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【乾燥わかめの裏ワザ】ペーストにして「お好み焼き」に入れてみた!粉と卵が少量でもふんわり滑らか♡

  • 2024.5.25

お味噌汁や酢の物などに使われることが多いわかめ。豊富なミネラルや食物繊維を気軽に摂れるので重宝しています♪流通しているわかめには乾燥、塩蔵、天日干し、生などさまざまありますが、乾燥わかめは保存しやすく、気軽に使えて便利。今回は「ふえるわかめちゃん®」を製造している理研ビタミンの大場加奈子さんに乾燥わかめの活用術を教わったので実践してみました~!乾燥わかめの戻し方や知られざる使い方をお届けします!


ミネラルも食物繊維も豊富!わかめは健康にうれしい食品のひとつ



画像出典:photo AC

低カロリーで健康に良いイメージがあるわかめ。栄養豊富な海中で育つわかめにはカルシウム、ビタミンK、鉄分、マグネシウム、食物繊維などがバランス良く含まれています。

わかめにはアルギン酸という食物繊維が豊富で、腸の掃除役として知られています。腸内環境を整えるのに役立ちます。

わかめの旬は2月から5月。2月から3月に収穫されたものは「新わかめ」と呼ばれ、特においしいとされています。生のわかめは日持ちしないため天日干し、塩蔵、乾燥などの加工が施されています。

乾燥わかめは保存が効き、ストックしやすいので筆者は常備しています♪



今回は、乾燥わかめ「ふえるわかめちゃん®」を製造している理研ビタミンの大場加奈子さんが、乾燥わかめのライフハックを教えてくれました。知っていたようで知らなかった、乾燥わかめの使い方をご紹介します。

「乾燥わかめのシン・戻し方」を試してみた!

乾燥わかめの定番の戻し方はたっぷりの水に5分ほど浸して戻す「水戻し」と、熱湯に2分ほど浸して戻す「お湯戻し」の2通りが知られています。

ですが、大場さんのおすすめは、お湯戻しと水戻しを組み合わせた戻し方。30秒で乾燥わかめを戻せるうえ、独特の臭いが消えてシャキシャキとしたわかめの歯ごたえもキープ出来るそうですよ!



今回は乾燥わかめ3gを「シン・戻し方」で戻してみます。水とお湯をそれぞれ300~500ml使いますよ。

1. 乾燥わかめをお湯に15秒浸けます。



乾燥わかめは何倍もの水分を吸収するため、たっぷりのお湯で戻すのがポイントです。「お湯戻し」の場合、戻し時間は2分が目安ですが「シン・戻し方」の場合は15秒で済みますよ。今回は400mlのお湯に乾燥わかめを入れました。



お湯に入れた途端に乾燥わかめがふわ~っと広がり、15秒も経たないうちにわかめが激増!15秒経ったら湯切りします。

2. お湯戻ししたわかめを水に15秒浸けます。



水に浸すのも15秒だけ。冷水でわかめを締めることでシャキシャキとした歯ごたえの良いわかめになりますよ。



水で戻したわかめを水切りする場合、ザルにキッチンペーパーを敷いて水切するのがおすすめだそう。



キッチンペーパーで包んだまま絞ればザルにわかめがくっつかないので洗い物のストレスが減りますよ。ただし、お湯戻しの場合は絞る時にやけどする可能性があるので、水戻しの場合のみ有効なライフハックですよ。



「乾燥わかめのシン・戻し方」で戻したわかめがこちら。30秒であっという間に戻りました♪

食べてみると、わかめがシャキシャキとしていて、特有の海藻臭さも気になりません。いつもは乾燥わかめを水で戻しますが、へにゃっとやわらかく戻ってしまうので、歯ごたえの良さにビックリ。乾燥わかめを速く、おいしく戻すことが出来るので「乾燥わかめのシン・戻し方」はマスターすべき方法ですよ!


わかめペーストがポイント!「わかめdeふわふわお好み焼き」を作ってみた!

山芋の代わりに「わかめペースト」を加えると、ふわふわ食感のお好み焼きになるそうです。まずは「わかめペースト」を作ってみます。



【わかめペースト・材料】(作りやすい分量)
乾燥わかめ…3g
熱湯…150ml

1. 水またはお湯(300~500ml・分量外)で戻したわかめと熱湯をミキサーに入れます。



今回は、上記「乾燥わかめのシン・戻し方」で戻した乾燥わかめで「わかめペースト」を作ります。

2. ミキサーで1分半ほど攪拌します。



攪拌中にミキサー上部にペーストが飛び散るのでシリコンベラで下に落とし、均一になるように攪拌してくださいね。



どろっとした「わかめペースト」が完成!少し味見してみると、海藻特有のねっとりとした粘り気が口の中に広がります。味はほとんど無いので、どろどろにしたお粥を口に含んだ気分。

このねっとり感はわかめに含まれるアルギン酸によるものだそう。山芋のような粘り気があるのでお好み焼きの生地に合いそう!



【わかめdeふわふわお好み焼き・材料】(1人分)
キャベツ…120g ※千切りにする
豚ロース薄切り肉…60g ※食べやすい大きさに切る
お好み焼き粉…35g
卵…1/2個
水…60ml
昆布だし(顆粒)…1g
わかめペースト…20g ※上記で作ったもの
揚げ玉…3g
中濃ソース・マヨネーズ・かつお節・青のり…各適量
サラダ油…適量

1ボウルでお好み焼き粉、卵、水、昆布だし、わかめペーストを混ぜ、千切りキャベツと揚げ玉を入れて混ぜ合わせます。



お好み焼き粉、水、卵、昆布だしを先に混ぜてからわかめペーストを加えました。混ぜると生地に細かいわかめの粒が混ざったようになりました。



キャベツと揚げ玉を加えて混ぜると、いつも作るお好み焼きよりも生地が少ない印象。キャベツが目立ちます。

3. サラダ油を引いたフライパンを中火で熱し、半量の豚肉を敷いた上に生地を広げて残りの豚肉を乗せて、両面がこんがりとするまで焼きます。



底面は6分、ひっくり返して5分ほど焼くと両面がこんがりと焼けました。ソースとマヨネーズを塗り、青のりとかつお節を振りかけたら完成です。

生地がとろっとなめらか♪お好み焼き粉や卵が少なくてもふわっとまとまる♪



理研ビタミンの大場加奈子さんおすすめの「わかめdeふわふわお好み焼き」が完成しました。お好み焼き粉も卵の量も少なめでしたが、ふわっと焼き上がりました。



断面がこちら。生地っぽさが無く、キャベツがたっぷりという印象ですよ。食べてみると、とろっとやわらかく、すりおろした山芋をたっぷりと入れたお好み焼きにそっくりです。

粉や卵が少ない生地の場合、ひっくり返すと生地がばらけやすく、食べてもキャベツがぎっしりという食感になってしまいますが「わかめdeふわふわお好み焼き」は生地の硬さがまったく無く、関西風のやわらかいお好み焼きというおいしさでした♪

知られざる乾燥わかめの使い方で、わかめのおいしさを再発見!



理研ビタミンの大場加奈子さんが教えてくれた「乾燥わかめのシン・戻し方」は、30秒で乾燥わかめがシャキシャキに戻り、サラダや酢の物、和え物を作る時にわかめのおいしさが格段にアップする戻し方でした。

「わかめペースト」は思いもよらない使い方でしたが、お好み焼きをなめらかにふっくらとさせる効果があり、他の料理でも活躍しそうな可能性を感じました。

乾燥わかめは保存しやすいのでストック食材として常備していましたが、今までは乾燥わかめのおいしさを十分に活かしきれていなかったなと実感。

「乾燥わかめのシン・戻し方」と「わかめペースト」は、試してみる価値ありのレシピですよ!乾燥わかめのポテンシャルの高さを感じると思うので、ぜひお試しくださいね。

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