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ひっそりとツアー史上3人目の生涯獲得賞金13億円を突破した全美貞プロ【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.5.28
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国内女子ツアー第13戦、リゾートトラスト レディスは、岩井明愛プロの今季初優勝で幕を閉じました。3打差の単独2位には今季好調の竹田麗央プロが入りました。注目は、14位タイに入った全美貞プロです。賞金1582万円を上乗せし、なんと生涯獲得賞金が13億19万3197円となり、ツアー史上3人目となる13億円を突破しました。

◆10億円越えの日本人選手はたった3人!

生涯獲得賞金とは、その名の通り、選手がこれまでJLPGAツアーでどれだけの賞金を稼いだのかが分かる記録です。ツアーが開催された当初と現在とでは、試合数も賞金額も大きく異なるため、必ずしも選手の実績が反映されるわけではありません。実際、ツアー通算69勝を誇る樋口久子プロの生涯獲得賞金は4億5410万9387円で49位となります。多少、活躍の時期がずれているツアー通算70勝の涂阿玉プロは7億4023万9934円で14位につけています。

今回、リゾートトラスト レディスで14位タイに入り、生涯獲得賞金13億円を突破した全美貞プロですが、生涯獲得賞金ランキングは3位となっています。同ランキング1位はツアー通算50勝の不動裕理プロで、13億7029万2382円稼いでいます。2位は申ジエプロで13億5690万344円。全プロは13億19万3197円なので、申プロとの差は5670万7147円となります。

ちなみに、4位以下は次の通りです。

4位李知姫プロ(12億5072万5090円)、5位アン・ソンジュプロ(11億11万4790円)、6位上田桃子プロ(10億7842万7156円)、7位横峯さくらプロ(10億6794万8138円)、8位大山志保プロ(9億7490万9343円)、9位鈴木愛プロ(9億5523万3090円)、10位福嶋晃子プロ(9億908万7761円)

日本で長く活躍した韓国選手が上位にいるのが目立ちますね。2年連続賞金女王に輝いたイ・ボミプロは8億6632万2664円で11位でした。

◆18シーズン連続でシード権を獲得

今回の13億円突破について、全プロは次のように語っています。「13億円については知らなかったですし、何も考えていませんでした。今後、生涯獲得賞金ランキングの1位を目指そうとは考えていません。それより1年でも長く、ツアーで活躍できるように頑張りたいです」。

全プロは05年からJLPGAツアーに参戦し、通算25勝を挙げている実力者です。12年には賞金女王にも輝いています。ただ、17年のヨコハマタイヤPRGRレディスを最後に、7年間優勝から遠ざかっているのも事実です。それでも05年以来、一度もシード落ちしたことがなく、現在18シーズン連続でシード権を獲得しています。通算出場試合数も566試合で、申プロの272試合、不動プロの385試合と比べるとかなり多く、今回の13億円突破は地道に賞金を積み重ねてきた証明ともいえるでしょう。

今年で42歳となる全プロですが、まだまだ元気にプレーしているだけに、14億円を突破する可能性は十分あると思われます。

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