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【天華えま】憧れているのは天海祐希さんと西川貴教さん!?【元宝塚歌劇団・星組男役スター】

  • 2024.5.26

今回のゲストは元宝塚歌劇団・星組男役スターの天華えまさん。舞台映えするスタイル、繊細な役作り、伸びやかな歌声と確実なダンス力。そして確かな情熱を持って舞台に立たれていた天華さん。先日たくさんの愛に包まれて、宝塚歌劇団をご卒業されました。今回のインタビューでは今後挑戦したいことをお話しいただいています。記事の最後には未公開カットもたくさん掲載しておりますのでどうぞお楽しみください!

天海祐希さんが大好きなんです!

天華えまさん
美夢ひまり(以下 美夢)

先週公開されたインタビューでは退団直後のお気持ちと、舞台『サイボーグ009』のお話を伺いました。今回は今後やってみたいことをお伺いしたいと思います。今のお気持ちをお聞かせいただけますか?


天華えまさん(以下 天華さん)

私はお芝居が好きなので、お芝居を続けていきたいです。


美夢

舞台で、というかたちでしょうか?


天華さん

どちらかというと、映像の世界にとても興味があります。私は天海祐希さんが大好きで、天海さんのような人間になりたいとずっと憧れていて。天海さんが出演されている作品を見るうちに映像のお芝居にも挑戦したいという気持ちがすごく強くなりました。


美夢

そうなんですね。


天華さん

こんなこと言ってしまって、ドキドキしますね(笑)。


美夢

やりたいことは口に出した方が良いです!


天華さん

はい! では自信を持って言っていきます!!(笑)。


下級生には「私が見つけ出せなかった表現を見つけて、私を悔しがらせてくれ」って(笑)

天華えまさん
美夢

私の中で天華さんは繊細なお芝居をされる方だなぁという印象です。


天華さん

音楽学校時代に「テレビの芝居じゃないんだぞ」というダメ出しを受けたことがあって。もともとは自然といいますか、ナチュラルな芝居が好きなんです。宝塚の舞台では封印していた部分ですが、もがいた部分でもありますね。


美夢

リアルなお芝居がお好きなんですね。


天華さん

そうなんです。でもそれではすごく地味になってしまうし、宝塚の舞台では通用しない。自分がやりたい表現と、求められているものが違うことにだいぶ苦しみましたし、反抗期のような時代もありました(笑)。


美夢

反抗期(笑)。


天華さん

生意気な下級生だったと思います。でも上級生の方は見捨てず、育ててくださいました。段々と自分の中でも折り合いがついてきたのが新人公演を卒業したあたりですかね。お休みのときにニューヨークに行ったんです。そこでいろいろなレッスンに参加して、自由な、人それぞれの表現に触れ、何かを取り戻したような感覚になりました。


美夢

多様性ですね。


天華さん

そうですね。星組の男役として大切にしなければならないものと、自分らしさを両立できるようになったのはこのあたりからだったと思いますね。


美夢

下級生、たとえば自分の役を演じる方にはどのようなアドバイスをされていましたか?


天華さん

私とは違う人間だから、私と同じようにしなくて良いということは必ず伝えていましたし、「私が見つけ出せなかった表現を見つけて、私を悔しがらせてくれ」と言っていましたね(笑)。


美夢

かっこいいですね(笑)。


天華さん

役を作り込むことって、人からの指示では絶対できないんですよ。自分で納得して落とし込んでいかないといけない。自分がそういう人間なので、下級生にもそのように伝えていました。


美夢

お芝居が本当に好きなんですね。でも踊りも歌もできるし、トーク力もかなり高いですよね。何でもできそう。


天華さん

うれしいお言葉です。でもまずはお芝居をやりたいです!


私、血統書付きの滋賀県民です!

天華えまさん
美夢

そして実は撮影中にだいぶ盛り上がったのですが(笑)、地元である滋賀県に貢献したいという想いもお話しいただきましょうか。


天華さん

そうですね。私は生まれも育ちも滋賀なのですが、父も母も両方の祖父母もみんな滋賀の人。生粋の滋賀県民です!


美夢

すごいですね(笑)。


天華さん

もはや、血統書付きの滋賀県民と胸を張れるくらいですよ(笑) そんなわけで滋賀県に関わるお仕事を絶対にやりたいんです。


美夢

この記事がどなたか滋賀の偉い方の目に留まりますよう……(笑)。


天華さん

日本地図を見ると滋賀県って日本の真ん中なんですよ。織田信長が天下統一を目指す拠点にしただけのことはあるんですよ! 私のまわりの大人は「滋賀は日本の真ん中だ」って、ずっと言っていました! でも本当に恩返しじゃないですけど、何かしたいんですよ。近江牛やバームクーヘン豚も美味しいですしね。


美夢

西川貴教さんが滋賀県のふるさと観光大使を務められているということで、本日『HOT LIMIT』を歌い、風に吹かれながら撮影した写真がこちらです。


天華さん

(爆笑)。


美夢

最高でしたね。VOCEでは先日西川貴教さんの記事も出ていましたよ。


天華さん

もう本当におこがましいですけど、いつか西川貴教さんに並べるように頑張ります。滋賀県イメージキャラクターのうぉーたんとも一緒にお仕事したいですね!


美夢

うぉーたんですか? ひこにゃんじゃなくて?


天華さん

ひこにゃんは彦根市のキャラクターですね。私はうぉーたんを推していきますよ!


美夢

うぉーたんとの共演、楽しみにしていますね!


先生からも「エリカはfeelingが良いね!」と言っていただいています!

天華えまさん
美夢

プライベートは何をされているのでしょうか?


天華さん

私、多趣味なんですよ。乗馬もしますし、料理も好きです。漫画も読みますし。


美夢

Instagramでお菓子作りをされているのを見ました!


天華さん

ノンタンとトトロのクッキーですね。姪っ子にノンタンを作ってあげたくて。で、チョコペンが余ったので、自分の好きなトトロも作りました(笑) もともとお菓子作りは気分転換になるので好きなんです。新人公演時代が一番作っていたかもしれないですね。新人公演を卒業した頃からはご飯作りにシフトしました。


美夢

得意料理はありますか?


天華さん

えー、何だろう。いつも冷蔵庫にあるものでぱぱっと作るので、特にこれと言えるものはないかなぁ……。


美夢

あるものでぱぱっと作れる人って料理上手な人です。


天華さん

ありがとうございます。今は船舶免許を取りたいなと思っています。


美夢

それはまたどうしてですか?


天華さん

『DCU』というドラマを見たときに、船を操縦するシーンがあって。もしかして船舶免許を持っていたら、将来こういう作品に出られるチャンスが来るのかなと思ったんです。


美夢

なるほど、仕事のために、ということなんですね。


天華さん

乗馬を始めたのも同じ動機です。大河ドラマとか、時代ものの芝居のチャンスのため。自分の幅が広がれば良いなと思ってます。


美夢

真面目ですよね。もしかして……芝居のために語学も勉強されているとか?


天華さん

英語のオンラインレッスンを在団中から受けています。退団公演中は忙しくて一度お休みしたのですが、また再開しようと思っているところです。でも私……、テンションでどうにか会話ができてしまうんですよ。


美夢

できそう! どこでもボディランゲージでどうにかできてしまいそう!


天華さん

そうなんですよ(笑) 「Yeah!」とか言ってハイタッチして、どうにかなっちゃうんです。先生からも「エリカ(※編集部注:天華さんのご本名)はfeelingが良いね!」と言っていただいています!


美夢

でもコミュニケーション力が高すぎるとそういう弊害があるんですね(笑)。


天華さん

文節をつながなくてもどうにかなっちゃうので本当に上達しない(笑)。


美夢

素晴らしい能力ですよ。しかし、天華さんがこんなに明るい方だって知らなかったです(笑)。


天華さん

(爆笑) もっとスッとして見えましたか?


美夢

そうです(笑)。


天華さん

それ本当によく言われるんです! でも関西人ですし、滋賀県民は何だか濃いって私は思っています(笑)。


美夢

来週も引き続き楽しくお話を聞かせてくださいね。


天華さん

はい。そろそろ美容の話もしないとですね! 来週も絶対ご覧ください!


【天華えまさん・プロフィール】

天華えま(Ema Amahana)
滋賀県出身。2012年宝塚歌劇団入団。宙組公演『華やかなりし日々/クライマックス』で初舞台、その後組まわりを経て星組に配属。16年『桜華に舞え』新人公演初主演、その後三度にわたって新人公演主演を務める。23年バウ・ワークショップ『Stella Voice』はメインキャストとして出演。在団中の主な出演作は、『ロミオとジュリエット』(死/マーキューシオ役)、『1789』(ジョルジュ・ジャック・ダントン役)、『ME AND MY GIRL』(ジェラルド役)など。24年『RRR×TAKA”R”AZUKA〜√Bheem〜/VIOLETOPIA』で宝塚歌劇団を退団。退団後1ヵ月にして、舞台『サイボーグ009』に声の出演を果たし、今後の活躍が期待される。

【NEWS!】ディナーショーが決定!

天華えまディナーショー 「華」
・宝塚ホテル 2024年8月24日(土) ディナー17:00~ / ショー18:15~
・第一ホテル東京 2024年9月16日(月・祝) ディナー17:00~ / ショー18:15~
料金 30,000円 (宝塚、東京共)

撮影/大坪尚人 取材・文/美夢ひまり

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