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<ドラマアカデミー賞>監督賞は「ふてほど」チーム『お互いの価値観を認め合えば前向きに生きていけるはず、というメッセージを貫けた』(金子文紀D)

  • 2024.5.24
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第119回ドラマアカデミー賞で「不適切にもほどがある!」チームが監督賞を受賞 (C)TBS
第119回ドラマアカデミー賞で「不適切にもほどがある!」チームが監督賞を受賞 (C)TBS

【写真】毎回話題となったミュージカルシーン

「不適切にもほどがある!」チームが監督賞

2024年1~3月放送ドラマを対象に開催した第119回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。監督賞は、阿部サダヲ主演「不適切にもほどがある!」(TBS系)を手掛けた金子文紀監督、坂上卓哉監督、古林淳太郎監督、渡部篤史監督、井村太一監督が受賞した。“昭和のおじさん”小川市郎(阿部)がひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップする同作は、「コメディーとしてのテンポ感や趣向を凝らしたミュージカルシーン」などを評価された。

チーフ演出の金子監督は、「昭和と令和のギャップを描きましたが、お互いの価値観を認め合えば前向きに生きていけるはず。第1話の『話し合いまSHOW』から最終話の『寛容になりましょう!』まで、そんなメッセージを描き通せたことは良かったと思います」と作品を振り返った。

ミュージカルシーンがインパクトを残した

投票コメントにもあったように毎回のミュージカルシーンが話題になった。第4話と第9話を担当した古林監督は「宮藤(官九郎)作品もミュージカルも初めての挑戦で、受賞できたのは、演出の相談に乗ってくれた頼もしい役者さんのおかげだと思います」、第6話を担当した渡部監督は「昭和のままの緑山スタジオで大人数のミュージカルを撮れて楽しかった。河合優実さんの歌も素晴らしかったです」と苦労しつつも充実の撮影だったことを語った。

多くの人に支持され6部門受賞となった今作。中でも脚本の宮藤官九郎は通算13度目の受賞となった。第3話を担当した坂上監督は「第3話は、八嶋智人さんが活躍する最もコミカルな回。宮藤さんの台本が面白過ぎるのが逆にプレッシャーでした(笑)」、第8話を担当した井村監督は「エンタメ要素と不倫の謝罪という社会的なテーマのバランスを取るのに苦労しました。でも、ずっと憧れていた宮藤作品を演出でき、夢のようでした」と思いを明かしていた。

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