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手軽なひたし地でつくる早業つまみ「ミニトマトのおひたし」

  • 2024.5.25
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軽いおつまみにぴったりのおひたし。でも、おだしをとるのが面倒と思う人は多いはず。わざわざだしをとらなくてもできる、ラクラクおひたしがあるとしたら。お酒を愛する料理研究家の大原千鶴さんに、つくり方とそのコツを教えていただきました。

手軽なひたし地でつくる早業つまみ「ミニトマトのおひたし」

■ジャスミンティーで割ったウォッカで、おひたしが華やかに

トマトは旨味や酸味、甘味があるので、それだけで美味しくいただけます。手をかけずにささっとつくると、そのほうがトマトの持ち味が生きることもあります。このおひたしはまさにそんなおつまみです。

ミニトマトは、口当たりよく、軽やかな味わいで、湯むきして丸のままおひたしにすると味が入りやすくなります。だしの旨味を生かした料理は、満足感があるのにカロリー控えめで、お酒と楽しむおつまみにはぴったりです。

ただ、少量のだしを取るのはちょっと面倒ですよね。私はいつも冷蔵庫に水だしをストックしていますが、これはパック入りの鰹節を水に入れて、醤油で味をつけた即席だし。このだしに、トマトに鰹節がくっつかないように、キッチンペーパーの上にトマトをのせて浸すだけで出来上がります。

色鮮やかなトマトに合わせるのは、ウォッカ。ジャスミンティーで割ると華やかさがぐんと増します。

□ミニトマトのおひたしのつくり方


◇材料 (2人分)

ミニトマト:5個
★ ひたし地:
・ 水:200ml
・ 鰹節パック:1袋(2~3g)(小)
・ 薄口醤油:大さじ1
柚子の皮:少々(せん切り)


(1)トマトの下準備
鍋に湯を沸かしたところに、ミニトマトを入れて10秒間ほどゆでて冷水にとり、皮をむく。

(2)浸す
ボウルにひたし地の材料を入れて厚手のキッチンペーパーを置き、①のミニトマトをのせる。冷蔵庫で1時間以上置く。

浸す
浸す

(3)仕上げる
ミニトマトを取り出して半分に切り、漬け汁も少しかけ、柚子の皮を飾る。

完成
完成

――教える人

「大原千鶴 料理研究家」

京都・花脊の料理旅館「美山荘」が生家。小さな頃から自然に親しみ、料理の心得を学ぶ。現在は家族五人で京都の市中に暮らし、料理研究家としてテレビや雑誌、講習、講演など多方面で活躍。シンプルなレシピに定評があり、美しい盛りつけにもファンが多い。着物姿のはんなりとした京女の印象とは対照的に、お酒をこよなく愛す行動派。レシピはお酒を呑んでいる時に思いつくのが一番多い。近著「大原千鶴のいつくしみ料理帖」(世界文化社)がある。2023年4月より、オンライン料理レッスンもスタート。


文:西村晶子 撮影:福森クニヒロ

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