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【大人の海外留学】人気の行き先&費用は?段取りは?体験談まとめ

  • 2024.5.27
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ここ数年、増加傾向にある社会人留学。短期、長期、ワーキングホリデーと選択肢は様々。留学を考えたタイミングでやるべき段取りや近年の傾向を、留学会社「海外留学EF」のカウンセラーに教えてもらいました。

今からでも遅くない…!私も留学してみたいなと思ったら?

\留学段取りLIST/

【一年前】
☑︎目的と場所を決める
「なぜ、留学するのか?」明確な目的を見出すことが第一歩。自分の中で答えを持っておくと、その後の場所や期間選びもスムーズに。エージェントが開催する説明会に参加するのも○。

 

【半年前】
☑︎上司に相談するなど仕事を調整する
☑︎留学エージェントに相談する
社会人の場合、仕事の調整や休職の交渉がマスト。半年前には上司に相談するのが一般的なマナー。「仕事をやりくりできず、留学を断念した」という人もいるので、早めの行動を意識して。

 

【4ヶ月前】
☑︎ビザの申請をする
ビザの申請は、出発の4ヵ月前から手続き可能。国によっては代行会社を通す必要がある場所も。ビザの発給状況は国や政府の施策によって刻々と変わるので、事前チェックが肝心。

 

【2ヶ月前】
☑︎住所を実家などに移す
ひとり暮らしの場合、住んでいる家の解約と退去手続きを開始。住所を実家などに移しておくことも忘れずに。英会話のウォーミングアップや現地の情報収集も心掛けて、イメトレを。

 

【1ヶ月前】
☑︎歯医者さんに行く
海外の歯医者は保険が利かないことが多いので、治療を終えてから渡航するのが安心。留学期間が長期にわたる場合は役所で申請が必要。(一般的に転出予定日の14日前から申請可能)

\目的別・おすすめ留学先/

外れなし!総合人気の留学先は?
【1位】オーストラリア
【2位】カナダ
【3位】アメリカ&イギリス
日本人が馴染みやすい気候で、治安もいいオーストラリアがトップ。カナダはアメリカよりも物価が安く費用を抑えられる点で高支持。アメリカとイギリスは留学先の王道として人気。

 

〈サクッと短期で行きたいなら?〉
【1位】イギリス
【2位】フィリピン
イギリスは渡航費が高く、長期になると行きづらくなるので短期がおすすめ。フィリピンも格安で行けますが、タガログ語がメインで英語に触れる機会が少ないという難点が。

 

〈働きながら学びたいなら?〉
・オーストラリア
ワーホリのイメージが強いオーストラリア。ビザが取りやすく、ワーホリビザはオンラインで手軽に取得できます。働きながら学びたいと思ったら、ビザだけ取っておくのもアリ。

 

〈ビザを確実に取りたいなら?〉
・(今現在は)アメリカ
つい最近、留学生が多いことでカナダが学生ビザの発給数を制限。その時々で状況が変わるので、渡航先を変更したり、違う方法で一旦入国するなどの対応が求められることも。

 

〈旅気分も味わいたいなら?〉
・マルタ島
イタリアの近くにある地中海に浮かぶ島国。英語とマルタ語が公用語で、街中でも英語が当たり前に使われる環境。景色が美しい観光地でもあるから、旅行気分も楽しめます。

《年々増加している社会人留学 現地で働きながら学べるワーホリが断トツ人気》

去年、一昨年と比べて、社会人留学の割合は約2割アップしています。特に人気なのは、ワーホリ。昨年、NHKで出稼ぎ留学としてワーホリを紹介する番組が放送された影響もあり、お問合せが急増中。現地で働くことで収入を得られる、仕事の経験が次に活かせるという点にメリットを感じ、ワーホリを選択する人が多くいます。

相談者で目立つのは、コロナ禍に大学生活を送り、海外に行けないまま日本で働き始めた1、2年目の方や、キャリアの停滞を感じ始めた20代後半の方。ただ、ワーホリの申請は30歳までと決められているので、興味を抱いたら早めに動くことをおすすめします。行きたいとなったら、ビザだけ先に取っておくのもひとつの手です。また、資格取得を目的とした留学の相談も増加傾向にあります。EFの場合は、CEFRに基づいた英語標準テスト「EFSET」を授業の中で取り入れていて、受講後は証明書を発行。そのスコアを活かして転職活動する人も。

留学を決めたら、仕事の調整やビザ取得、住所変更などTO DOリストがたくさん。働きながら留学準備するなら、最低でも半年前から動き出すのがベストです。

教えてくれたのは...

教えてくれたのは…Nari Parkさん/EFカウンセラー
50年以上の実績を誇る海外留学会社「海外留学EF」でカウンセラーとして、長期留学のお客様をサポート。カウンセリングを通して留学先やコースを提案。自身もシドニーと韓国に留学経験を持つ。

海外留学体験談5カ国

【韓国留学】ヘアメーク・室橋佑紀さんの場合

ヘアメークとしての強みを補強するため、仕事を休んで留学に踏み切りました

もっと語学力を高めたり、韓国コスメや文化の知識を深める必要があると感じて、仕事を休んで留学を決意。ちょうどその頃、韓国のメーキャップアーティスト、シン・ギョンミ先生に「あなたともっと会話できるようになりたい」と言われたことにも背中を押されました。仕事を休むことに不安もありましたが、「一旦手放してリセットされても、また新たな気持ちで頑張れるはず」と前向きに捉えていました。

室橋佑紀さん/ヘアメーク・33歳
ブライダルの専門学校に1年間通い、メークスクールでヘア&メークの基礎を学ぶ。23歳で森ユキオ氏に師事。約1年のアシスタント期間を経て、24歳でデビュー。韓国ビューティに精通し、韓国コスメやメークの企画を数多く担当。

【カナダ留学】カフェ勤務・N・Nさんの場合

働く中で見つけた新たな夢の実現に向けて英語力アップを目指し、カナダに留学

26歳の頃にキャリアの停滞を感じ始め、半年以上、悩んでいました。新卒で入社した会社では人に恵まれていましたが、営業という職種がしっくりこなくて…。自分がやりたいことを模索する中で、学生時代にアパレルで4年間続けていた接客の仕事が好きだな、と再確認。接客業にフォーカスした結果、辿り着いたのがエミレーツ航空のCAでした。給与も福利厚生も整っていて、働いている人たちもカッコいい。社員にはドバイの住居を無料提供している点にも惹かれました。

N・Nさん/カフェ勤務・28歳
大学卒業後、大手化粧品会社に入社。営業部署に所属し、2023年4月に退社。翌月からカナダ留学。現在はワーホリに切り替え、カフェで働きつつ英語力に磨きをかけて海外就職を目指している。

【アメリカ留学】メーカー勤務・安部望海さんの場合

「人の心を繋ぐ通訳者になる」留学が夢の実現への大切な一歩に

通訳になることが夢でしたが、ビジネス通訳に携わるとしたら、会社員経験が不可欠だろうと思い、リクルートに就職。社内人事にまつわる業務を通じて様々な社員のキャリアに触れ、自分を見つめ直す機会も多々ありました。その中で見えてきたのは「30歳までに通訳者になりたい」という明確な目標。国連などの国際会議で同時通訳を担うようなトップレベルの通訳者になるには、修士号を持っていると有利と知り、2年目の終わりから準備を開始。会議通訳修士課程を設けているミドルベリー大学院に留学を決めました。

安部望海さん/メーカー勤務・28歳
高校卒業までロンドンとNYで海外生活を経験。大学卒業後はリクルートに就職し、人事部に配属。2021年7月に退社後、カリフォルニアに留学。2023年7月からはシリコンバレーにある日系メーカーに社内通訳として入社。

【オーストラリア留学】フリーランスコーチング・大平一紗さんの場合

経験も人脈も2倍!多様な価値観に出会えるのが夫婦留学のメリット

海外に住むことは学生の頃からの夢でした。その一歩として、大学時代に留学の予定を立てていたのですが、家庭の事情で直前キャンセルに…。留学への憧れを抱いたまま就職し、忙しなく働いていました。2021年の結婚後、渋谷から湘南に移住したのを機に、自分と向き合う時間が増え、「今、留学しないと後悔する」と強く感じて夫に直談判。留学経験のある夫は理解を示してくれて、夫婦で海外移住を決断しました。

大平一紗さん/フリーランスコーチング・27歳
大学卒業後、ベンチャー系人材会社に。3年半の勤務を経て、フリーランスコーチング・人事として独立。2023年12月から夫とともにオーストラリアでワーホリを開始。サラダショップで働きながらコーチングも行う。@kazusaoodaira

【ドイツ留学】ロボット×建築研究者・野田早紀子さんの場合

1度目の留学で惹かれた専門領域をさらに深めるため、2度目の留学を決断

新卒入社した建設会社では、主に設計に携わりました。実務の世界に出て実感したのは、日本の建築業界ではロボットの活用が進んでいないこと。院時代の留学で研究したロボット×建築の専門領域に強く惹かれたこともあり、その現状をもどかしく感じていました。日本でロボットを実務に活かすにはハードルが高い。壁を乗り越えるには、産業からではなく研究からアプローチした方が早いと考え、もう一度アカデミックに戻ることを決意。ロボット×建築の研究が進んでいるドイツを2度目の留学先に選びました。今想定している滞在期間は3年。ロボットと建築・設計のブリッジが上手くいっているドイツのノウハウを吸収し、日本に貢献できたらと考えています。

野田早紀子さん/ロボット×建築研究者・27歳
大学で建築学を専攻。大学院時代に1年間スイス・チューリッヒで留学を経験。帰国後、24歳で大手建設会社に就職し、現場監督や設計を担当。2023年8月に退社。11月から建築博士号取得のためベルリン工科大学に留学中。

取材/坂本結香、飯室紗季 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.

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