強豪リール、2024-25新ユニフォームが登場！2つの「原点のエンブレム」で80周年を祝う

Text by 立野敦史(Qoly LFB Vintage)

フランス1部リールとキットサプライヤーのNew Balanceは22日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。今年でクラブ創設80周年を迎えることから、それを記念したものとなっている。

リール 2024-25 New Balance ホームユニフォーム

24-25新ホームユニフォームは、メインカラーであるレッドを基調にホワイトとネイビーを組み合せた配色。胸部には無数の細かなV字（シェブロン）で一つの大きな「V」を象ったデザインが特徴的だが、このシェブロンは80周年を迎えるクラブにとって重要な存在だ。

V字のシェブロンは1944年のクラブ創設当時のユニフォームに使用していたもの。時代の移り変わりとともにシェブロンは一度姿を消すが、欧州のサッカーユニフォームでレトロスタイルが人気となった2010年代に入ると、リールでも懐かしのシェブロンが復活を果たす。

クラブが公開したこの画像を見る限りでは、パンツとソックスには引き続きネイビーを採用。ソックスには連なるシェブロンのグラフィックをあしらう。

この新ユニフォームで最大のポイントは背面の80周年記念ロゴマーク。中央に数字の“80”を置き、その両脇に2つのエンブレムを配置する。向かって左はオリンピック・リロワ、右はSCフィヴ（Sporting Club Fivois）のもので、この両チームが1944年に合併して現在のリールが誕生した。

前面には初代ユニフォームデザインのV字。背面にはかつての2チームのエンブレムによる80周年記念ロゴ。今回の新ホームユニフォームは、改めて80年前の原点に敬意を表したものとなっている。

フランス北部の街リールは石畳と赤レンガの街並みでも有名。クラブとサプライヤーのNew Balanceはそんなホームタウンに敬意を表し、今回のビジュアルでは街の象徴を強調している。

クラブ創設80周年を祝う24-25新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストア他で販売中。