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赤松健を見放すオタクたち…インボイスに続いて画像生成AIでも物議

  • 2024.5.27
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赤松健を見放すオタクたち…インボイスに続いて画像生成AIでも物議 (C)PIXTA

漫画家として『魔法先生ネギま!』や『ラブひな』を手掛けた後、オタクたちの期待を一身に背負い政治家となった赤松健氏。ところが現状は目立った功績を挙げられておらず、むしろ支持者を失望させてしまう出来事が相次いでいる。

クリエイターを軽んじている?

現在批判を浴びているのは、2月6日に『ASCII.jp』に公開された赤松氏のインタビュー。記事内では、クリエイター業界で話題になっている「画像生成AI」について語られていた。

そもそも「画像生成AI」は既存の画像を学習させることで、クオリティの高い画像を出力するテクノロジー。学習に使う画像の取り扱いをめぐり、著作権的な問題も指摘されている。

しかしインタビュー内で赤松氏は「著作権法第三十条の四」に依拠し、「基本的には合法」という見解を示した。また、訴訟リスクがあるアメリカに対して、日本はそのリスクが低いとして、「珍しく勝つチャンスです」とも主張していた。

法的な見解はともかく、クリエイター界隈ではいまだ「画像生成AI」はグレーゾーンな存在であり、危険視する人も多い。

そのためSNS上では、《AIの問題全部無視して綺麗事だけ並べてる時点で信用ならない》《「技術が~」とかお門違いな肯定をしてるけど、もうクリエイターにとって敵》《違法じゃないならクリエイターを守る必要は無いってことだよね》《日本のアニメ漫画のアドバンテージを捨てて、権利やクリエイターを安く叩き売りする事で日本が勝つんだ!ってガチで言ってるのヤバすぎ》と猛反発が巻き起こっている。

一部では実害も生じているAIの問題

「画像生成AI」については机上の空論だけでなく、実際にトラブルに発展するケースも相次いでいる。

たとえば画像生成AI『Stable Diffusion』では、『img2img』という機能によって、ほとんど“トレパク”に近いようなイラストを出力することが可能だ。

今年1月には、とあるAI絵師がほかのイラストレーターの作品にそっくりな画像を作成し、激しいバッシングを受けた。

さらにこの問題は日本だけではなく、欧米諸国では「画像生成AI」による著作権侵害の被害が相次いでおり、法規制の議論や訴訟が活発化しているようだ。

そうした現状があるからこそ、「画像生成AI」を安易に肯定しようとする赤松氏のスタンスについて、クリエイターの“軽視”だという指摘が上がってしまったのだろう。

赤松氏といえば、出馬時にインボイス制度への反対をアピールし、「党からの注意や最悪の場合には公認取消しの可能性があったとしても、必要なことはしっかりと訴えていきます」と標榜していた。

しかしその後、自民党が推進するインボイス制度を延期・中止することはできず、「会長一任で来年10月の開始以降に問題があれば法改正という方針」になったことを報告。クリエイター界隈から呆れ声が上がっていた。

インボイスの見通し。
党税制調査会でも「延期か中止を」との意見が噴出しましたが、そのためには改めて立法が必要でハードルが高く、会長一任で来年10月の開始以降に問題があれば法改正という方針に。
この間、インボイス反対の業界から「全く止められない場合に備えて、受けるダメージを出来る限り→ https://t.co/J25Kd0oBNN

— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) December 2, 2022

“オタクの味方”として自民党議員となった赤松氏だが、このままでは支持層から見放されてしまう日も遠くないかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

master1305 / PIXTA

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