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相談先がわからない健康上の不安は「かかりつけ医」の存在に期待

  • 2024.5.24
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出典:シティリビングWeb

森まどかさん

医療ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会正会員。医療専門放送局キャスターを経て独立。くらしにおける医療課題等を取材しメディア出演や執筆で発信

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相談先がわからない健康上の不安「かかりつけ医」の存在に期待

コロナ禍にその役割が注目され「かかりつけ医」という言葉をよく聞くようになりました。健康に不安がある場合に何でも相談でき、必要なときは専門の医療機関につないでくれる身近な存在の医師のことをいいます。

日本医師会の調査*では60代で約7割、70歳以上で8割以上の人が「かかりつけ医がいる」と答え、生活習慣病などの持病がある割合が高い世代にとって欠かせない存在です。

一方、20代30代では3割前後にとどまり、「あまり病気にかからないから必要ない」と感じている人が多いようです。医療機関を受診する時間を作り出すことが、そもそも難しいのかもしれません。

でも、何気ない体調の変化に不安を感じたり、痛みやかゆみが長くつづいてもやり過ごしたりしていませんか?自分では「医師にかかるほどではない」と思っても、病気につながるサインかもしれませんし、女性ホルモンの影響による体の変化は治療によってコントロールできるものが多くあります。

だから、働く世代の女性には婦人科の「かかりつけ医」を持つことをおすすめします。

貧血や肌荒れ、気分の落ち込みなども月経や子宮の病気と関係していることがありますし、もちろんほかの診療科での診察や検査が必要となれば紹介状を書いてもらえます。ふだんからコミュニケーションをとっている医師であれば妊娠の希望がある場合の相談などもしやすいでしょう。

安心して働くためにも、婦人科の「かかりつけ医」を中心にした自分の健康マネジメントを考えてみませんか?

出典:「第8回 日本の医療に関する意識調査」日本医師会総合政策研究機構

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「かかりつけ医」を探してみよう ※写真はイメージ

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