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やっぱりママが大好きっ!エゾリス一家のものがたり

  • 2024.5.28

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年5月20日〜5月24日ピックアップ分)

きょうだいで…すくすく成長中です!

Sitakke
撮影:@ksnhdk505 さん

キャプションに、「卵から孵って、3日〜4日のヒナ」と、ありました。
公道(私有地ではない道路)から、超望遠レンズを使って撮影なさった、野生のタンチョウ親子のお写真とのこと。
ゴールデンウィークの後半から、あちこちでタンチョウのヒナが孵ったという話を聞いていましたが、道東の内陸部では、朝の気温が氷点下にまで下がったり、雪が降ったりと悪天候が続いたせいで、ヒナが死んでしまったという場所もあるようです。

釧路市にある「丹頂鶴自然公園」でも、5月8日に、5年連続で、ヒナが孵ったのが確認されました。
ここは屋根のないケージで、まるで湿原の中で暮らしているような環境でタンチョウが飼育されていて、生まれたばかりのヒナが、親鳥にエサをもらったり、親鳥の背中にもぐり込んで昼寝をするといった姿を、目の前で見ることが出来ます。

もうすぐ〝ヒナエナガ〟に会えるかな?

Sitakke
撮影:@takabouplan1120 さん

先週末に、今シーズンはじめて、札幌でエゾハルゼミの鳴き声を聞きました。
北海道に本格的な〝初夏〟の訪れを感じさせてくれる、風物詩的な〝音〟です。
このエゾハルゼミの鳴き声が聞こえはじめると、シマエナガの〝巣立ち〟の季節が近づいているのを感じます。
巣立ったばかりのシマエナガは、10羽近いきょうだいが、1本の枝に並んで、親鳥がエサを運んできてくれるのを待っています。

その姿を、〝シマエナガだんご〟と呼ぶことは、もう皆さんご存じのことと思います。
親鳥が、エサを持って近くにやって来ると、ヒナたちはいっせいにキーキーと鳴き声を上げて、おねだりをするのです。
こんなにキーキーと大きな声で鳴いていたら、カラスやハイタカなどの天敵に見つかってしまうのではないかと心配になりますが、そのキーキーというヒナたちの鳴き声を、見事にかき消してくれるのが、エゾハルゼミの大合唱なのです。
エゾハルゼミが鳴き始めると、シマエナガウォッチャーたちも、ヒナをなかなか見つけられないので、エゾハルゼミがまだ鳴き始めていない、日の出直後に行動しなくてはならず、そのために目覚まし時計を、午前2時30分ころにセットすることもしばしばなのです。

もう ピッカピカの〝1年生〟くらいに!?

Sitakke
撮影:@i_sa_mu555 さん

生まれたばかりの頃の黒っぽい色から、すっかりとキツネ色の毛並みになりましたね。
でもまだ、子ギツネの特徴の〝青い瞳〟の面影が、わずかに残っていて、人間でいえば、小学校に入学した〝新1年生〟くらいの成長ぐあいでしょうか?
4月末に生まれたばかりなので、動物の成長はとても早いですね!
〝人間は恐ろしいもの〟ということを、まだ学習していないのでしょう、とってもおだやかな表情を見せてくれています。
そろそろ、親ギツネの後を追って、〝狩り〟の練習を始めるころでしょう。
行動範囲が、これまでとは比べものにならないほど広範囲になります。
人間からエサをもらって病気になってしまったり、夜の道路で、車にひかれたりしなで、健やかに成長してほしいです。

何を〝お祈り〟しているの?

Sitakke
撮影:@bonny_animal さん

毛繕いの最中のひとコマなのかも知れませんが、何かを一心に祈っているかのように見えますねー。
この時期、エゾモモンガのメスは、巣穴の中で、2〜6匹の子を育てています。
エゾモモンガの子は、生まれてから1か月ちょっとが経つと、巣穴から顔を出し始め、生後50日くらいで、母親に習って、滑空の練習を始めるのだそうです。
しかしながら、エゾモモンガは、基本的に夜に行動する動物ですし、冬とは異なり、森の木々は葉を茂らせているので、なかなかその様子を見ることは出来ませんが、子ども達の健やかな成長を祈るばかりです。

何やっぱりママが大好きっ!エゾリス一家のものがたり

Sitakke
撮影:@hiro._.chi さん

どちらか1枚を、選ばせていただこうと思ったのですが、いずれもとってもかわいらしいので、きょうは2枚ともご覧いただこうと思います。
1枚目は、お引っ越しの様子です。エゾリスは、子育ての間に、何度かお引っ越しをするのですが、子リスがまだ小さな頃は、ママリスが子リスを口にくわえて、新しい巣へと運びます。
このお写真は、ある程度成長した家族のお引っ越しですね。
いちばん左にいるママリスに続いて、2匹の子リスが順番に、それまでに過ごした巣のある木を降りているのが、なんともほほえましいですねー。2枚目も、そのお引っ越しの途中の出来事のようです。

Sitakke

左の子が、ママリスのおっぱいに吸いついていますね。
それだけでもかわいいのに、右の子はおとなしく順番を待っているかのように、その様子を見守っています。
ママリスの表情は、おっぱいをあげながらも、あたりの警戒をおこたりません。
親の愛情と、子どもの親への信頼が感じられて、なんともホッコリさせられるお写真ですね。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

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