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「やっぱり普通じゃない」かつて幸せそうだった家族がおかしい…近所の女性が気づいた異変

  • 2024.5.26

近所で子どもを虐待している家庭があると気づいたとき、何とか子どもを救いたいと思う反面、自分は一体何をすればいいのか、誰でも選択に迷ってしまうのではないでしょうか。もし連絡したのが自分だと知られたら何かされるかもと不安になってしまいますよね。実際に、近所の虐待が疑われる家庭を児童相談所に通告した人の体験談を描いた漫画『近所のパパママを児相に通告した話』をダイジェストでお送りします。

絵に描いたような幸せ家庭のほころび

住宅街に住む主人公はここ最近、近所の家族に異変を感じていました。それは、クールで知的なパパとナチュラル美人ママ、未就学児3人のいる絵に描いたような幸せ家族の中野家。

ある日の公園からの帰り道、中野家の子どもたちが歩いてくるのが見えていつも通りあいさつした主人公ですが、その後やってきた中野家の母が子どもたちに言い放った耳を疑うような暴言に、見てはいけないものを見てしまったと感じるのでした。

母親だけでなく父親も…?

中野家の母の暴言に気にはなりつつも、「私も怒ることはあるし」と思い直し、誰にも話すことのなかった主人公ですが、それから2週間後、庭で子どもと遊んでいるとどこからか大きな音が…。

音のしたほうを見てみると、中野家の父と一番上の息子がおり、震えている息子の姿と大声で怒鳴る父親を見て、これは普通の育児状況ではないことに気づくのでした。

児童虐待かも…児相に連絡すべき?

耳にした大きな音は、中野家の父親が威嚇のようにドアをなぐる音でした。

おびえた様子で泣き出してしまった中野家の息子を見て、中野家の両親による児童虐待を疑い、一瞬、自動相談所に連絡したほうがよいかと思いましたが、もし自分が通告したことがバレたらと思うとなかなか一歩を踏み出せず…。

両親ともが子どもを虐待しているのだとしたら、家庭に子どもたちの逃げ場はないのでしょう。なんとか助けてあげたいとは思うものの、相手の敵意が自分やわが子に向けられたらと思うと、決心できない葛藤があったようです。こんな場面に出くわしたとき、あなたならどうしますか?

子どもの虐待にまつわる相談窓口は各自治体に設置されています。

相談・通告は児童相談所虐待対応ダイヤル「189(通話料は無料)」のほか、自治体によってはWEB窓口やメール相談窓口を受け付けている場合があります。気になることを見かけた・聞いたときはこのような窓口を活用することが可能です。

厚生労働省は児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について「通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は 守られます」としています。

児童相談所虐待対応ダイヤルや相談窓口は第三者のほか、自身が子どもに対して虐待をしそうだというときにも活用できます。こうした手段で専門家とつながることも、子どもの安全を守るための一つの選択肢です。

著者:ママリ編集部

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