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「あら〜、これじゃあ…」ワンオペ育児の気分転換に散歩へ→見知らぬ高齢女性から突然の衝撃発言!?

  • 2024.5.28

私が初めての育児に悩み、戸惑い、落ち込んでいたときの出来事です。ワンオペ育児に限界を感じ、気分転換に散歩へ出かけると、意外な人からまさかの言葉をかけられて……。

孤独だった私を救ってくれた言葉

息子が生後3カ月のころ、夫の仕事が忙しく、ワンオペで過ごす毎日に孤独を感じていました。さらに、息子はそのころから抱っこしていないと泣き続けるようになり、今思えば、この生活にとてもストレスを感じていたと思います。

ある日、気分転換を兼ねて息子をベビーカーに乗せ散歩へ行くことに。しかし、初めは落ち着いていた息子が、少しすると大きな声で泣き始めたのです。

余裕のなかった私は、周囲の目が気になり、自宅へ戻ることにしました。泣き止まない息子を見て、私も泣きそうになりながら帰っていると、突然、前から歩いてきた80代くらいの女性に声をかけられました。

何か言われるのかと覚悟していると、その女性は息子を見るなり、こう言ったのです。

「ママも大変だよね。何をしてもダメなときってあるんだよね。ママじゃないとダメなときもあれば、ママだけじゃダメってときもある。

でも、赤ちゃんいい顔して泣いてるわ。きっとママだから安心して泣いているんだよね。赤ちゃんはわかってるよ。大丈夫」。

女性はすぐに歩いて行ってしまったのですが、私は急に言われたその言葉に涙が止まらず、心がラクになったことを覚えています。あのときの私は、正解のない育児に必死に正解を探して苦しくなっていたのだと思います。

そんな息子ももうすぐ3歳になります。あの日、声をかけてくれたあの女性の言葉は今も忘れることができません。

泣き止まない息子に対して、自分でも気づかないうちにストレスがたまる日々。そんなとき、見ず知らずの女性に言われた言葉に心が救われ、涙が出るほど勇気づけられました。3年経った今でも、私の心の支えとなっている経験です。

イラスト/うちここ


著者:駒木リエ

ベビーカレンダー編集部

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