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ハリポタ原作者“差別問題”で『ホグワーツ・レガシー』も炎上! 一方ゲーマーからの評価は…

  • 2024.5.27
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ハリポタ原作者“差別問題”で『ホグワーツ・レガシー』も炎上! 一方ゲーマーからの評価は… (C)PIXTA

2月10日に発売されたゲーム『ホグワーツ・レガシー』をめぐって、海外では壮絶な争いが巻き起こっているという。同作は小説『ハリー・ポッター』の世界を舞台としているのだが、原作者であるJ・K・ローリングの言動が炎上を呼ぶこととなった。

海外メディアではレビューに最低点

「ホグワーツ・レガシー」は、「ハリー・ポッター」本編の時代から約100年前の魔法界を描いた作品。自由度の高いオープンワールド・アクションRPGとなっており、誰もが夢見た「ホグワーツ魔法魔術学校」での学校生活を体験できるということで、世界中で大きな注目を浴びていた。

しかしアメリカのメディアである『WIRED』誌は、発売当日に“異例”と言うしかないレビューを投稿。同作に対して10点満点で1点という、最低のスコアを付けたのだ。

ライターのJaina Grey氏によるレビュー内容を見てみると、物語が「反ユダヤ主義的」であること、キャラクターの言動が不自然であること、ファンのノスタルジーを刺激するためだけに作られたことなどが指摘されている。

ハリー・ポッターのゲーム「ホグワーツ・レガシー」には、さまざまな“欠落”を感じさせられる:ゲームレビュー https://t.co/3To7cyK6Vm#最新記事

— WIRED.jp (@wired_jp) February 13, 2023

なお、同記事ではJ・K・ローリングが近年トランスジェンダーの人々に対して差別的な発言を行っていることにも言及。そしてその偏見が「ホグワーツ・レガシー」に及ぼした影響についても分析を行っていた。

トランス女性への差別をめぐって論争に

日本ではあまり報道されていないが、J・K・ローリングのスタンスは海外で大問題となっている最中だ。トランスジェンダーを“真の女性”と区別するような発言を行い、「ハリー・ポッター」シリーズの出演者たちからも苦言を呈されており、「TERF」(トランス排除的ラディカルフェミニスト)としてバッシングを浴びている。

そして1月29日には、そうした扱いに抗議するツイートを行ったのだが、さらなる炎上を巻き起こしたばかりだ。

Same shit, different century. pic.twitter.com/Bn73NseF1n

— J.K. Rowling (@jk_rowling) January 29, 2023

J・K・ローリングを苛烈に批判する人々は多く、それは彼女が生み出した「ハリー・ポッター」シリーズのコンテンツにも飛び火している。たとえばTwitchの人気カップル配信者であるGirlfriendReviewsは、「ホグワーツ・レガシー」の配信を行っている最中、膨大な量の誹謗中傷コメントに襲われてしまったという。

とはいえ、原作者の思想はともかくとして、「ホグワーツ・レガシー」はゲームとしては非常に高い評価を得ている。J・K・ローリングの炎上騒動に影響されず、同作を楽しんでいるゲーマーも多いようだ。

実際にTwitchでは、同作の同時視聴者数が130万人を記録するほどの盛り上がりを見せている。これは『サイバーパンク2077』の117万人という数字を上回り、「最も視聴されているシングル プレイヤー ゲーム」の記録を塗り替えるものだった。

よくもわるくも、優れたコンテンツの魔法はいろいろな問題を飛び越えて人の心を動かすものなのだろう。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

master1305 / PIXTA

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