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婚姻届は土日や役所の時間外でも出せる? スムーズに提出するための注意点も解説

  • 2024.5.25

結婚が決まり、いよいよ婚姻届の提出。しかし、仕事の関係で平日は役所が開いている時間に行くのが難しいという人も多いでしょう。実は、役所の開庁時間外である休日や平日の夜間でも、婚姻届を提出することは可能です。そこで、時間外に提出する方法や、不備なく提出するための注意点なども詳しくご紹介します。

土日や時間外でも婚姻届は提出できる

婚姻届は、多くの自治体で時間を問わず提出することができます。平日の開庁時間外や土日祝日、夜間・早朝でも婚姻届の提出を受け付けてくれるため、仕事などの都合で平日昼間に提出するのが難しいカップルにとって、とても便利ですよね。

ただし、時間外提出の場合、開庁時間内とは違い、実際に書類が確認されるのは開庁してからの対応になります。そのため、開庁時間内なら窓口ですぐに内容を確認してもらえますが、時間外ではその機会がありません。婚姻日をずらしたくない場合は、事前に必要書類を万全にそろえておく必要があります。

また、時間外の場合は対応窓口が変わる場合もあるので、提出前に確認してから向かうようにしましょう。

婚姻届を提出するときに必要なもの

■婚姻届
役所の戸籍課窓口で配布されていますが、他市区町村の用紙を使うことも可能。また、Web上で好みのデザインの婚姻届をダウンロードして提出することもできます。夫・妻になる人および、証人2人の署名が必要です。

■本人確認の出来る証明書
運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど官公署が発行する顔写真付きの身分証明書を用意しておきましょう。

■印鑑
書類の訂正で必要になる場合があるため持参。旧姓のものも用意しておきましょう。

時間外に婚姻届を提出するときの流れ

STEP1:婚姻届を用意
婚姻届は、開庁時間のほか、時間外窓口でも入手することができます。役所以外のフォーマットでも可能ですが、役所によっては役所で配っている用紙しか受付けていない場合もあるので事前に確認しておきましょう。

<婚姻届として受理されないフォーマット>
・A3以外のサイズ
・記入欄にデザインがあるもの
・項目の順番やフォント、サイズを変更したもの
・普通紙や上質紙以外のもの

STEP2:婚姻届に記入
内容に不備がないよう、書き方の見本などをみながら必要事項を記入していきます。証人の署名を忘れないようにもらっておきましょう。なお、証人は18歳以上の成年で、ふたりの婚姻を認める人であれば親や兄弟姉妹、友人・知人・外国籍の方でも問題ありません。

STEP3:記入済みの婚姻届と必要書類を準備
時間外窓口では、婚姻届の記入ができないため、自宅であらかじめ記入したものを用意しておきます。本人確認書類なども忘れずに用意しましょう。

STEP4:役所の休日夜間窓口へ
開庁時は、戸籍課など担当窓口への提出となりますが、時間外の受付場所は、開庁時とは異なる場合が多くあります。事前に確認してから向かいましょう。

STEP5:窓口で書類を渡す
窓口に行き、記入済の婚姻届と必要書類を提出します。この時点では内容は確認されません。

STEP6:開庁時間に書類が確認される
提出した婚姻届は開庁時間に確認され、不備があれば連絡があります。不備がなければ提出日が婚姻日となります。書類に不備があった場合は、指摘された箇所を修正し、再度提出する必要があり、婚姻日も再提出が受理された日となるのでご注意を。

婚姻届の記入・提出でありがちなミス

記入漏れ・ミスがあった
婚姻届の本籍欄や署名欄、証人欄が空欄であるなど、重めの不備がある場合は婚姻届けが受理されないケースがあります。また、婚姻届は黒のボールペンで書く必要があり、いわゆる「消せるボールペン」は使用不可なので、気をつけましょう。

代理人が提出して内容に不備があった
婚姻届は、本人以外の代理人が提出することも可能です。ただし、記入内容に不備や漏れがある場合、代理人はその場で訂正ができないため、後日再提出が必要です。代理人に依頼するときは、記入ミスがないかよくチェックしておきましょう。

国際結婚で添付書類に不備があった
外国籍の方と婚姻する場合は、日本人同士の婚姻よりも必要書類が多くなるので注意。添付種類については、国籍によって異なるため市区町村の窓口に事前に確認しておきましょう。

婚姻届をスムーズに受理してもらうためのポイント

事前準備をしっかり行う
役所のウェブサイトなどで婚姻届の記入例を確認できるので、落ち着いて記入するようにしましょう。失敗したときのために、婚姻届は何枚か用意しておくと安心です。
わからないことがあった場合は、役所に問い合わせれば電話越しでも説明してもらえます。記入が終わったら、ふたりで記入内容を確認し合い、記入漏れや誤りがないかダブルチェックも忘れずに。本人確認書類や必要書類は当日になって慌てないよう、早めに用意しておきましょう。

役所でチェックしてもらう
婚姻日をずらしたくないなど、こだわりがある場合は、事前に役所で婚姻届を確認してもらう方法もあります。少し手間はかかりますが、内容に不備があればその場で修正できます。


このように婚姻届の時間外提出は、忙しいふたりにとって便利である一方、開庁時間に提出するよりも、注意すべき点が多くあります。婚姻日にこだわりがある場合は、特に入念にチェックをしておきましょう。

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