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高級寿司店で「貧乏人がよ」と暴言を吐いてきたカップル⇒後日、私と母の正体を明かすと…!?

  • 2024.5.26
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私は30歳で、1年前に会社を立ち上げました。両親も私の仕事を応援してくれ、今では会社も軌道に乗り始めていて、充実した毎日を送っています。そんなある日、高級寿司店で隣に座ったカップルが私のことをめちゃくちゃバカにしてきて……。

高級寿司店で最悪な出会い

私は現在30歳で、1年前に会社を立ち上げました。私には大好きなグループがあり、そのグループのグッズを制作してみたいという思いが、起業するきっかけになりました。起業は大変でしたが今では会社も軌道に乗ってきて、毎日充実しています。

ちなみに、うちは母が会社を経営していて父が専業主夫をしているのですが、両親も私の夢を応援してくれています。両親はいつも私にやさしく、私たち家族は日頃からよく連絡を取り合っています。先日、母が「とてもおいしいのよ」と、ある高級寿司店を紹介してくれました。

そこで私は誕生日が近かったこともあり、いつも頑張っている自分へのご褒美のつもりで、母がオススメしてくれた高級寿司店にひとりで訪れることに。しかしそこで、最悪な出来事が起こってしまったのです。

店内はカウンター席のみ。私の隣に座っていたのは、ハイブランドで身を固めた派手なカップルでした。彼らは私のほうを指さしながら、何やらヒソヒソと話しているのです。

耳を傾けると聞こえてきたのは、

「うわー、ぼっちの女がこんなお高いところに来てる! 貧乏人が無理している感じする〜」
「あんな地味な女がひとりで高級寿司屋にきてさ、支払い大丈夫なのかな?」

と、笑いながら私をけなす声でした。

大将が2人を注意!そのときお店に現れたのは…

私が何も言い返さずにじっとこらえていると、見かねた大将が「お客さん。申し訳ありませんが、他のお客様のことをそんなふうに言うのはやめてもらえませんか?」と、2人を注意してくれました。しかし、2人は反省するどころかまさかの逆ギレ。「俺たちのほうが見るからに上客だろうが!?」と言い出したのです。

大将は冷静なまま「でしたらお代は結構ですのでお帰りください」と言い放ちます。大将の反撃にカップルは怒り狂った様子で、「二度と来るかこんな店!」「あーまずかった!」と文句を言いながらお店を出て行こうとします。

その瞬間、ひとりの男性がお店に入ってきました。男性は慌てた様子で、カップルの彼氏に向かって「副社長!こちらにいらっしゃったのですね。食事はもう済ませましたか? 今すぐ仕事に戻ってください」と話しかけます。

どうやら悪口を言っていた彼氏は副社長をしていて、お店に入ってきた男性はその秘書をしているようです。さらに話を聞く限り、副社長がお兄さんで、秘書が実の弟のよう。悪口男は弟に向かって「仕事? お前がやっとけよ」と言い放ち、そのまま弟に体をぶつけて、性悪な彼女とお店を出て行ってしまいました。

その拍子に転んでしまった弟さん。思わず「大丈夫ですか?」と声をかけたのですが、そのときにふと弟さんのカバンについているキーホルダーが目に入りました。なんと偶然にもそのキーホルダーは、私の大好きなグループのものだったのです! なかなかファンの人と遭遇することがないので、私たちはその場ですぐに意気投合。その後もライブなどで何度か会ううちにいい雰囲気になり、数カ月後、彼から告白されて私たちはお付き合いすることになりました。

こうして恋人同士になった私たち。数日後に開催される母の会社のパーティーで、彼を母に紹介するつもりでした。

母の会社のパーティーでまさかの再会!

当日、パーティー会場に着くと、なんとそこには……高級寿司店で私に絡んできた悪口男の姿が! 隣にはお父さんらしき人がいて、お父さんには見覚えがありました。母の会社と取引のある会社の社長さんです。すぐに私に気づいてくれた社長さんでしたが、それよりも先に悪口男が口を開きました。「お前……」。するとそこに、悪口男の彼女である性悪女も登場。

「お義父さまもうちの会社のパーティーにお越しになったんですね!」

2人が婚約したことは彼から聞いていました。ただ、性悪女が口にした「うちの会社」という言葉が飲み込めません。今日のパーティーの主催は、母が経営している会社なのですが……。

そんなことを思っていると、悪口男がさっそく「こいつ覚えているか?」と、私のことをバカにし始めました。それに乗っかるようにして性悪女も「ここはね、大きな会社のパーティー会場なの! 貧乏人がどうやって忍び込んだの? すぐに出て行って!」と言います。

何も知らない2人に対して、私は内心、どうしたものやら……とあきれてしまいました。

母のひと言で立場が逆転して!?

そこに母が現れました。すると、母の姿を見つけた性悪女はすかさず

「社長~! この女性が関係ないのにパーティーに紛れ込んじゃったみたいですう!」
「大企業のうちの社内にこの人と知り合いの人なんていないでしょうし(笑)」

と、私を見下すような言葉を放ったのです。

何も知らない母は首を傾げながら、性悪女に「関係ないって……この子は私の娘だけど?」と答えます。

その瞬間、性悪女の額からは汗がだらだらと流れだしました。

どうやら、次期社長である悪口男と婚約後、ゆくゆくは社長秘書として働くことになっていた性悪女は、秘書の勉強という名目で、社長(悪口男の父)から直々に依頼され、母の会社に預けられていたみたいです。

母に「知り合いかい?」と聞かれて、2人に会った日のことを話しました。

社長であるお父さんがいる手前、悪口男は慌てて「い、いや、その、人違いだった! 俺たちは今日が初対面だ!」と弁解しますが……。この日のパーティーにはあの寿司店の大将がお寿司を握りに来てくれていて、すぐに「うちの店で暴言を吐いていたところ、全部私が見ておりました」と証明してくれたのです。

そのことがわかると、悪口男のお父さんも私の母もカンカン。立場がなくなったカップル2人は終始オロオロするばかりでした。

自業自得な2人の末路

その場で悪口男は会社を継ぐ話をなしにされました。私への暴言うんぬんもありますが、もともと部下に対してバカにした態度を取っていたとのこと。性悪女も、母の会社の秘書は解雇となりました。母から、「あなたみたいな非常識な人はうちの会社にいらないんだよ」と言われていました。2人ともひどく落胆していましたが、自業自得ですね。

聞くところによると、悪口男は仕事をほとんど弟さんに任せていたようで、それを聞いた現社長(彼らのお父さん)は、次期社長を弟さんに任せると決めたそうです。実は弟さんは私とお付き合いをしてから自分の能力に自信をつけたみたいで、いつしか会社のメンバーから頼られる存在になっていたことも大きいようです。ちなみに、悪口男は弟が次期社長になると聞いて、すねて自ら会社を辞めたのだとか……。

一方の私はというと、一連の出来事の3年後に弟さんと結婚しました! 社長同士、切磋琢磨しながら支え合って生活していきたいと思います。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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