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日本とは一味違う!?ベルギーの「母の日のプレゼント」のチョイス

  • 2024.5.24
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まいどおおきに!

毎年のように「ベルギーで母親をやっていて良かった」と思っている系オカン、さとえみです。

ベルギーは子どもファーストな土地柄というのもあると思うのですが、「子どもを育てているお母さんのことを大事にしましょう」「感謝しましょう」という考えが根強いと感じる場面が多いです。

そのひとつに『母の日』があります。

我が家の三姉妹が通っていた小学校では、母の日に向けて授業でプレゼント作りを行います。

普段は本格的な工作をほとんどしない学校なので、プレゼント作りと言っても似顔絵やメッセージカードなどを思い描いていたのですが……。

どうやら、母の日は特別枠だったようなのです。

今回は、そんな特別な母の日のプレゼントの一部を紹介したいと思います。

カーネーションや似顔絵ではなく……?「使えなきゃ意味がない」と思っているフシがあるプレゼント

チョコレートの本場なのに、バレンタインはチョコレートのイメージでは定着していないベルギー。

母の日も、カーネーションというイメージは濃くないんです。

母親の似顔絵を描く時、日本ではカーネーションも一緒に描いたりしますが、そういうのもありません。

母の日のプレゼントに多いものといえば、「日常使い」ができるようなもの。

例えば……

まず、実用的すぎて賛否両論ありそうな「洗濯ばさみを入れておく袋」です。

普段家事をやっているであろう母親に、さらに家事をやれっていうメッセージになりはしないかとハラハラする作品に昇華されております。

しかし、これを作るのは小学校低学年の頃。

子どもがさらに小さかった頃の下着を縫い合わせたものに、絵を描いたり飾りをつけたりして作るので、母親にとっては「いつまでも小さかった頃の子どもたちの思い出にひたれる」という仕組みになっています。

我が家は下着を用意してくださいと言われた時にちょうど良いものがなかったため、学校側が用意した全然知らない子の古着で作られていたのですが、「うまいこと考えたな」と思いました。

次は、子どもが字やイラストを彫ったグラスです。

これも毎日使う系の物なので、すごく実用的。

我が家の子どもたちが通っていた小学校では、普段はほとんど工作をしなかったので、曲がったガラスの表面を削るための機械があることに驚きです。

このためにわざわざ借りたりしているのでしょうか……?

(それほどまでに実用的なプレゼントにこだわりを見せるのもすごい。何か理由があるんやろうか……?)

次はほっこり系です。

子どもたちが考えた、母へのメッセージがたくさん入っている瓶。

なんでも「嫌な気持ちになった時やさみしくなった時、元気がない時にこのビンを開けると、幸せになれる」そうなのです。

「毎日開けると、毎日幸せになれる」とも。

(どうやら、やはりなんとしても日常的に使えるものを贈りたいようですね……?)

最後は手作りのジャムです。

工作と同様に、家庭科の調理実習などもほとんどやらない小学校に通っていたので……。

え?設備は?衛生面は?賞味期限は?

と、疑問符の嵐です。

瓶に入っていますが、ジャムを入れる前に煮沸消毒しているのか……?

そんな疑問を、キラキラした目でジャムを渡してくれる子どもに聞けるはずもなく。

意を決してパンにジャムを塗って食べ、次の朝までなんともなくてホッとしたのを覚えています。

ジャムも日常的に食べるし、美味しいもんね?

でも、どうしてそんなに「使える」ものばかりなのか?

母の日のプレゼントとは?

母とは……?

そのバランス感覚やセンスが新鮮で、「なぜこのアイテムなんやろう?」と考えるのが、毎年ひそかに楽しいです。

さて、オカンの灰色の脳が答えを導き出せる日は来るんでしょうか……?

ほなまたね!

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