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『ONE PIECE』は“熊本県”ネタだらけ!? 今週の漫画・アニメニュースランキング

  • 2024.5.27
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『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画・アニメ界隈は、今週もさまざまなトピックで世間を賑わせました。旬の話題をお届けする『まいじつエンタ』で、今週もっとも話題となった漫画・アニメニュースをご紹介します(9/8配信まで)。

1位 『ONE PIECE』は“熊本県”ネタだらけ! 四皇もバラティエも実は地元の…

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2位 『銀魂』完結から3年…鬼才・空知英秋はなぜ新作を描かないのか?

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3位 潤羽るしあイジリにゆゆうた出演…大荒れだったアニメ『邪神ちゃん』ご当地編が終了!

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4位 アニメ『ダイの大冒険』クロコダインに戦力外通告!“原作通りの展開”にガッカリ

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5位 ドフラミンゴは七武海の嫌われ者!?『ONE PIECE』で最も人望がない男

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『ONE PIECE』に隠されたローカルネタ

今週もっとも話題になったのは、今や日本国内のみならず、世界中で愛されるようになった漫画『ONE PIECE』にまつわる記事でした。

よく知られている話ですが、「ONE PIECE」の作者・尾田栄一郎は、熊本県熊本市出身。熊本地震を受けて被災地の復興支援を行ったり、その功績もあって熊本県民栄誉賞を受賞したりと、故郷との縁はいまでも続いています。

さらに「ONE PIECE」の作中では、そんな出身地に絡んだ“熊本ネタ”がいくつも存在するといいます。たとえば尾田の出身校は「東海大学第二高等学校」(現在の名称は「東海大学付属熊本星翔高等学校」)なのですが、ルフィの旅路が始まったのは「東の海」(イーストブルー)です。

尾田は高校在学中に漫画家を本格的に目指すようになった、つまり“漫画家という旅の始まり”だったこともあり、「東の海」という名称の元ネタだと言われています。

また、作中では「四皇」という概念が重要な位置を占めていますが、これも地元ネタだという説が。熊本では「熊本県立熊本高校」を始めとして、偏差値が高い4つの高校が「四高」として名を馳せています。そこからトップの実力をもつ海賊たちに、「四皇」の名を付けた…というのです。

こうしてみると、いかにも考察好きな読者によるこじつけのような印象を受けるかもしれません。しかし実は、「熊本元ネタ説」にはいくつかの確固たる根拠があります。

物語序盤の「東の海編」では、サンジとの出会いの場所として、海上レストラン「バラティエ」が登場。このユニークな名前は、熊本市にある鉄板焼きの専門店「薔薇亭」(ばらてい)が元ネタです。

というのも尾田は高校時代、「薔薇亭」でアルバイトとして働いていたことが明らかになっていました。このことは本人も隠しておらず、後にはサイン入り色紙を店舗に贈っており、サンジが「クソお世話になりました!!」と言っているイラストも添えています。

また、ルフィの兄であるポートガス・D・エースの技の1つとして、「神火 不知火」(しんか・しらぬい)というものがありました。これは2005年まで熊本に存在した「不知火町」が元ネタだと言われています。そもそも熊本には「火の国」という別名もあるため、「メラメラの実」能力者であるエースとは深い縁を感じざるを得ません。

「ONE PIECE」の世界に満ちている謎を解くカギは、実は熊本に隠されているのかもしれませんね…。

続いては、『週刊少年ジャンプ』で大ヒットを記録し、2019年6月に完結を迎えたギャグ漫画『銀魂』についての話題です。作者・空知英秋による“次回作”を期待する声が高まっていますが、新作発表はいかに…。

『銀魂』作者の次回作にさまざまな噂

「銀魂」は2004年から、約15年半にわたって連載されていた時代劇ギャグ漫画。コミックスは全77巻、累計発行部数は5,500万部を超えているほどの人気作。アニメなどのメディアミックスも大成功を収めており、「ジャンプ」では珍しい“実写化映画”の成功例でもあります。

数字からすれば、もはや作者の空知は「ジャンプ」の歴史に残る才能の持ち主と認められるべきでしょう。当然、ファンたちは「銀魂」の終了を惜しみつつ、新作への期待を寄せています。しかし完結から約3年、いまだに空知が再始動する気配はありません…。

新作がなかなか発表されない理由について、ファンの間ではさまざまな説が囁かれています。たとえばその1つが、「『銀魂』でネタを出し尽くしてしまった」というもの。そもそも初期から空知は自虐的に「ネタ切れ」と口にしていましたが、大ヒットによって「銀魂」は壮大な長編作品へ。

闇鍋的な作風ということもあり、あらゆる要素を盛り込んでいたので、すでにネタのストックは尽きているのかもしれません。

とはいえ、この3年を新作発表に向けた準備期間と捉えることもできる。長編を生むことの労力を思えば、準備にどれだけ時間がかかってもおかしくはないでしょう。

同じ「ジャンプ」作家の岸本斉史は、『NARUTO -ナルト-』終了から約5年の時を経て、作画担当者と共に『サムライ8 八丸伝』を始動。また、「ヤングジャンプ」の大人気作家・石田スイは、『東京喰種トーキョーグール:re』から約3年後に『超人X』をスタートしています。

こうした例から考えると、むしろ3年を超えたあたりから、新連載の始動が現実味を帯びてくると言ってもいいのではないでしょうか。

しかし、失敗例を考えると、プレッシャーやネタ切れを乗り越えて新作を成功させるのは、簡単なことではありません。せめて「サムライ8」の全43週というハードルを越えられるように、祈るばかりです。

果たして、来週はどんなことが話題になるのでしょうか。

写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

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