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新世界以降は名勝負ナシ?『ONE PIECE』激アツだった「ゾロの名勝負」ランキング

  • 2024.5.27
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『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

『ONE PIECE』にはさまざまなベストバウトが存在するが、中でも人気が高いのは、やはりロロノア・ゾロの戦いだろう。最初期にルフィの仲間になって以来、いくつもの死闘をくぐり抜けてきた。

今回は、そんなゾロの名勝負をランキング形式で振り返っていきたい。

<3位>カク戦

「ウォーターセブン編」でゾロと激闘を繰り広げたのが、「世界政府」直属の諜報機関「CP9」に所属するカク。表向きは造船会社「ガレーラカンパニー」の職長だが、行方をくらませたニコ・ロビンを探すゾロの前に、「CP9」のエージェントとして立ちはだかった。

「ウォーターセブン」での一度目の戦いでは、隙を突かれて「六式」の1つ「指銃」を食らったゾロは重傷を負ってしまう。

さらにロブ・ルッチによって海に吹き飛ばされるも、チョッパーのおかげで、街を襲う高波「アクラ・ラグナ」から逃れることに成功する。

その後、「エニエス・ロビー」においてゾロとカクはふたたび相まみえることに。

以前は無能力者だったカクは、「ウシウシの実」モデル“麒麟”(ジラフ)を食べたことで、キリンの力を獲得していた。

カクの四刀流とキリンの能力に苦戦するゾロだったが、最後は新技「鬼気九刀流 阿修羅 弌霧銀」によって、勝利をつかみ取る…。

ゾロの場合、実力が伯仲した相手との対戦は意外と珍しいため、この勝負をベストバウトと呼ぶ人が多いのも納得だ。

<2位>ジュラキュール・ミホーク戦

「ONE PIECE」最初のエピソードである「東の海編」における名場面の1つが、このゾロ対ミホーク戦だろう。

ミホークは世界最強の剣士として名を轟かせており、首領・クリークを追って「東の海」にやって来た際、「麦わらの一味」と遭遇する。

もともとゾロは、事故で亡くなった幼馴染み・くいなのために“世界一の剣豪”を目指していた。海に出たのも、当時から名を馳せていた剣豪「鷹の目の男」を探すためだ。

つまりゾロにとって、ミホークと出会えたことは千載一遇のチャンスであり、当然のように戦いを挑むことになる。

当初ミホークはゾロを弱者とみなし、全ての攻撃を小さな短刀で軽く受け流していた。

それにもかかわらず、ゾロは一撃も当てることができず、逆に胸を刺されてしまう。

圧倒的な実力差があったが、それでもゾロは一歩も退こうとせず、ミホークから認められることに。

本来の獲物である黒刀・夜を抜き、ゾロの「三・千・世・界」を正面から粉砕。ゾロは「背中の傷は剣士の恥だ」として、ミホークの一太刀を正面から受け止めた。

一般的にベストバウトといえば、苦戦しながら強敵に勝利するような戦いを思い浮かべがちだが、内容によっては“敗北”すらも美しい光景になり得るのだろう。

<1位>Mr.1戦

さまざまな強敵と戦ってきたゾロだが、その中でも作中屈指の名勝負と名高いのが、「アラバスタ編」のMr.1戦だ。

「アラバスタ王国」では、国を乗っ取ろうと画策する秘密犯罪会社「バロックワークス」と「麦わらの一味」のメンバーが、各地で激突。そして首都・アルバーナでの戦いでゾロの相手となったのが、「バロックワークス」最強のオフィサーエージェントである、“Mr.1”ことダズ・ボーネスだ。

Mr.1は「スパスパの実」の能力者であり、全身を自在に刃物にできる強敵。物理攻撃が通らない“天敵”ということで、ゾロは当初苦戦を強いられる。

しかし、戦いの中でゾロは“呼吸”の極意に目覚め、過去に師匠が言っていた「何も斬らないが鉄をも斬る」という剣の境地にたどり着く。

とどめを刺そうと迫るMr.1に対し、ゾロの「一刀流 居合 獅子歌歌」が炸裂し、見事Mr.1に勝利するのだった。

「悪魔の実」による能力バトルという印象が強い「ONE PIECE」だが、ゾロは純粋な剣術によって能力を凌駕している。“能力者vs無能力者”というマッチアップの巧妙さこそが、この勝負を熱くしている部分と言えるだろう。

数々の激闘を経たゾロは、今や作中でも指折りの戦闘力を手に入れている。この先も、手に汗握る名勝負を見せてくれることを期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ

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