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K-POPアイドル界の“レジェンド”少女時代ティファニーが築く華麗なキャリア「サムシクおじさん」ではミステリアスな女性を快演

  • 2024.5.26
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レイチェル・ジョンを演じる“ティファニー”ことファン・ステファニー・ヤン (C)2024 Disney and its related entities
レイチェル・ジョンを演じる“ティファニー”ことファン・ステファニー・ヤン (C)2024 Disney and its related entities

【写真】舞台裏での立ち居振る舞いがきっかけで急きょ決まったというソン・ガンホとの握手シーン

1960年代の激動の韓国を舞台に混沌とした社会情勢を描いたドラマ「サムシクおじさん」(全16話)。同作には“サムシクおじさん”と呼ばれる謎の政治フィクサーを演じる主演のソン・ガンホ、自国の運命を何とか好転させようと奔走する野心あふれる青年キム・サンを演じるピョン・ヨハンら実力派俳優陣が多数出演している。その中には、2022年に放送された「財閥家の末息子」でドラマデビューし、俳優として新たなキャリアをスタートさせた少女時代・ティファニーの姿も。今回は近年積極的に活動の幅を広げ続ける人気者ティファニーのこれまでのキャリアをさまざまな角度から紹介しよう。

2007年に少女時代のメンバーとしてデビューを飾る

アメリカ・カリフォルニア州生まれというバックグラウンドを持つ、韓国系アメリカ人のティファニーことファン・ステファニー・ヤンは、厳しい練習生の期間を経て、2007年にガールズグループ・少女時代のメンバーとしてデビューを果たす。少女時代といえば、K-POPアイドル人気の火付け役ともいえる存在で、韓国以外のファンからも愛され続けるレジェンドアイドルグループ。

2010年8月には日本でもデビューするなど、日韓の架け橋的な存在として精力的に活動しており、同年9月8日に発売された日本デビューシングル「GENIE」はオリコンシングルランキング4位(2010年9月20日付)を獲得し、海外女性アーティストのデビュー作では歴代最高位を記録するなど、当時大きな話題を呼んだ。

また既に日本で活動を行い、少女時代にとって事務所の先輩にあたるBoAや東方神起とはまた違った魅力で、多くの音楽番組やバラエティー番組に出演し、一気に日本での知名度が上がったことも印象に残っている。

そんな少女時代も2022年にはグループデビュー15周年を迎え、5年ぶりにカムバックをしたことでファンとの再会を喜んでいる姿も記憶に新しい。

ティファニー演じるレイチェル (C)2024 Disney and its related entities
ティファニー演じるレイチェル (C)2024 Disney and its related entities

アイドルオーディション番組で見せるさまざまな顔

厳しいK-POP界で確固たる地位を確立する少女時代、そしてティファニーに憧れ、アイドルを志す人も多いだろう。2021年にはそんな“未来の”アイドル候補生たちがデビューをかけて奮闘する姿を映したプロジェクト番組「Girls Planet 999:少女祭典」にメンター役として登場。オーディションを通過し、日本、韓国、中国から同プロジェクトに参加した合計99人の夢を追う彼女たちを見守った。

ティファニーは同じ経験を持つ一人の先輩として、時には厳しい指摘をする面もありながら、デビューに向けて必死に頑張る参加者たちをそっと支える優しい姿や、彼女たちのパフォーマンスタイムでは、人一倍盛り上げ役に徹した。番組を通して“頼れるお姉さん”を自然と体現するティファニーには「好感しかない」といった声が多く寄せられていた。

ソン・ガンホ演じる“サムシクおじさん” (C)2024 Disney and its related entities
ソン・ガンホ演じる“サムシクおじさん” (C)2024 Disney and its related entities
スタイル抜群!ティファニーの全身ショット (C)2024 Disney and its related entities
スタイル抜群!ティファニーの全身ショット (C)2024 Disney and its related entities

アーティストだけにとどまらず貪欲に活動の幅を広げる

2017年にはアメリカで演技の勉強をするなど、多方面で努力を積み重ねるティファニー。2021年には200倍のオーディションを見事に勝ち抜き、ミュージカル「シカゴ」の韓国版で主人公のロキシー役に抜てきされ、舞台上では少女時代でリードボーカルを務める彼女の力強い生歌が披露された。また、ドラマ初出演となった「財閥家の末息子」では、在米韓国人でアナリストのレイチェルを好演している。

着々と役者としてのキャリアも積み上げていく彼女は、最新作「サムシクおじさん」に出演中。同作は、1960年代の韓国を舞台にした骨太ヒューマンドラマで、「誰もが1日3食を当たり前のように食べられる国に」という夢を持つ、政治フィクサー“サムシク(3食)おじさん”ことパク・ドゥチル(ガンホ)と、経済の力で国を豊かにする“国家再建事業”を実現させるため奔走するエリート青年キム・サン(ヨハン)がタッグを組み、それぞれの野望に向かって政治の世界で奮闘する。

ティファニーが演じるのは財閥家の末娘で、“オルブライト奨学財団”理事の女性レイチェル・ジョン。5月22日に配信された第7話で登場し、どこかミステリアスな雰囲気を持ちながらも英語でのスピーチを披露するなど早速存在感を示している。

同作の記者会見では、本作への出演の決め手となった脚本の魅力について「ストーリーに魅了されました。台本を見たら、楽譜を見るようなテンポ、リズム、ハーモニーがあって、キャラクターがたくさん出てくるんですが、それぞれのDNAがはっきりしていたので、それぞれの人物がどういう主張をしているかということに魅了されました」と語っている。

さらに、喫煙の演技にも挑戦したというエピソードを韓国のバラエティー番組「ラジオスター」(MBC)で明かすなど、徹底した役作りにも注目。今後ティファニー演じるレイチェルがどのように物語に絡んでいくのか期待したい。

「サムシクおじさん」(全16話)は毎週水曜に2話ずつ、最終週は3話一挙にディズニープラスのスターで独占配信される。

◆文=suzuki

「サムシクおじさん」会見より (C)2024 Disney and its related entities
「サムシクおじさん」会見より (C)2024 Disney and its related entities
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