ジョジョASBR『ジョジョリオン』だけ不遇すぎる!? 実装キャラ1人の悲劇

ジョジョASBR『ジョジョリオン』だけ不遇すぎる!? 実装キャラ1人の悲劇 （C）PIXTA

9月1日に発売された対戦格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』（ジョジョASBR）。「ジョジョ」シリーズの人気キャラクターが勢揃いする“お祭りゲー”なのだが、第8部「ジョジョリオン」から参戦したのは、たった1人だけだ。

完結済みなのに適当な扱い

「ジョジョASBR」は、2013年にプレイステーション3向けにリリースされた「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」（ジョジョASB）のリメイク作品。新規キャラも多数追加されており、シリーズ総勢50名が登場する豪華なオールスター格闘ゲームだ。

そんな「ジョジョASBR」だが、第8部「ジョジョリオン」からの参戦キャラはなんと主人公の東方定助1人だけ。ただ、シリーズにおける最新作なので、ネタバレなどの配慮から実装されなかったという考察もあり得るだろう。しかし原作は2021年の時点で、すでに完結済み。そのため参戦キャラを増やす余地は、十分あったように思えるが…。

「ジョジョリオン」が散々な扱いを受けていることで、SNS上では《8部キャラが1人しかいなくて悲しい》《ジョジョASBRは8部のキャラ増えてないんか…》《8部からは定助しか登場してなくて笑う。完結してるはずなのに…》と大きな波紋が広がっている。

不遇なのは不人気だから？

「ジョジョリオン」の不遇について、「キャラクターの能力が格闘ゲームに向いていない」という意見もある。同作に登場するスタンドの能力は、過去作と比べても複雑な設定なことが多いため、上手くゲームに落とし込むのが難しかったのかもしれない。

とはいえ、「ジョジョリオン」はただでさえシリーズの中で冷遇されつつある物語だ。近年の「ジョジョ」ブームにおいて、メインとなっていたのは“スタンド”という概念が登場した第3部「スターダストクルセイダース」。そこから第5部「黄金の風」までは順調に人気が出ており、第6部「ストーンオーシャン」も賛否両論ではあるが、名作という評価は揺らいでいない。

そんな中で、「ジョジョリオン」だけは賛否両論の“否”が目立つ作品。原作が不評である上、公式のゲームでも存在感が薄いとなれば、ますます人気獲得が絶望的になってしまう。

一応、「ジョジョASBR」では今後ダウンロードコンテンツで新たに4人の追加キャラが実装される予定。ここに「ジョジョリオン」のキャラが含まれていることを切に願う…。

文＝「まいじつエンタ」編集部

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