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毛穴の黒ずみ対策にも!日焼け止めの選び方|毛穴の専門家 石川ゆき子 毛穴悩み解放コラム vol.2

  • 2024.5.27

1年で最も紫外線が強くなる時期になりました。毎日欠かさずに日焼け止めを塗っていますか?

毛穴のつまりは紫外線によって酸化すると黒ずみに繋がるため、毛穴の黒ずみが気になる人は紫外線対策が特に重要です。

“なんとなくSPF50を選んでいる”という方が多くいらっしゃいますが、毎日つけるものなので、肌に合うものを選びたいですよね。今回は意外と難しい日焼け止めの選び方について、毛穴の専門家 石川ゆき子がご紹介していきます。

成分で見ると、日焼止めは大きく分けて2タイプ

日焼止め
出典:beutyまとめ

①紫外線を1度吸収してから熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出するタイプ
②紫外線を反射させ跳ね返して肌を守るタイプ

この2タイプには、メリットとデメリットがあります。

①ケミカルな日焼け止め

【メリット】
・無色透明で肌なじみがよく、衣類への付着が気にならない
・紫外線防止効果が高い
・体に使用するのに向いている
・乾燥しやすい

【デメリット】
・肌が敏感な方は刺激になる場合がある

アメリカ・ハワイ州ではサンゴ保護のためオキシベンゾンまたはオクチノキサートを含んでいるケミカルの日焼け止めは使用不可。日本ではまだ使用禁止となっていませんが、そろそろ禁止になるかもしれませんね。

②ノンケミカルな日焼け止め

【メリット】
・肌への負担が少ない傾向
・敏感肌やアレルギーの方も使いやすい

【デメリット】
・白浮きしやすい
・べたつきやすい

「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」「紫外線散乱剤」などと記載がされています。敏感肌の方はノンケミカルな日焼け止めをおすすめします。

生活シーンごとの日焼け止め選びは、紫外線の種類とSPF・PAがキー!

日焼止め
出典:beutyまとめ

日焼け止めにはSPFやPAといった記載がされています。これらは紫外線の種類への防御力を示しています。紫外線の波長は、UV-AとUV-B、UV-Cの3種類あり、その中でも地表に届き肌に影響するのは、UV-AとUV-Bの2種類です。

【UV-A】

紫外線のほとんどはUV-A。波長が長く、雲や窓を透過して室内にも届きます。

肌の奥まで(真皮層)届くため、しわやたるみを引き起こします。すぐには影響が出ず、肌に蓄積されることで細胞が弱りトラブルを引き起こします。

【UV-B】

太陽から降り注ぐ紫外線の中に1割程度含まれているUV-B。

波長が短く、ガラスや室内までは届きませんが、皮膚の浅い部分にダメージを与えるのが特徴です。肌が赤くなりヒリヒリするのはUV-Bが原因です。メラニン色素が沈着して、シミやそばかすの原因になります。

【SPFとは】

UV-Bに対する防御力を数値化したもの。日光を浴びて肌が赤くなるまでの時間を伸ばせる目安となる数字です。

SPF1=約20分なので、
SPF30の場合は30×20で、約600分(10時間)
SPF50の場合は50×20で、約1,000分(16.6時間)

【PAとは】

UV-Aに対する防御力を数値化したもの。
PA+の表記で、もともと+++と3つだけでしたが、近年の研究でUV-Aの有害性が明らかになり、よりしっかり防ぎたいというニーズにこたえてPA++++が追加されました。

使用シーン別にSPF、PAを選んで肌ダメージを最小に

SPF、PA
出典:beutyまとめ

SPF、PAが異なるということは、紫外線を防ぐ成分の配合量が違うということ。一日室内で過ごすのにSPF50 PA++++は必要ありません。肌への負担が最小限になるように、生活シーンによってSPF値 PA値を選んでいきましょう。

毛穴の黒ずみを防ぐには、紫外線による酸化を防ぐことが重要です。しかし肌に合わない日焼け止めで肌がダメージを受けてしまうと、毛穴の改善に時間がかかってしまうことも…!

おすすめは、まずご自身の肌と相談してケミカル・ノンケミカルを選び、SPF価 PA値の違うものを複数本そろえて使い分けることです。何を使ったらよいのかわからない場合は、肌を見てくれる専門家に相談するのもよいでしょう。

ばっちり日焼け対策をして、この夏も楽しみましょう!

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