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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第83回「休日ごはんはベランダで」

  • 2024.5.25
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暖かい日差しが差し込む、週末。

大切な人が喜ぶ顔を思い浮かべながらあれこれメニューを考えて、料理に合わせて器を選ぶ。頻度は高くないけれど主人とブランチをしたり、友人を自宅に招いてモーニングをしたり。心地よい風を感じながらベランダで食べるごはんが好きです。

ベランダごはんの魅力は時間やまわりを気にせず、食事が楽しめるところ。カフェやレストランよりもお互いリラックスして話ができるし、「混雑してきたから早くお会計しなきゃ!」なんて急かされることもない。いまでは週末限定のちょっとしたイベントになっています。

メニューは旬の野菜がメイン

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肉や魚より、主役は旬の野菜。というのも、普段、主人は朝食やランチを摂る時間がないくらい忙しなく過ごしているので、休みの日くらいは野菜中心のメニューでリセットしたくって。サラダを中心にパンや卵と、誰の家にでもあるような食材を使うので、実はそんなに手の込んだものではいないんですよ。

意識しているのは盛り付け方

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ただ、盛り付けだけはいつもより丁寧にしています。ドーンと大皿に盛り付けて取り分けるのももちろんいいけれど、ベランダごはんの時は1人分ずつ、きちんとセッティングするのがお約束。お料理もお皿いっぱいにのせるのではなく、少し大きめのプレート(7寸~8寸)に余白を持たせたり、パンをバスケットに入れてホテルの朝食のように演出したり。あれこれ考えながら盛り付けるのが楽しいんです。こんなことができるのも、きっと時間と心に余裕がある休日だからこそ。

この日はグリルした野菜がメイン

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ズッキーニやししとう、かぼちゃといった旬の野菜を断面が見えるようにカットしてから焼き色をつけ、自家製ディップといっしょにいただきます。キッチンで調理したフードを運ぶのも自宅ならすぐ。それに自宅のベランダなら誰に会うわけでもないから、ノーメイクに起き抜けの格好でもオッケーなのがうれしい(笑)

旬の野菜が主役のサラダプレート

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切って盛り付けるだけのサラダプレートも、葉付き人参はオリーブオイルとビネガーであえてラペに、紅大根やマッシュルームは薄くスライスして、きゅうりやかぶはザクザクと大きめにカット。いろいろな食感が一度に楽しめるようにひと工夫を。

少しずつたくさんの和朝食

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焼魚にきんぴら、ひじきにお漬物。身体に優しいおかずを豆皿にちょこちょこ盛り付けた朝ごはんも大好物です。器は少しずつ集めている骨董。日常に美しい手仕事があると、それだけでいつもの眺めも食も楽しい。洗い物は面倒だけれど、やっぱり気分があがりますよね。

アペロの特等席もこの時期はベランダで

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夕食前のリラックスタイムに軽くお酒を飲みながら楽しむアペロも、風が吹き抜けるベランダで。山盛りのサラダに餃子とビール。せっかくだから、ビールはナショナル田園で海外のものをチョイスして。「夕飯はラーメンにする?それとも炒飯?」そんなことをおしゃべりしながら、ちょっと一杯がなんだか私たちらしいなと思って。

取り皿は、数年前から大切にしている村上祐仁さんのもの。見慣れたメニューも黒い器で引き締めるとぐんとスタイリッシュな印象にまとまります。

空が暗くなってきたら、テーブルランプの出番

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日が暮れてきたら、明かりを灯してディナータイムがスタート。オレンジ色のぼんやりとした光がリラックス効果を高めてくれます。メニューは、その日の夕飯だったハンバーグ。付け合せに山盛りのサラダと最近代官山にオープンしたばかりのパン屋さん「エトヌンク」のパン ド ミを添えました。エシレのバターもまたいい仕事をするんですよね~。

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時間を気にすることなく、ベランダで食べて飲んで、おしゃべりして、笑い合う。平日はお互い忙しなく過ごしているので、1週間のキャッチアップもベランダで。

もしかしたら私たち夫婦の円満の秘訣は、このベランダごはんなのかもしれませんね…♡

※この記事は2024年5月20日時点のものです。

写真・構成/川口ゆかり

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