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ビールと焼肉も!? 定番だけど「腸がどんどん老ける」NG食べ合わせ3つ

  • 2016.2.26
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腸内環境が見た目の若さや健康に深くかかわっていることは、周知の事実となっていますよね。食べるものに気をつかっている方もいるかもしれません。

しかし、そのもの単体では食べ過ぎにさえ気を付ければ問題ないのに、ある食品と組み合わせてしまうと腸内環境に思わぬ悪影響を及ぼす場合があります。

そこで今回は、腸内環境にまつわるセミナー講師を務める筆者が、定番だけど“実は腸内環境を悪化させる”食べ合わせをご紹介します。

 

■1:ビールと焼肉

いきなり定番中の定番が出てきて驚かれた方も多いのではないでしょうか? 実は、ビールだけでなくハイボールやチューハイも焼肉と組み合わせると腸内環境を悪化させてしまう可能性があります。

ビールやチューハイ、ハイボールはその飲み口の良さと、のど越しの良さでついつい何倍も飲んでしまいますよね? すると腸内が冷やされてしまいます。腸内の温度が下がるウェルシュ菌などの悪玉菌が活性化。さらに、肉類に豊富に含まれるタンパク質がウェルッシュ菌などの餌になりどんどん悪玉菌が増殖していきます。

焼肉の翌日おならが臭いと感じたことはないでしょうか? これは腸内環境悪化のサイン。飲むなとは言いませんが、1日500ml程度に抑えておきましょう。

 

■2:ナスの天ぷらとざるそば

天ざるを頼むと必ずといっていいほど、ナスの天ぷらは入っていますよね。しかし、ナスには体を冷やす作用があり、そばにも胃を冷やす作用があります。そのため、2つの相乗作用が腸にまで及び腸内環境を悪化させてしまいます。

そのうえ、冷たいものと油ものの組み合わせは古くから“天ぷらとスイカは食べ合わせが悪い”と言われるように、胃の負担ひいては胃腸の温度を上げるためにエネルギーが消耗され、疲れもため込みやすくなってしまいます。

中医栄養学でいう“涼性”のそばですが、ざるそばよりも温かいそばにすることでその性質を弱めることができます。どうしても天ぷらとそばを組み合わせたい場合は暖かいそばをチョイスし、唐辛子など“熱性”のものを組み合わせるといいでしょう。

 

■3:ベーコンとバター

ハムとマーガリンの組み合わせでも同様ですが、ベーコンやハムに使われている亜硝酸塩と、バターやマーガリンに含まれている酸化防止剤の組み合わせがNG。

“トーストにバターやマーガリンを塗って、ハムエッグやベーコンエッグと一緒に食べる”という組み合わせは朝食の定番ですよね。しかし、亜硝酸塩と酸化防止剤はどちらも発がん性物質。一緒にとると腸内で発がん物質がつくられてしまうリスクが非常に高くなってしまいます。

“パンにはオリーブオイル派”、“パンにはココナッツオイル派”という方も多いでしょう。しかし、「だから大丈夫」というわけにもいかないのです。そのパンにバターやマーガリンは含まれていませんか? 加工食品の組み合わせは原材料もチェックすることが賢明でしょう。

 

少し怖いお話になってしまいましたが、WHO(世界保健機構)も1日50g以上の加工肉を食べ続けると大腸がんに罹るリスクが高まると発表しています。そこに酸化防止剤を組み合わせて、毎日食べることは控えることをオススメします。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ yumehana / shutterstock

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