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山﨑賢人が演じた最高の漫画キャラは? 再現度完璧な成功作(2)ぶっ飛んだギャグも違和感なし…その理由は?

  • 2024.5.24
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山﨑賢人、橋本環奈【Getty Images】

マンガやアニメの実写化が話題を呼ぶ一方で、「キャラの再現」は役者にとって難関だ。原作ファンの愛ゆえの酷評を受けてしまうリスクもある。しかしその中で、「実写化請負人」と称されるほど実写作品における代表的な俳優が山﨑賢人だ。今回は、山﨑賢人主演の実写映画から、特に高評価を得た作品を紹介する。第2回。(文・ジュウ・ショ)

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『斉木楠雄のΨ難』(2019)
監督:福田雄一
原作:麻生周一
脚本:福田雄一
出演:山﨑賢人、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮
上映時間:97分

【作品内容】

PK学園に通う高校生、斉木楠雄(山﨑賢人)。ひとりで目立たず、普通に生きたいのに、彼が隠しているのはとんでもなくヤバイ超能力。年に一度の文化祭の日、穏やかに過ごしたいだけだった。が、ワケありのクラスメートたちに囲まれ、とんでもなく、くだらない騒動が巻き起こる…!

【注目ポイント】

原作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された、ギャグ漫画作品である。

山﨑演じる主人公・斉木楠雄は、まずビジュアルからしてぶっ飛んだキャラクターだ。髪は派手なピンク色に、触覚のようなアンテナのついた装置を頭につけている。

その派手な外見に反して、目立つことを避け、平穏な日常を求めて日々過ごしているため、顔は常に無表情。

「この原作ビジュアルでは、イケメンの山﨑賢人もさすがに……」と思ってしまう所だが、これが奇跡的にかっこよく仕上がっているのである。

このキャラでイケメンを保てるという顔の良さも、「実写化請負人」となった所以の一つかもしれない。

また本作は映画作品としての評価も高い。本作でメガホンを取った福田雄一監督は同じく少年ジャンプの漫画作品『銀魂』(集英社)を実写映画化しており、こちらも成功を収めている。

福田監督は、監督作品に常連する俳優やスタッフ含めて通称「福田組」と呼ばれることも多く、コメディー作品を得意しており、本作も、原作がギャグ漫画であることから親和性が高かったのだろう。

福田組の作風が見事に原作とマッチしたことが、本作の山﨑の評価を高める要因になっていることは確かだ。

ちなみに山﨑はじめムロツヨシ、賀来賢人、橋本環奈などのキャスト陣が仲睦まじくふざけ合うメイキング映像YouTubeにアップされており、今なお再生回数を伸ばしている。

公開から時間が経った今でも人気の高さが伺える作品だ。

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