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山下智久“藍沢”が口にした強烈な信念とは 新垣結衣“白石”・戸田恵梨香“緋山”は“死”と向き合う<コード・ブルー1st Season>

  • 2024.5.28
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「コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−」 (C)フジテレビ
「コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−」 (C)フジテレビ

【写真】「まじ藍沢先生」と話題になった「ブルーモーメント」の山下智久

いつの時代も、医療ドラマは人気ジャンルの一つ。中でも初放送から15年以上を経ても色あせない輝きを放つのが、若手医師たちが一人前のフライトドクターを目指すドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(2008年ほか、フジテレビ系)。現在FODで順次無料配信中の1st seasonから、藍沢耕作(山下智久)らが初めて大規模な災害現場に急行した第5話のエピソードを振り返る。(以下、ネタバレがあります)

緋山、患者の“死”に直面する

藍沢と白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)が一人前のフライトドクターへと成長していく姿を描いた「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ。1st season第5話「過去」で藍沢たちは、多数の重傷者を出したガス管爆発事故現場へと赴く。

藍沢と白石は、爆風で吹き飛ばされた衝撃で腹部に鉄骨が突き刺さった状態の患者の処置へ。一方、緋山は倒れていた患者の処置を始めるが、その患者は大量出血ですでに危険な状態。緋山の「助けに来ました」の言葉を聞いて「ありがとうね、先生」と微笑んだのを最後に容体が急変し、そのまま心停止した。

「お前、医者だろ?」

これが、フェローたちにとって初めてと言える大規模災害現場だった。緋山は「ありがとうって言われたんです。助けられなかった患者さんに…」と、ぼう然自失。ヘリを操縦する梶寿志(寺島進)に「お前、医者だろ? だったらそれは、避けて通れないことなんじゃないのか」と現実を突きつけられる。

同じく危険な状態の患者を前にした藍沢と白石も、葛藤する。シニアドクターやレスキューはほかの患者にかかりきりで、手があかない。ヘリに乗せたくても、鉄骨から体を抜いた瞬間に動脈から血があふれ、一気に危険度が跳ね上がるのは明白だ。徐々に心拍が弱くなり、意識混濁していく患者を前に、藍沢は決断を下す。

「外科医は1番にならないと意味がない」

1st seasonでは、いまだ成長の途上にある白石や緋山たちに対し、現場で冷静に対処できる藍沢の能力の高さが際立つ。第5話では、厳しい先輩ドクター・黒田脩二(柳葉敏郎)でさえも藍沢を「生まれながらの外科医かもしれん」と評価したほどだ。

そんな藍沢が第5話ラストで口にした、“外科医が1番を目指さなければならない理由”が強烈だった。

「人は、人から必要とされないと生きていけない。だからみんな必死になる」「医者もそのために腕を磨く。患者から必要とされたいからな。外科医は1番にならないと意味がない。2番目、3番目の医者に、誰が命を預けたい?」

必要とされる医者であるために、常に1番でいなければ…という、悲壮な覚悟。どんなに現場で冷静さを保ち、高いスキルを発揮できても、藍沢自身もこの時点ではまだ成長途中。自信過剰な態度すら、未熟な自分を奮い立たせるための自己暗示なのかもしれない。そんな藍沢の心のひだがうかがえる、第5話のエピソードだ。

今年4月からのFODでは、人気のフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて毎日無料公開する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中。「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」1st seasonもその一つ。現在放送中のドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)では若者たちを導く立場を演じる山下の、15年前のフレッシュな姿にも注目だ。

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