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『ジャンプ』新連載4本に明暗分かれる…『タコピー』のタイザン5が1人勝ちか

  • 2024.5.27
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『ジャンプ』新連載4本に明暗分かれる…『タコピー』のタイザン5が1人勝ちか (C)PIXTA

『週刊少年ジャンプ』といえば、さまざまな新連載が投入されては消えていく、過酷な環境で知られている。直近では4つの新連載が投入されるという大きな改変が行われたが、その中でもすでに明暗がくっきり分かれつつあるようだ。

一発屋ではない実力を発揮

「ジャンプ」では2022年11月から、“新連載4連弾”として『一ノ瀬家の大罪』『暗号学園のいろは』『イチゴーキ!操縦中』『人造人間100』の連載が始まった。いずれも序盤は好感触だったが、3カ月が過ぎた現在、少しずつ差が表れ始めている。

まず頭一つ抜きん出たと言えるのは、『一ノ瀬の大罪』だろう。作者は『タコピーの原罪』で大ヒットした実績がある漫画家・タイザン5で、新連載でも同じようにスリリングな展開によって、読者たちを釘付けにしている。

設定としては、家族6人全員が記憶喪失となった「一ノ瀬家」を中心として描き出されるミステリー。第1話からどんでん返しの連続で、1月30日発売の「ジャンプ」9号に掲載された第10話では、読者の先入観をひっくり返すような超展開が訪れ、SNSでトレンド入りするほどの話題を呼んだ。

中々センターカラーの出番が回ってこない新連載

ところで「一ノ瀬家の大罪」は10話目にしてセンターカラーが与えられたが、他の新連載は未だその機会に恵まれていない。

そして「ジャンプ」読者の中には、新連載が10話目前後でカラーページを獲得することを、人気を測る1つの指標と考える人も一定数いるようだ。

なかなかセンターカラーが回ってこない3作品について、《暗号学園、イチゴーキ、人造人間 この辺カラーこないって相当やばいん?》《一ノ瀬家以外2回目センターカラー来てないのが心配》《暗号学園は力の入り用とは逆に結構ヤバそうよね、人造人間100もそうだけどカラーをもらえてない》と不安の声も上がっている。

とくに『イチゴーキ!操縦中』は、掲載順だけ見ても怪しい動きとなっており、9号では早々にワースト5入りを記録してしまった。続く10号では、上から4番目だったが、突発休載の『僕のヒーローアカデミア』の穴埋めが理由ともウワサされていた。

また「暗号学園のいろは」は、『〈物語〉シリーズ』で知られる人気小説家・西尾維新が原作を手掛けており、注目度が高い。しかしそのネームバリューの裏側で、読者の反応は賛否に分かれており、《暗号学園は難しすぎてわけわからん》《考えるのめんどくさくてパラパラ読みしてる》といった感想も見受けられる。

とはいえ、カラーページがないからといって、打ち切り一直線とは断言できない。どれもポテンシャルのある作品なので、今後盛り返してくれることを祈りろう。

文=野木

【画像】

Koldunova / PIXTA

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