1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. もうダメ。仕事辞める…。3児の母が家事と仕事の両立を諦めかけたとき、助けてくれたものとは

もうダメ。仕事辞める…。3児の母が家事と仕事の両立を諦めかけたとき、助けてくれたものとは

  • 2024.5.27
  • 198 views

2013年に長男を産んでから今年で10年になります。出産と復帰を繰り返し、3人の育児にドタバタしながら一応、細々とキャリアを維持してきたつもりです。ホント細々過ぎて笑ってしまうくらい。男性同期は出世している中、やっと今年『係長』になりました。遅い!40代中頃でやっとですよ。ワーキングマザーと呼ばれるようになってからも10年経ちました。いつ辞めるんだ?と思いながら騙し騙し続けている仕事。秋に1人でヨーロッパ出張という大役もようやく回ってきました(男性同期の早い人は8年くらい前には済んでいます…)。私は地方都市に在住。所属企業も昭和風がビュービュー吹く風土に勤めているため、今はマシになりましたが10年前は女性が働くことにあまり寛容ではありませんでした。さらに、当時の夫は社畜まっしぐらだったのでお家のことはワンオペ。辛い時期が続きました。よく続けてるよ!と自分を笑ってしまいます。そんな私を知る友人や後輩達によくこう聞かれます。

「ワーキングマザーがスタートして1番キツかった時期は?」

うん。迷わずこう答えます。「長男を出産し、1歳8ヶ月差で次男が産まれてから2~3年!」と。具体的に子どもの年齢を言うと、・長男2歳、次男0歳・長男3歳、次男1歳・長男4歳、次男2歳の時期が本当に、とってもとってもしんどかった。上記年齢のお子様がおられる方、ホント偉い!神です。凄いよ。 この時期が過ぎた長男6歳、次男4歳の時期に三男が生まれるのですが、慣れか?麻痺か?自分としてはラクになった気がします。ちなみに、私が最もしんどい時期夫は絵に描いた社畜でした。・ 朝は始発~6時台には家を出る・ 海外・国内出張が月1ペースである・ 土日出勤当たり前・ 夜も遅い家のことはほぼ私が担当。本当に、夫が大嫌いになりそうになっていました。ワンオペと同時に、私も2週間に1回は国内出張があったので、今となってはどうやって過ごしていたのか…もう記憶にないくらい。綱渡り中の綱渡り。九州に向かう新幹線の中で保育園から「お熱が出たのでお迎えお願いします。」と言われ、慌てて夫に電話をすると、「ごめん。俺、今和歌山に来ている。」と言われたこともあります(我が家は関西圏でお互い当時は企業の研究員でした)。どうやって乗り越えたんだっけ。あの時は確か夫が駆けつけてくれたような…いや、無理で他府県に住む私の母に泣きついたんだっけな。とにかく、大変でした。冗談抜きで、もう何百回も、

アカーーーン!!!

と泡を吹きました。我が家は今でも夜泣きをする方ですが、当時はもっとすごかった。3時間ごとの授乳並みに起こされて、ヘトヘトになって朝が来て、もうひと眠りしたいぐらいに子供達が朝のグズグズで…元々癇癪持ちの長男は、1日に1回は拗ねたり癇癪を起し、それが1時間くらい続く。2人の「抱っこーギャーギャー」という泣き声がワンワン響き、出社しても子供の泣いている声が離れない時。毎朝起きた時点で、夫はすでに出勤。朝のワンオペ準備は本当に苦しかったです。その上、保育園は車で往復30分かかる遠方しか入れませんでした。実は今も三男をそこに預けていますが、上2人を預けている時は延長保育も長かったので、帰りに車で2人とも寝てしまい、どうやってお家に運ぼうか?と悩んだものです。そんな【モーレツに忙しいい時に】助けてくれたアレコレがあります。月並みかもしれませんし、もう耳にタコだよ!というくらい聞いたことだと思いますが、敢えてお伝えます。当時私が助けてもらったのは、

家電やサービスでした

と言っても、始めは抵抗がありました。自分で出来るのに、家電買うの?とかサービス頼むの?など思っていました。私は本当に人に仕事を頼むのが下手な人間。大きくくると外注サービスの一つである保育園に預けることにも抵抗があったくらい。子供は小さく、可愛い時期。一緒にいたい!保育園に預けているなんて可哀相!と思い続けた時期もありました。今考えると、どうしてもしんどい時は、土曜日の保育園に行ってもらってもよかったかも…とプロのありがたさを痛感しています。特に、夫が海外出張の時などは何度も「もう無理!」ってなりました。乳幼児の2人をお風呂に入れながら、「このまま私がどうにかなってしまったら、子ども達はどうなるんだろ」と謎のパニックに陥りそうになったこともあります。結構、ギリギリの精神状態にいたと思います。そんなギリギリの状態を救ってくれたのは、夫でも自分のスキルでもなく、家電でした。・食洗機・衣類乾燥機・ルンバ・鼻水吸い取り器自分的にはノーベル賞ものの発明だと思っています。全く余裕のない私に睡眠時間を作ってくれました。他にも後から購入したものですが、ホットクックにもラクさせてもらいました。さらに、サービスにも頼りました。・生協の個配・長期保管をしてくれる配達クリーニング・宅配収納サービス・お掃除サービスこれらなしでは、早々に仕事を撤収していました。我々夫婦は実家が遠方なこともあり、近所に頼れる人がいません。私の親は関西圏の他府県なので、どうしても!の時はお願いしますが泊まり込みになり、祖母の介護やあれこれに忙しい両親なのでそう簡単には頼めません。あと、私が最も不満に思っていた点なのですが、これも効いていました。

50平米マンションに暮らしていること

10年前から私の勤務地に近いエリアの1LDK仕様に5人で暮らしています。ハッキリ言って狭いです。ビビる程狭い!その辺のホテルに泊まった方が広い部屋を用意してもらえるよ!と思うくらい狭いです。モノ置く場所がないため、気を抜いているとお家はあっという間にモノで溢れてしまいます。私は汚部屋出身。相当な鍛錬?訓練?が必要でした。置き場所がないため、不必要なモノはすぐ捨てるというサイクルも徐々に体得しました。使わないモノはなるべく捨てました。・カウチソファ・お風呂のふた・鍋、食器、小物・家族の服・本や趣味のもの(釣り用品、サッカー、テニス…夫婦の趣味全般)始めは手放すのが不安でした。しかし、ないことにより空間に余裕ができました。服を選ぶ時も前より選択肢が少なくなっているため、頭がスッキリします。捨てても自分の生活に不具合が生じないことが分かりました。あくまでも私の場合です。スポーツをする時はレンタルを徹底しています。狭いお家の利点です。笑ってしまうかもしれませんが、

トイレが近い!

どういうこと?いやいや、トイレの近さには冗談抜きで助けられたのです。上の子達が生まれて数年は個室に布団を敷いて寝ていました。個室からトイレは数歩の距離。子供が夜中に起きた時や、寝る前に「トイレ~」とせがまれた時も数歩で行けます。私自身も昼間は働いてクタクタなので、ちょっとのトイレもついていくのがしんどいくらい眠い時もありました。でも、ものの数歩だもん!とついていけました。他にもお家が狭いので『ゴミ箱が1つで済む』という部分も大きかった。地味に名もなき家事である家庭内のゴミの収集…自分にとってめちゃくちゃメンドクサイ案件でしたが、1つしかゴミ箱を置いていないこともあり、夫が率先してやってくれます。他にも、廊下が短いこともあり入浴後にリビングまで1秒以内で行ける…真冬に寒い空間をほぼ通らずにいられる等、小さな部分嬉しいところ。狭い故の冷暖房効率の良さには助けられています。さらに汚部屋出身の私を救ってくれているのは、

掃除する箇所が少なくて済むところ

・部屋が少ない・窓が少ない・延べ床面積が狭い・お庭がない良く考えると『ない』ことばかりで情けないですが、そのおかげで掃除をしなくて済みます。約50平米マンションに5人暮らしなので、当たり前ですが基本数歩で全てが完結します。自慢でもなんでもないですが、台所はコックピットのように狭い。だからこそ動線を意識し、使うモノを厳選しています。この家に引っ越してくる前のDINKSの時は3DKの戸建て借り上げ社宅に住んでいました。広くて何でも置けましたが、その時よりも使いやすさを感じます。あと、地味に助かっているのが、持ち家ではなく賃貸なので自治会関係の会合には全くノータッチです(これはエリアにもよると思います)。自治会費は払っていますが、マンションの管理会合などは賃貸のためなし。更に、聞いてくれます?こんな小さな『コツ』と言いますか『時短要素』を積み重ねることで、私はこの10年、驚きのギフトを手に入れ続けています。 家電のフル活用やモノを少なくすること、小さな工夫を積み重ねることで、

毎日21時には寝ています

これ、本当です。厳密に言うと、子ども達(小4・小2・3歳)を21時に寝かしつけその後、1人で晩酌や本を読んだり…と目論んでいますが十中八九寝落ち!要するにやっぱり21時就寝!!ただ私にロングスリーパーの私にとってはこれはギフトです。疲れの取れ方が全然違います。途中で夜泣きなど起こされることもありますが、最近は少なくなりつつあります。夫も早く帰って来た日は21時に就寝しています。えっ?何時に起きるかって?ええ。恥ずかしながら、朝は6時過ぎです。

毎日9時間寝ています

下手するとその辺の小学生より寝ています。はい。そのおかげか、ほとんど風邪をひいたことがありません。独身やDINKSの時は夫婦共にしょっちゅう体調を崩していました。しかし!9時間睡眠時間を取ることによって、信じられないくらい健康的になりました。えーーっと、何の話をしていたんだっけ。そうだそうだ。『ワーキングマザーをしていて最も辛かったのはいつだったか?』という話でした。そう。上の子達が小さい時が辛かった。でも、よく考えると当時はまだお家のアレコレが試行錯誤。21時に寝落ちした日はしょっちゅうでしたが、いろいろやるべきことが溜まっていて土日に片付ける…という不完全な時期でした。何とかお家の仕組みを整え、モノを捨て、家電・サービスに頼り、家のサイズはコンパクトのまま少しずつ改善を積み重ねると…塵も積もれば山となる。小さな工夫の積み重ねが気が付けば沢山の『余裕時間』を捻出してくれました。そのおかげで、21時就寝(寝落ち)と朝6時過ぎ起きをキープ。すると3人目が生まれても、あの頃ほどはしんどく感じない。そう、

仕組みを整えたから乗り切れている部分がある

そして、お家の仕組みのアレコレは、一度固めるとあまり手を入れなくてもよい。まるで、未開拓な道路をインフラ整備している感じ。雑草だらけのガタガタ道も一度コンクリートを敷き詰めればキレイになり、長らくキープされるのと同じ。だから、もしかすると『しんどい…もうだめ…』という時は、徹底的に生活の仕組みやインフラを整備すべきかもしれません。うん。決して無理は禁物ですが。私も最近、疲れややる事が溜まりつつあるので…そろそろ家庭内インフラのマイナーチェンジをする時期かもしれません。モノももう少し厳選しようかな。ということで改善を積み重ね、また前を向くとします。ではまた!

ぽにさんのブログ「ともばたけ - 共働きに奮闘するお家ブログ」はコチラ

元記事で読む
の記事をもっとみる