメージです」(岩田さん)
「低身長でもキレイに見える」ロングスカート
ボトムはしっかり吟味して、長く着られる上質でシンプルものを選ぶのが必須。なので私のボトムワードローブは毎シーズン、毎年変わらず穿いているものばかりです。自然な広がりとキレイに動きが出るヘムライン&ハイウエストのロングは身長の低い私にもぴったり。Tシャツやタンク、ビーサンなど、カジュアルなトップスや足元を1つでキレイに仕上げてくれるので、毎年重宝。まとわりつかない細身のシルエット」(岩田さん) 黒サテンスカート /SACRA(インターリブ)
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