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【シェフ三國の焼く技術】火加減・アロゼ・余熱を駆使!「鶏むね肉のにんにくレモンクリーム」は実は簡単♪

  • 2024.5.25
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お肉の中でもリーズナブルでボリューム感のある鶏むね肉は、メイン料理にうってつけの食材。様々なプロが鶏むね肉レシピを紹介していますが、今回は世界的なフレンチシェフである三國シェフ直伝の「鶏むね肉のにんにくレモンクリーム」に挑戦してみます。パサつかずにしっとりと焼き上げるポイントは火加減ですが、三國シェフは皮を香ばしく焼くために強めの中火でしっかりと焼いていましたよ。火加減、アロゼ、余熱を駆使して作ってみます。


火加減調整がポイント!「鶏むね肉のにんにくレモンクリーム」にトライ!




【材料】(2人分)
鶏むね肉…1枚(約300g)
塩・白こしょう…各適量
薄力粉…適量
玉ねぎ…1/2個
にんにく…1/2かけ
レモン(国産)…中サイズ・1/2個
生クリーム…100ml
パセリ(みじん切り)…ひとつかみ
無塩バター…30g ※15gずつに分けておく

1. 玉ねぎを幅5mm程度の薄切りに、にんにくをみじん切りにします。



玉ねぎは少し厚みがある薄切りにします。

2. 鶏むね肉の余分な皮や筋を取り除き、均一の厚さになるように瓶などで全体を叩きます。



鶏むね肉は厚みが違うので、厚い部分を良く叩いて薄い方に合わせます。三國シェフはラップを巻いた瓶で叩いていましたが、筆者は麺棒で叩きました。

3. 両面に塩とこしょうを軽く振り、全体に薄力粉をまぶします。



薄力粉をまぶすと焼いた時に香ばしい焼き色が付きますよ。

4. 強めの中火で熱したフライパンにバター(15g)を入れ、溶けて薄く色付いたら皮目から入れてパリッとするまで焼きます。



皮を香ばしく、肉をしっとりと焼き上げるために最初は強めの中火で焼くのがポイントです。皮目は2分ほど焼きました。

5. ひっくり返して中火にし、溶かしバターを掛けながら焼きます。



ひっくり返すと皮がこんがりと焼けていました♪中火に落とし、フライパンを傾けて溶かしバターをスプーンですくって、掛けながら上下からじっくりと火入れします。溶かしバターを掛けながら焼く技法をフレンチではアロゼと言うんだそう。

適度にひっくり返しながら7分ほどかけて焼きました。鶏むね肉はお皿に取り出しておき、余熱でも火を通します。

6. 鶏むね肉を取り出したフライパンを中火で熱し、玉ねぎとバター(15g)を加えて軽く色付く程度に炒め、にくにくを加えて香りが立つ程度に炒めます。



生クリームを加えるので玉ねぎにあまり焼き色を付けないのがポイントです。玉ねぎは2分ほど、にんにくは1分ほど炒めました。

7. 5の鶏むね肉と生クリームを加え、生クリームがふつふつとしたら弱火にして鶏むね肉にソースを掛けながら12分程度加熱します。



ソースを煮詰める時も、スプーンですくってアロゼしながら鶏むね肉に火入れします。

ソースが煮詰まってきたら適量の水を加えて伸ばしてくださいね。ひっくり返しながら弱火でじっくりと加熱すると、鶏むね肉がパサつかずおいしく仕上がりますよ。

8. 絞ったレモンとパセリを加えます。



レモンとパセリを加えてソースを軽く混ぜたら完成です。鶏むね肉を食べやすい大きさに切ってソースを下に敷いてお皿に盛り付けるとフレンチらしくなりますよ。


鶏むね肉はしっとりなのに香ばしさも♪コクも爽やかさもあるソースがリッチ♡



三國シェフ直伝の「鶏むね肉のにんにくレモンクリーム」が完成しました♪鶏むね肉を叩いてから焼きましたが、焼いている間に肉厚になり3cmくらいの厚さになりました。

皮に香ばしい焼き色が付き、生クリームのソースもベージュっぽい色に仕上がり、フランス料理らしいリッチなメイン料理になりました。



断面はきれいな淡い桜色で均一に火が入っていますよ。食べてみると、しっとりとしながらも肉感のある弾力さが備わっています♪

最初に強めの中火で皮目を焼いたことで、皮に香ばしさがほんのりと付いていて、淡泊な味わいの鶏むね肉がコクのあるおいしさに仕上がっています♪そしてクリームソースにも焦がしバターの風味とレモンの酸味、玉ねぎの甘みが混ざり合い、ブラウンソースを微量混ぜたようなコクが付いています。

生クリームのソースはミルキーでまろやかなイメージがありますが、今回のソースは香ばしいコクが隠し味になっているので、クリームソースが苦手な方でも食べやすいと思います。

材料はシンプルですが、皮目を香ばしく焼くことで奥深い味わいをプラスすることが出来ました♪

パサつきやすい鶏むね肉でも皮は強めの中火で焼く!香ばしさが旨味になる♪



三國シェフのYouTubeチャンネル『オテル・ドゥ・ミクニ』で見つけた「鶏むね肉のにんにくレモンクリーム」は鶏むね肉の皮目を香ばしく焼くのがポイントでした。

鶏むね肉はパサつきやすいので弱火で加熱するとしっとりと焼けますが、皮が香ばしく焼けないのでおいしさを十分に引き出せないことに。皮を香ばしく焼き、身側を焼く時に中火に落とすことで、皮もむね肉もおいしくいただけました♪

今回は鶏むね肉の両面を9分ほどかけて焼きましたが、クリームソースと一緒に10分ほど火入れするので、鶏むね肉自体はもう少し短い時間で火入れしても良さそうでした。

リーズナブルな鶏むね肉でもリッチなごちそうになりますよ。特別な日のメイン料理にぜひ!

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