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スクエニ最後の希望!『FF16』の明暗を左右する“凄腕クリエイター”の存在

  • 2024.5.27
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スクエニ最後の希望!『FF16』の明暗を左右する“凄腕クリエイター”の存在 (C)PIXTA

新作をリリースするたびに、ゲームファンの間で賛否を巻き起こしている『スクウェア・エニックス』。2023年にはAAAタイトル『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)の発売を控えており、その成否に大きな注目が集まっている。

「スクウェア・エニックス」はかつての栄光をふたたび取り戻せるのか…。その命運を握る人物とウワサされているのが、吉田直樹氏だ。

「FF14」をオワコンから救い出す偉業

吉田氏の伝説を語る上で外せないのは、オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)だ。

同作はリリース当初、「未完成品」としてファンを激怒させるほどのクオリティで、酷評の嵐が巻き起こった。

当時の社長・和田洋一氏が謝罪文を出したことからも、その凄まじさがよく分かるだろう。

そんな惨状を立て直すため、新たにプロデューサー兼ディレクターに抜擢されたのが、吉田氏だ。彼は“約1万個”ともいう問題点をまとめ、ゲームを再スタートさせると、2013年8月に『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』のリリースにこぎつけた。

遊びやすさと世界観が劇的に改善され、プレーヤーは爆発的に増加。その後も改良パッチが重ねられ、失われたファンの信頼を取り戻すほどの名作となっている。

その成果もあり、「FF14」は3〜5年でサービス終了を迎えることが多いMMOでありながら、10年以上サービスを継続することに成功。2021年5月にはMMOアクティブランキングで世界1位を獲得、その後も上位をキープしている。

有能すぎるクリエイターの足跡

大コケゲームを世界レベルの覇権タイトルにまで成長させた吉田氏は、ネット上で《スクエニを救ったヒーロー》《神様みたいなプロデューサー》と高く評価されている。

では、そんな歴戦のゲームクリエイターはいかにして誕生したのだろうか。その足跡は、今はなきゲーム会社『ハドソン』から始まった。

そこで『天外魔境』シリーズや『爆ボンバーマン2』に携った後、2005年に「スクウェア・エニックス」に入社。『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』のディレクターを務めた他、『ドラゴンクエストX』の運営にも携わっていく。

なお、「スクウェア・エニックス」入社時は契約社員からのスタートだったが、2023年現在は代表取締役兼執行役員にまで上り詰めている。驚異的な出世街道と言えるだろう。

また昨年には、吉田氏の名前が天まで届くような出来事も。新たに発見された太陽系小惑星が『Yoshidanaoki』(ヨシダナオキ)と命名され、国内外で大きな話題を呼んだのだ。

「スクウェア・エニックス」の“希望の星”は、「FF16」を成功させ、会社を立て直すことはできるのだろうか。

文=ゴタシノブ

【画像】

MillaF / PIXTA

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